食いしん坊ケアマネ の おたすけ長屋!

困ったら、悲しかったら、ツラかったら、
「長屋付き合い」を始めようよ!
現代版人情長屋に寄っといで!

不具合な真実

2010-08-15 | 入居者、家族
今日の6時半過ぎ、仕事を終えた若いスタッフが事務所にしばらくタムロしていた。





あんまりギャアギャア騒ぐので、まだ当分上がれそうになかった私は、

「静かにしてくれよ!」

と、怒鳴ってしまった。

マッタクよう!





…とは言え、まだ二十代前半の彼らを見ていると「よくやるなあ」と、内心では思っているのである。

自分が二十代の頃に、「老人ホームで働け」と言っても、とうてい無理だったろう。

もちろん、時代状況は全く違う。

就労状況がずっと悪くなり、高齢者は圧倒的に増えた。

老人介護は若者のありふれた職種になった。

それにしても、23、4歳で、認知症の高齢者を相手にするのは、そうとうシンドイことであろう。

彼らがオフの時間で羽目を外したくなっても、やむを得ないと思うのだ。





ここのところ、帰宅願望の強い入居者が増えている。

「こんなところにいたくないよオ!」

つまりは、そういうことだ。

でも、認知症の高齢者を家庭でみるのは大変なことである。

職員にはオフがあるが、家族にはそれがないからだ。





今日は、だいぶ長い時間お話を聞いた。

お話になることは、事実ではない。現実ですらない。

でも、真実を含んでたりする。

その「真実」が、家族にとってはエグるような、つらいものだったりする。





「長生きヨイコト」と、単純に言ってばかりいられないのです…。














にほんブログ村 介護ブログ 高齢者福祉・介護へ
にほんブログ村





コメントを投稿