第907話.ウクライナに関するデタラメ報道 パート(19)タッカーカールソンの見るダム破壊の犯人(改)

2023-06-11 02:15:40 | ★改善・変更の要る仕組み 仕来り 風潮 法律
湖畔人です。

今週末もまた仕事でブログを書けるか微妙だったのですが、本当の事を言い過ぎてFOXをクビになったタッカーカールソンのツイッターでの意見発表があり、アクセスが1億回を超えたというので、観てみたところ、そこでウクライナについてコメントがあったのでシェアをします。

ロシアが作り、現在実効支配をしている欧州最大の原発とその水源のダム、ヘルソンのカホフカ水力発電所のダムが壊され決壊し、水が流れ出し、ロシア系住民の住むエリアが広範囲で水没し、ロシアの黒海艦隊のいるクリミアは水源を失いました。原発はメルトダウンの危機に晒されます。

ロシアにとっては、大打撃ですが、アメリカの全ての主要メディアと、そこに出演する専門家たちは皆そろって、"あれはロシアの仕業だ、プーチンがやった"と言う状況にタッカーが苦言を呈しています。

で、彼らがプーチンがやったと言う、その根拠は、"何故なら、プーチンは悪人で、ゼレンスキーは善人で英雄だから"、と言う、根拠のない主観的な理由からそう主張しているのです。

嘗て、9.11はサダムフセインが起こしたとし、結果、アメリカはイラクに攻め込みサダムフセインを処刑し、後でサダムフセインは関係がなかったと判明しましたが、それを煽ったブッシュ政権の補佐官のビル クリスタルは、”ダム破壊はプーチンのせい、何故ならプーチンは悪で、ゼレンスキーは善だから”と言います。はいはい、フセインの時と同じなんでしょうね。

そして、クリスタルが仕えたブッシュジュニアは、“ゼレンスキーは、現代のチャーチルであり、聖人であり英雄である"とゼレンスキーを讃え、ウクライナ支持を訴えます。

嘗ての国連大使で、現、共和党の大統領候補のニッキー ヘイリーも、"ウクライナの勝利は自由の勝利、アメリカの勝利だ、だからアメリカ人はウクライナを支援しなければならない"と言います。

主要メディアは、繰り返し、"プーチンは悪、ゼレンスキーは善で、英雄、ウクライナの勝利は自由の勝利でアメリカの勝利、だからアメリカ人はウクライナを支援しなければならない"と訴えかけます。

でも、繰り返しますが、水没した市民はロシア系の現ロシア国民で、この決壊で、重要な軍事拠点のクリミアも困り、原発もメルトダウンの危険におかれており、このダムの決壊は、ロシアにとって困ることはあっても、何一つメリットがないのです。

しかも昨年末、ワシントンポストは、ウクライナの将軍の意見として、ウクライナ兵が、アメリカから支給されたロケット弾のテスト発射を同ダムに向けて実施していた、と報じていましたが、その事実からも、ダムの破壊は、ウクライナ側の仕業と考えて間違いないのです。

なので、普通に考えるとウクライナの仕業です。

しかも彼らが聖人か英雄と言い、死んだ魚のような眼をし、汗臭そうなトレーナーを着たネズミのようなゼレンスキーが、共和党上院のリンジー グラハムの訪問を受け、二人は下記の様な会話を交わします。"この戦いは、自由か死かの戦いだ。ウクライナは自由を得、ロシアは死ぬ。そのロシア人達を殺すためにアメリカの援助金が使われるのは過去最高のお金の使われ方だ。フフフ。"と口元に薄ら笑いを浮かべながら、そうした恐ろしい言葉を二人のオジサンたちは交していたのです。

はい、はい、善人ですよね、えー、間違いありません。血に飢えた悪魔二人の会話のように見えるけど、きっと二人とも善人で聖人で英雄なのでしょう。

でもどう考えてもオカシイですよね。

最近では、"『私は女だ』とオジサンが自己主張をすれば、その人は女なんだ、間違いない”と言うLGBTQ的なポリコレな主張が繰り返し報じられているが、これも同じ事で、こうしたメディアの姿勢は、タッカーに言わせると、同じようなフレーズを反復することで、人々に信じ込ませたい内容を刷り込ませる"トートロジー"と呼ばれる洗脳テクニックが使われているのだ、と言います。この自分たちの信じ込ませたいフレーズをひたすら繰り返すこの”トートロジー”と言う洗脳法が今のメディアと政治の世界で主流のやり方になってしまっている。嘗てはこのやり方は、バカしかやらない方法だったが、今では政治もメディアの主流だ”、とタッカーは嘆きます。

また、”こうした洗脳工作の結果、アメリカ国民はメディアの背後にいる人達によって、彼らが人々に信じ込ませたい内容をだけを刷り込まされ、信じ込まされ、洗脳されて、結果、真相を全く知らない世界一の情報弱者達になってしまっているのだ。嘘の情報ばかり繰り返し流され続け、騙され続け、バカになってしまっているのだ”、とタッカーは嘆きます。
彼に言わすと、”タジキスタンの放牧農民ですら、ノルドストリーム一号爆破の犯人がウクライナの仕業だと知っているのに、いまだに多くのアメリカ人達は、ノルドストリーム一号の爆破がプーチンの仕業だと信じ込まされている。ヤクの放牧をするタジキスタンの放牧農民にも劣るのだ”、とタッカーは嘆きます。”タジキスタンの放牧農民は、ダムの破壊がウクライナの仕業と知っているし、スカートをはいた自称女性のオジサンが単に変態の男なんだとフツーに知っている、それが当たり前の事なんだけど、それすらできず、情報を制限され、メディアの背後にいる人達(DS)が我々に信じ込ませたい内容だけを信じ込まされてバカになっているのが今のアメリカ人であり、アメリカは狂っていると言わざるを得ない”、とタッカーは嘆きます。

“そしてこの状態は、皮肉なことにソ連時代のロシア国民と一緒だ”と、とタッカーは言うのです。

“当時のロシア国民はソ連の政府により情報を統制され、"アメリカ人は人種闘争で疲弊し、東欧に憧れている気の毒な存在"と信じ込まされていたが、ほんの一部のロシア人達は、短波ラジオをこっそり聴いていて、その短波ラジオを通して、西側の自由世界のすばらしさ、真相を知っていた(昔の話です、今は真逆)。今の我々はツイッターを通して、辛うじて真実を知っている。嘗ての短波を聴いていたロシア人と一緒だ”、とタッカーは嘆きます。

また、”最近、UFOの墜落と宇宙人の情報に関わっていた元空軍の軍人が、アメリカ政府は何十年もUFOの墜落と宇宙人の情報を隠蔽し、自国の軍事技術への転用を優先し、その真実を秘密に保って来た、と告白したが、他国なら千年に一度のビックニュースになる所を、我が国は真相を隠蔽し、国民には知っていい僅かな情報だけを開示し続けている、それが我が国の政府のやり方なのだ”、とタッカーは嘆きます。

また、”我々は、ウクライナに送った大金がその後どうなったかも知らないし、アメリカを破壊したBLMを誰が裏で組織したのかも知らないし、売春島でVIPに秘密を持たせ、それをネタに脅しに使っていたエプスタインに誰が金を出して、何故死んだのかも知らないし、ケネディ暗殺の真相も知らない。本当に知るべき事を全部秘密にされ続けているのだ”、とタッカーは言います。

“我々は嘘ばかり信じ込まされており、秘密主義とタブーで多く事が秘され、それが彼ら支配層の支配の為の強力なツールとなっている。彼らの支配のカラクリに我々の意識が及ばないように、別の事に意識が及ぶようにプログラムされ、人種差別とか、平民共が互いにつぶし合うような方向で情報が操作されている。これは民主主義ではない。この状況は、不健康で、非人間的だ。正直、もうこの秘密主義にはウンザリなんだ”、とタッカーは嘆きます。

“現代のアメリカ人にとっての嘗てのロシア人にとっての短波ラジオに相当するのはツイッターだ。自由な言論空間、報道空間を提供してくれるツイッターに感謝する”、と言うタッカーの意見表明でした。

全てタッカーの言う通りですが、でも、一点間違いがありますね。世界一の情報弱者は日本人です。

そして、日本のテレビと新聞他メディアは、その最低なUSの主要メディアの受け売り、単なるコピーなので、思考停止で、更にもっと劣悪です。

残念ですね。

では。

湖畔人

(2023.06.11改訂)


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