今日の6時半過ぎ、仕事を終えた若いスタッフが事務所にしばらくタムロしていた。
あんまりギャアギャア騒ぐので、まだ当分上がれそうになかった私は、
「静かにしてくれよ!」
と、怒鳴ってしまった。
マッタクよう!
…とは言え、まだ二十代前半の彼らを見ていると「よくやるなあ」と、内心では思っているのである。
自分が二十代の頃に、「老人ホームで働け」と言っても、とうてい無理だったろう。
もちろん、時代状況は全く違う。
就労状況がずっと悪くなり、高齢者は圧倒的に増えた。
老人介護は若者のありふれた職種になった。
それにしても、23、4歳で、認知症の高齢者を相手にするのは、そうとうシンドイことであろう。
彼らがオフの時間で羽目を外したくなっても、やむを得ないと思うのだ。
ここのところ、帰宅願望の強い入居者が増えている。
「こんなところにいたくないよオ!」
つまりは、そういうことだ。
でも、認知症の高齢者を家庭でみるのは大変なことである。
職員にはオフがあるが、家族にはそれがないからだ。
今日は、だいぶ長い時間お話を聞いた。
お話になることは、事実ではない。現実ですらない。
でも、真実を含んでたりする。
その「真実」が、家族にとってはエグるような、つらいものだったりする。
「長生きヨイコト」と、単純に言ってばかりいられないのです…。
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あんまりギャアギャア騒ぐので、まだ当分上がれそうになかった私は、
「静かにしてくれよ!」
と、怒鳴ってしまった。
マッタクよう!
…とは言え、まだ二十代前半の彼らを見ていると「よくやるなあ」と、内心では思っているのである。
自分が二十代の頃に、「老人ホームで働け」と言っても、とうてい無理だったろう。
もちろん、時代状況は全く違う。
就労状況がずっと悪くなり、高齢者は圧倒的に増えた。
老人介護は若者のありふれた職種になった。
それにしても、23、4歳で、認知症の高齢者を相手にするのは、そうとうシンドイことであろう。
彼らがオフの時間で羽目を外したくなっても、やむを得ないと思うのだ。
ここのところ、帰宅願望の強い入居者が増えている。
「こんなところにいたくないよオ!」
つまりは、そういうことだ。
でも、認知症の高齢者を家庭でみるのは大変なことである。
職員にはオフがあるが、家族にはそれがないからだ。
今日は、だいぶ長い時間お話を聞いた。
お話になることは、事実ではない。現実ですらない。
でも、真実を含んでたりする。
その「真実」が、家族にとってはエグるような、つらいものだったりする。
「長生きヨイコト」と、単純に言ってばかりいられないのです…。
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