Keep Your Stick on the Ice!

カナダで出会った生きている英語

They started going out.

2007年01月14日 | Weblog
 この週末、ChristianのアパートにはOttawaにいる妹とそのboyfriendが遊びに来ているらしい。彼は"my sister"と言っているだけで、実は姉か妹かよく分からないのだが、なんとなく僕と同じく長男であるような気がするので妹とした。彼には僕と同じように2人の"sisters"がいて、もう一人はHawaiiで医師になるべく勉強しているようだ。日本の文化には儒教の影響が色濃く残っていて、兄弟姉妹の上下関係は重要であり、それを知らなければ、こうやって日本語を書き記すことすらできない。伯母や叔母といった表現も然りである。妹たちは僕のことを普通は「お兄ちゃん」と呼ぶし、僕は彼女らをファーストネームで呼びつける。逆に妹や弟が、姉や兄のことをファーストネームで呼ぼうものなら、家族間はともかく、周りに違和感を与えることになる。たった数年の違い、いや場合によっては数十秒の出生時刻の違いで上下関係が作られる。それに対し、こちらでは単に"sister"や"brother"であるし、お互い、ファーストネームで呼び合うのが普通だ。兄弟姉妹の上下関係など、どうでもいい。今さら妹たちに対する僕の上位を崩す気はないが、せめて子供たちには、同世代間の年功などに縛られない生活を送って欲しいと思っている。ところで、そのboyfriendとは初対面かと尋ねたら、なんとChristianのもとからの友人だという。そして"They started going out."、つまりその後に交際が始まったらしい。"going out"は単に「外出する」という意味だけでなく、「異性とつきあう」というような意味でよく使われる。僕にしてみれば、ちょっと避けたい状況だ。こんな会話をそばで聞いていたLarsが"Then they started making out."なんて言っていたが、"make out"も覚えておきたい俗語である。