東京昆虫記

東京の自然環境に棲む昆虫たちの生態写真
.My Real Insects Photo Style in Tokyo.

7月下旬の羽化

2024年07月29日 | トンボ
この土曜日は登山に自然観察とワインが大好きと言うSさんをお誘いして都下の昆虫観察ツアーへ。
朝一はもちろんトンボの羽化観察からスタート。

カトリヤンマ 雄(羽化後)

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED

リスアカネ 雌(羽化後)

Nikon D810+AF-S Nikkor 20mm f/1.8G ED
セミの羽化と同じく日没後に植物に登り、夜間に羽化を済ませているので、飛ばずに残っていてくれる個体を、明るくなり始めた湿地で目を凝らしながら探す作業。外敵に襲われる危険を本能に持つので、ちょっとした変化や揺れを察知されてしまうと、たちまちサヨウナラ...翅を開いて殻にしがみついている個体の撮影は、昆虫撮影の基本であるファインダーを覗きながら直線的にゆっくり近寄るのが鉄則。

ホソミオツネントンボ (2雌の羽化)

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
ホソミオツネントンボはカトリヤンマやリスアカネより羽化開始の時間帯が遅いので、早朝でも羽化に間に合う個体が多い。羽化に利用する植物が少ない場所でも上下ダブルでの羽化は珍しい。下の個体は翅を伸ばしている段階。贅沢を言うとオスメスだったら更に良かった。

撮影がひと段落して辺りを見まわせば、羽化後の個体がそこかしこに見られていた。

オツネントンボ 雌(未成熟)

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED

アキアカネ 雌(未成熟)

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
カトリヤンマの羽化殻に静止する面白い場面。

いつもながら楽しそうに撮影しているSさん

Nikon D810+AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G ED
曇り空なので涼しい内にミヤマクワガタをとりに山林へ行きましょう...

撮影日:7月27日