年末から年始にかけて、今年はどこにも出かけなかったので、少しの時間だけだが休暇中は毎日職場に顔を出していた。そして1月2日。日本はまだ三ヶ日だが、噂通りカナダの人の多くはこの日が仕事始めである。いきなりフル回転で働くわけでもなく、夕方はやや早めにみんな帰って行って、いつの間にか回りには人がいなくなってしまった。まだJulieが残っていて、"You're all by yourself."と言って帰って行った。この"all by oneself"は「全て自力で」という意味だけでなく「たった独りで」というような意味もあることを、後で知った。そして3日の夜、帰ろうとすると幸運なことにJulieだけが血眼になって仕事をしながら残っているではないか。"You're all by yourself." 覚えたらこうやって使っていないと、すぐに忘れてしまう。