先日、街中のあまり好ましくないような場所を歩いていたら、若い男女が喧嘩をしていたのか、女性の方が"Fuck off! Get out!"と何度も叫んで、早足で立ち去って行った。まれにこんな状況に出くわすことがあるが、これぞ生きている英語だと思わされる。どちらも「あっちへ行け!」の語調を強めたような表現だが、"fuck off"は"masturbate"という意味で、「あっちへ行って独りでやってろ!」というようなニュアンスが込められているに違いない。そういう表現があることは知っている必要があるが、まともな精神状態にある時に使ってはいけない。"Get out!"はもう少し丁寧に言うと、"Get out of my sight!"あるいは"Get out of here!"といったところだろう。"out of"の発音はしばしば"outta"になる。"Get outta here!"なんかは日常生活でも時々耳にするが、それは「出て行け!」という意味ではなくて、「ばかなことを言うなよ!」と相手の冗談に応える時に使われる。"No way!"もそんな場面でよく使われる。