昨日、冬の到来を告げる「木枯らし1号」が近畿地方に観測されました。
これからだんだんと冬の足音が近づいていきます。
そんな寒さのきびしくなってきた今日、寒さを吹き飛ばそう!と
みんなで大学内にある広場で「こおり鬼」をしました。
外は風が冷たく感じましたが、みんなで「こおり鬼」をしながら、子どもも大人も「ワーー!」「ギャーー!!」と
大騒ぎして走り回っていくうちに、寒さなんか忘れるくらいポカポカ体が温まりました。
実はこの「こおり鬼」、こども芸術大学の子どもたちの中で今ブームになっている遊びなんです。
でもなんでみんなは「こおり鬼」が好きなんでしょう?
こおり鬼は基本的には鬼ごっことルールは同じですが、もっとも大きな違い、
それは、こおり鬼は「鬼に捕まった人は氷になり、仲間がタッチして助けてくれると氷が溶けてまた逃げることができる」ということ。
鬼に捕まって氷になった子どもたちは、「誰か助けてー!」と仲間に助けを求めます。
そして、仲間にタッチされて助けてもらった子どもは、満面の笑みでまた走り出していきます。
(鬼に捕まり、氷になってしまった男の子。女の子に助けを求めている顔はうれしそう)
鬼ごっこは捕まってしまったらそこで終わりですが、こおり鬼は捕まっても助けてくれる「仲間」の存在がとっても重要です。
捕まった子どもたちは、仲間に助けてもらうことの喜びを感じ、
助ける子どもは、仲間を助けるという充実感や仲間意識を感じながら、こおり鬼を楽しんでいます。
それはつまり、こおり鬼をとおしてお互いがふれ合いながらコミュニケーションを深め合っているともいえます。
こおり鬼は捕まった子どもも、助けてくれる仲間も、もちろん捕まえる鬼役の子どもも
みんなが笑顔で遊べるとっても素敵な遊びです。
みなさんもぜひ(もちろん大人も)、友だちと一緒にこおり鬼を楽しんでみてください。
(須藤)