東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

久々の池

2023年06月11日 | トンボ
河川に行ってみると、案の定、濁流。

Nikon D810+AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED
川はダメか...ならば、何処に行こうか迷った挙句、
久しぶりにトンボ観察にのめり込んだ頃に良く訪れていた池に入ってみた。すると...

Nikon D810+AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED
スゲ~!そこには目を疑う理想的なトンボ沼が広がっていた。当時は岸辺にキショウブが少し生えていた程度で、水面に植物がない完全にオープンウォーターだった。ところが今は抽水植物のミクリが少し見られ、水面にはヒメビシとタヌキモが繁茂した池に様変わり。違いが分かる様に当時の環境写真も撮っておくべきだった事に後悔している。トンボそのものの観察も大事だが、トンボが棲む環境を知る事が一番大事。とりあえず池に入って岸辺に目を向け羽化チェック。すると...定位中のヤゴを発見。

アオイトトンボ ♀ 羽化の一連








全てNikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
前日の大雨が影響して、羽化を遅らせたのか、それともトンボの気まぐれか?
週末、久しぶりの晴れ。山にも行きたかったのでここで羽化観察は打ち切り。

帰り道の林内には嬉しい事に、モノサシトンボの姿が多く見られていた。

モノサシトンボ ♂

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED

モノサシトンボ ♀

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
ここは東京都絶滅の危惧にある、オオイトトンボとセスジイトトンボの記録がある場所であり、
それらが好む植生環境にある事から、再び梅雨晴れの週末に訪れてチェックしたい。
オオイト、セスジイト、久しぶりに観たい。

撮影:6月4日


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