第188話. 気になった音楽(32) The Alan Parsons Project『Eye in the Sky』

2018-10-14 01:46:29 | 気になった音楽
湖畔人です。

前話で尊崇する宗教家がプロデュースした映画の話をしましたが、最後のエンドロールの所で根源神の目が大きく映し出させるシーンがありました。あの目を見て思い出したのが、アメリカの1ドル紙幣に描かれているピラミッドに付いている目=プロビデンスの目と、アランパーソンズプロジェクトと言うバンドの『アイ イン ザスカイ』のジャケットに描かれている目ですね。アメリカの1ドル紙幣のピラミッドに付いているプロビデンスの目は、神の万物を見通す目であり、アメリカの建国の父たちの多くがフリーメイソンのメンバーである事から、1ドル紙幣にこの目とピラミッドが描かれているのだ、と、都市伝説的に言われていますよね。また、『アイ イン ザスカイ』のジャケットの目も多分同一の目でして、これもエジプト文明のホルスの目、万物を見通す太陽神の目なんだろうな、と思っています。映画で描かれた眼は、根源なる、始源なる神、太陽の如き光の神、地球神の目ですから、まぁほぼ合っているのかな、と言う気もします。
さて、そのアランパーソンズプロジェクトと言うバンドの『アイ イン ザスカイ』ですが、歌詞の内容は、“私は空の目の様な存在、あなたの心は全てお見通し、だから、もう要らん事は言うのを止めなさい、あなたの嘘も全てお見通し、僕にはもう通じない、もういい加減諦めなさい。だって僕には君の心が読めるから。“的な感じの歌詞です。うーん、何か余りにも様々な出来事にピッタリの曲なもんで色んな意味で驚きです。曲はヤンワリしていますが歌詞は中々刺激的ですね。
このアランパーソンズプロジェクトと言うバンドは、アラン・パーソンズさんと言うビートルズやウイングス、ピンク・フロイド等、数々の超大物アーティスト達のエンジニアリング、アレンジジング、プロデュース等を担ってきたロック史上最も有名なエンジニアのひとり、と言われている大物エンジニアでして、その彼のバンドがこのアランパーソンズプロジェクトなのです。あの有名なアビイ・ロード・スタジオのエンジニアをしていましたね。アランパーソンズプロジェクトとしては、この『アイ イン ザスカイ』以外にも、『ドント・アンサー・ミー』、『タイム』等、美しいヒット曲が他にも幾つもございますね。『ドント・アンサー・ミー』は曲調もPVのモチーフもオールディーズ風で、オールディーズを最新の機材で仕立て直した感じが大瀧詠一さんのアプローチの仕方と被ります。3曲とも良い曲です。お勧めします。

湖畔人

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