つながり動画

今日のニュースは、You Tube に「尖閣列島沖の中国漁船衝突事件」の画像が流出…というもの一色でした。





私も少し見ましたが、中型漁船が巡視船にコツンとぶつけた…という感じで、「スゴイショック」という絵ではありません。

でも、政治的には国内外ともとても大きい影響を与えること必至ですね。

何にしても「世の中変わってきたなア」と感じます。





ニコニコ動画という動画投稿サイトがあります。

ここに数日前、小沢民主党前幹事長が生中継で出演しました。

それに対して民主党の元代表のひとりが、テレビ番組の中で、

「ニコニコ動画に出る前に国会に来い」

と言ったそうです。

その発言自体が、世の中の変化を現しています。

既存のメディアは批判やしがらみが怖くて、小沢さんの言葉をそのまま伝える…ということは出来ない。

でも、ニコニコ動画は、それを恐れる必要がない。これはかなり決定的です。





私はその画像も観ました。

別に小沢さんを見直した…ということもないけれど、やっぱりナマで肉声を聞けるというのはいいことだ、と思いました。

それと、久しぶりにニコニコ動画を見て、ずいぶん変わったな…と思いました。

今や視聴者は一千万人を超え、有料会員も百万人を超した…とか。

私もこの数日はけっこうハマッテいます。

それだけの規模になると、あまりインビなものは人気がなくなり、動画に被さる「感想」も、共感できるものが増えてきています。

だから以前のように、長く見ていて殺伐とした気持ちにならないし、むしろ「つながり感」があるからです。

「簡単なカメラとマイクがあれば誰でも投稿でき、それに感想が書き込める。双方向の関わりコミュニティになればいい」

主催者の一人は、そんな考えでいるようですが、確かにそれは魅力的な共同体ですね。





地上波、大新聞、大手出版社が独占的に持っていた「送り手の力」は、今後間違いなく、少しずつ低下していくでしょう。

ネットがそれに取って代わる…とは一概に言えないけれど、もっとも大きな可能性をもっていると思います。

そして、ネットの属性としての双方向性は、新しいメディアの一番の利点でもあります。











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