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臍下の一点

2010-10-18 | 
今日は、合気道教室で初めて「実技」を習ってきました。

とは言え、合気道ではなく、「気の健康法」というマイルドなコースです。





私はジャージとTシャツを持って、道場に行きました。

今日の師範は、背が高くて、笑顔が爽やかな男性でした。

しゃべり方にどことなく落語家風のユーモアと洒脱があり、私の緊張した心を和らげてくれました。





ところで、道場は壁の一面が鏡になっているのですが、私はそこに写った自分の姿にビックリ…。

「だれだ、このブヨブヨのオッサンは??」

いやあ、驚きましたね。私は毎日、世間にこんな醜態を晒していたのか…。

そこでほどんど帰りたいほどメゲましたが、なんとか踏ん張りました。





さて、まず柔軟体操から始まったのですが、もともと硬かった私の体は、更に漬物石のようにガチガチになっていたのでした。

正座を五分してから立ち上がるだけで、私はヨロけてしまうのです。

それにしても、ここまで身体が劣化していたとは。

そのあと、いろんな姿勢を取ったのですが、そのたびに情けない「チュウネンオヤジ」のポージングになるのです。

いやあ、参りましたねエ。





でも、今日はとても良いヒントを頂きました。

ここの流派では、次の四点が大事だ…と、言うのです。

一、全身の力を完全に抜く

一、身体の全ての部分の重みをその最下部におく

一、気を出す

一、臍下(せいか)の一点に心を沈め、統一する


このうち、最後の「臍下の一点」がもっとも大切らしいです。

臍下とは、「ヘソの下」ですね。ここに気持ちの中心を置く…というのです。

こういうお話は、他でも聴いた事がありますね。

古くから臍下丹田などという言葉もあり、ヘソの下はとても重要な部分と言われています。

お釈迦様も、この丹田呼吸こそ悟りの道…と説かれた、と言っておられます。

いつもクヨクヨと仕事や自分の将来の心配をしている私は、こういう「頭より身体に訊け!」的なメソッドには、ほとんど本能的に惹かれるのです。





一時間のお稽古が終わると、私はすっかり汗ばんでいました。

挨拶をしてから、私は、自分が何を求めて道場を訪れたかを、師範に告げました。

すると師範は、もういちど「正しい姿勢と臍下の一点」を、授けてくれました。そして、

「オヘソの下にどらえもんのポケットがあって、そこから全部捨てちゃう…みたいなイメージで良いと思いますよ」

と。言ってくれました。

それは確かに、「けっこう楽になる」言葉でしたよ…。





さて、これから、ここで本格的に学んでいこうかなア。

帰ってきてしばらくすると、右ひざが微妙に腫れています。

あの、僅かな運動で痛んだのだろうか。それとも正座で?

合気道の道場の前に、まずラジオ体操を始めるべきなのかもしれない…。
















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