スズメとひばり

今日は、新しい方が入居されました。



今年初めてのご入居者でしたので、けっこう緊張し、疲れました。

そのほか、今日は色んな訴えもありましたので、午後八時に仕事を上がってからは、チャリンコ飛ばして一直線。

とは言え、いつものように惣菜と焼酎を近くのスーパーで買って、家に帰りました。



で、家に着くと、もう、毎度の夜のパターンです。

おとといから石川さゆりの「天城越え」に嵌っている私は、今日も、二度、三度と歌いました。

それにしても、その歌詞がスゴイ。

「誰かに盗られるくらいなら　　あなたを殺していいですか」

…って、いいわけないじゃん！

しかし、若い頃は「演歌なんか」って馬鹿にしてたのに、いつの間にか演歌の歌詞が染みるようになってきたんだよなア…。



なんて思いながらYouTube探索をしているうちに、なぜかエディット・ピアフに行き着いた。

これがまた良かったんですね。はまりました。

ともかく声に力がある。芯が強い声…といおうか。

それと、フランス語は全く分からないんだけれど、「歌詞の魅力がスゴイんだろうなア…」と、ヒシヒシと感じられる。

ピアフは、とても小柄な女性でした。「ピアフ」とはフランス語で「スズメ」という意味だそうです。

ですから本名じゃなくて愛称で、それが芸名となりました。

エディット・ピアフは、死後五十年近くたった今でもフランスでは広く愛され、全く別格の存在だとか。

それを知って、美空ひばりを連想しました。スズメとひばり…。

日本の歌手が歌うシャンソンも、ずっと「なんで日本人が」と思ってたんだけど、今日、越路吹雪や金子ゆかりを見て、グッと曳きつけられました。

これも、年をとったおカゲかなア。



でも、今日のご入居者は越路吹雪よりずっと年上の方なんですよね。ピアフとも三つしか違わない。

そう考えると、改めて「得がたい仕事だな」と思ったりして。

ちょっと、強引な感想だったかな。

でも、けっこうスゴイことですよネ…。



どうも、お粗末さまでした。






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