東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

アオヤンマ

2009年12月31日 | トンボ
今年を振り返って印象に残った昆虫達を紹介していきます。

僕が昆虫写真を撮ろうと意欲をかき立られたのがこのアオヤンマがきっかけだった。最初はコンデジを片手に池の周りを歩きながらイトトンボなどをマクロモードで撮影していた。そんな最中に目の前のガマの中を縫うように飛翔する少し大きなトンボが目に入った。ギンヤンマか?と思ったが大きさと体色が違う!子供の頃、昆虫少年だったので ある程度は知っているつもりだったが見た事もなく図鑑にも記載されてない始めて見るトンボだった。ガマの色と同化しているのと独特の飛翔行動で直ぐに見失ってしまう!どうしても気になってしまい友人である昆虫博士のKEN氏に こんなトンボがいるんですが...と説明すると、それアオヤンマですよ!と回答が返ってきたのだった。どうしても気になり翌日にアミを持って採集確認に行き見事採集成功!まさにそれは始めて見るアオヤンマ!!!!複眼が物凄く美しいく見惚れてしまったのだ。このアオヤンマを美しく撮影したい!思いがこみ上げて来た。いろいろとネットで調べた結果、デジタル一眼レフカメラ Nikon D80とマクロレンズを無理やりカミサンを言い負かし購入した。そして念願のアオヤンマを綺麗に撮る事が出来た。
これが僕のアマチュア昆虫写真家の始まりである。

まだ若い固体だが目の前で止まっている姿を始めて撮影できた。


アオヤンマは尋常でなく敏感で近づけないトンボという印象が強い。
かなり遠目だが産卵シーンも撮影できた。ガマの茎の中に埋め込むように産卵していたメス

次回はペアリングと更に接近した産卵シーンを撮影したい。
各地で目撃はするものの個体数は少なく一ヶ所に2,3頭と非常に稀少なトンボである。
6~7月にヨシやガマが群生する池で観察できます。

レンズ AF-S VR Micro Nikkor ED 105mmF2.8G(IF)

撮影地:都内某所 2009年6月撮影


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