食いしん坊ケアマネ の おたすけ長屋!

困ったら、悲しかったら、ツラかったら、
「長屋付き合い」を始めようよ!
現代版人情長屋に寄っといで!

使用人の悦楽

2010-06-06 | 入居者、家族
今日、入居がありました。





このところ、ご家族が弁護士…という入居者が続いています。





もともと、私のホームはやたら社会的なステータスの高い方の親族が入居されてきました。

ほとんどの入居者は女性なので、御母堂か奥様…ということになります。

昨年までは、医師、大企業の役員、中堅企業のオーナーと言った方が「身元引受人」に名を連ねていました。

今年に入って、多少「庶民化」した傾向がありましたが、ナンノナンノ、まだまだ大したものなのでした。





今日、そしておととい入居された方の息子さんは、ただ弁護士であるだけでなく、Googleで検索するとたくさんヒットする、有力で立派な方々です。

そういう方と仕事ができることについて、別に私が努力したわけでも何でもないのですが、誇らしげな気持ちになるのはなぜでしょうか。

この感情を私は、あえて「使用人の悦楽」と呼びたい。

つまり「私の仕えるご主人様はとってもオエライのよ!フン!」という気持ち。





(なんで「使用人」なんだ!)

(確かに有料老人ホームはサービス業ではあるが、そんなにヒクツになる理由はない!)

という「正論」も聞こえてきそうです。

でも、もう、良いんだ、そういうのは。





それに、別にヒクツになっているワケではありません。

ただ、「デキル人はデキル」のです。頭脳、意志、行動力、体力、もしくは特殊な才能…。

ほとんどの場合、そういった点で優れているからこそ、資産を築けたのです。

そして、生き馬の目を抜くような世界で勝ち残ってきただけに、人物を見る視線もスルドイ。

そういった方々に「なかなか頼りになる使用人じゃないか」と思って頂けたら、それはそれで光栄なことだと思うのです。





まあ、そうとでも思わないと、やっていけないところもあるけどネ…。











にほんブログ村 介護ブログ 高齢者福祉・介護へにほんブログ村







コメントを投稿