湖畔人です。
前回、コールドプレイの曲を紹介したので、ついでに4曲彼らの曲を紹介します。
まぁ、代表的な有名な曲ばかりです。
一つ目は、彼らの最初のヒット曲『Yellow』です。愛する人が輝いて見えていて、それが彼にとっては皆イエローに見えたって言う、恋する気持ちを当時若かかったクリスが歌った瑞々しい曲です。日本でのライブでこの曲を演奏する時にはイエローのライトが会場を照らして、その中を幾つかの大きな黄色いボールが観客の上を弾んでいたのが何かとても幻想的でしたね。
二曲目は、『In my place』です。ゆったりとしたギターリフがまるで子守歌のようでとても印象的な曲です。何らかの後悔を持ち自分を見失った人間が助けを請うかのような、ちと難解な歌詞の曲です。当時のクリスは、短髪でモノトーンの服を着ていて、まるで船越桂の彫刻作品の様です。
三曲目は、『Clocks』です。こちらは、メルセデスの番組のテーマ曲としてイントロのピアノリフが使われているので割と知られているかもしれませんが、僕にとっては、コールドプレイと言えばこの曲がイメージです。愛する人と喧嘩でもしたのか、錯乱と愛の確認のような混乱感のある歌詞の内容なのですが、メロディーは静かな曲調で印象的な曲です。
そして最後の曲は、『Speed Of Sound』。『Clocks』にも似た、籠った感じ、これも北欧の神、オーディンが統べる氷で出来た洞窟の世界で響くような、そんな北の世界を感じさせる音楽です。この曲も多分に漏れず歌詞が難解で理解不能ですが、彼らのこれからの活躍への決意でも聞かされているような、そんな印象の曲です。
これら4曲は、どの曲もロックで激しいのに一方で瞑想が出来てしまうかのような不思議な静けさを持った曲ばかりで、とても面白いと思います。90年代以降に出て来たバンドの中で初めて興味が持てたバンドが彼らです。
ビートルズの達した高みに一番近づけているバンドなのではないかと思いますが、でも『美しき生命』 Viva la Vida or Death and All His Friendsが出て以降は実を言うと今一つ興味が失せてしまいましたね。残念。
しかし、昨日気付いたのですが、i PodのCMでViva la Vidaが使われてコールドプレイが流行って大いに盛り上がってからもう10年も過ぎていたのでしたね。10年です!もうビックリ。時が経つのは早いものです。
湖畔人