食いしん坊ケアマネ の おたすけ長屋!

困ったら、悲しかったら、ツラかったら、
「長屋付き合い」を始めようよ!
現代版人情長屋に寄っといで!

恐るべし、井戸端会議力!

2010-09-12 | 出来事
このところ、事務所近くにあるエントランスがとても賑やかです。





一人掛けのソファが四つと、清涼飲料の自動販売機があるだけの小さなスペースですが、そこでお喋りの花が咲いています。

今日は日曜で面会が多かったことも手伝ったのでしょうか。

特に午後になると、ご入居者がそこに集まって、盛んにお話をされていました。





皆さん九十歳前後の同世代です。

楽しげな話に耳を澄ませると、会話としてはズレていて一見成り立っていないのですが、感情はちゃんとクロスしているようです。

やはり、人間つまるところ、「意味」ではなく「情感」ですネ…。





さてそこに、つい先日入居したばかりのAさん(女性)も加わりました。

どちらかと言えばハッキリとお話にならない方なので、

「大丈夫かな…」と、少し思っていたのです。

いつの間にか、その四つのソファは全て女性で占められていました。

すると、「そうよ、そうなのよ!」という大きい声が聞こえてきました。

え、まさか?…と思って見ると、その若々しい声はやっぱりAさんのものです。





入居してしばらくの間は緊張で声が出ない…ということはよくあります。

スタッフがいくら問いかけても、なかなか心を開かない…ということも、しばしばあるのです。

ところが、ものの二十分くらいの「井戸端会議」が、見事にAさんを活性化させたのですから、恐ろしいものです。





ほとんど偶然のように起った出来事でしたが、恐らくここには大きなヒントが隠れている…と思いました。













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