こども芸術大学ブログ

こども芸術大学の活動の様子をお伝えします

2月のお誕生会

2012-02-29 18:46:18 | 活動報告

今日は2月の最終日。

こども芸術大学では「誕生会」をしました。

待ちに待った、2月生まれの子どもたち、そしてお母さんたち。

2月生まれの子どもたちは、全部で4人です。

さて、今日はどんな遊びの紹介があったのでしょう?

 

1人目は男の子。

「でんぐり返し、5回する!」と言って、披露してくれました!

 

お次は2人目です。

「ひよこたちの街の物語」を紹介してくれました。

小さなひよこを作っていたら、だんだんと物語ができてきました。

その物語をみんなに教えてくれました。

 

そして3人目は・・・

自転車です!

雨の日も、風の日も、一生懸命練習をして、乗れるようになりました。

 

最後の締めを飾るのは、この女の子。

大好きなピアノを弾き、2曲も演奏してくれました!

 

みんなその音色に聴き入っていました。

 

自分の好きなこと、得意なことをみんなに披露してくれるこの時間。

今年度はいよいよ3月で最終回となります。

次回はどんなことが起きるのか?

今から楽しみです。(成澤)

 

 


卒業制作展を見に行きました!

2012-02-28 18:21:12 | 活動報告

今年も大学の卒業制作展が始まりました。

さっそく、子どもたちと見学ツアーの第一弾を開催。

まずは、ギャラリーオーヴの作品。

赤い薬のカプセルのようなものが、コロコロ動く作品です。

「どうやって動いてんのやろ?」と聞くと、

「磁石ちゃう?」と以外に冷静な子どもたち。

その二回には、キャラクターデザイン学科の展示があり、

オリジナルのアニメーションがたくさんあります。

つぎは、美術工芸学科の展示に移動します。

染織では、えとの動物を作ったものや、

美しい着物がたくさんの部屋!

光に透けて見える作品は、とっても綺麗です。

次回は、こども芸術学科の展示を見に行きますよ!

万博 BANPAKU -新しく、つながる。

会期:
2012年2月25日[土]〜3月4日[日]
10:00〜18:00

http://kuad-sotsuten.com/

(笠原広一)


生活発表会の絵

2012-02-27 20:00:20 | 活動報告

今日は、先週やった生活発表会の絵を

みんなで描きました。

 

みんな生活発表会でどんなことが楽しかったのか、

それぞれの絵の中から自然と表れてきます。

「何を描こうかな?」

ある子は、

「おじいさんがモグラになったとき、電気がチカチカしてた」

といって、その場面の演出で照明がチカチカしていた様子を描いたり、

またある子は、自分が出演していた場面で、

モグラになったおじいさんをもとに戻してあげるシーンを、

出演者の絵だけでなく、幕や、後ろの窓までとても

細かく描いていました。

 

今日の生活発表会の絵が素敵な思い出として

残っていくと思います。

(須藤)

 


生活発表会「おむすびころりん」!

2012-02-24 20:35:22 | 活動報告

今日はいよいよ生活発表会。

こども芸術大学の劇遊びは、あらかじめ決まった台本で台詞を
覚えるといった劇ではありません。

子どもたちと物語をいろんな方法で遊びながら、言葉や動きが
自然に生まれてくることでつくられていく劇遊びです。

子どもたちが考えて、「みんなでできるから!」という理由で、
「おむすびころりん」をすることになりました。

「今から、おむすびころりんをします!」
年長さんの始まりの言葉でスタートです。

「にぎ にぎ にぎ はい どーぞ!」

おじいさん、いつものように、おばあさんにおにぎりを
にぎってもらって畑と田んぼにでかけます。

田植えをしていると、おじいさんの腰をいたわって、
シップを貼ってくれる子が!
「気持ちええなあ!!!」

すると、春にはかえる、秋にはトンボが飛んできました。
毎週取り組んでいる、リズム遊びの披露です。

ぼちぼちお昼。おじいさん、おにぎりをパクリ!
すると、ねずみの穴におにぎりが!

ねずみの穴に、どんどんおにぎりが転がっていきます。

楽しくなって、おじいさんも入ってみると、
そこにはねずみたちがたくさん。
「おじいさん、おにぎりをありがとう!」

ねずみたちは、おにぎりのお礼におもてなしをしました。

お餅をついたり、さかなの踊りも披露します。

このおさかなさんは、「かくれくまのみ」でした。

人魚姫も出てきてくれました!

花火の踊りは、子どもがピアノも弾いてくれました。

おじいさんは、つづらをいただいて、優しいねこに
道案内をしてもらって家に帰ります。
優しいねこの役は、子どもたちが考えました。

持ってかえって、おばあさんと開けてびっくり、
小判がざくざく! 綺麗な反物もあります!

と、その時です!

物陰からとなりのおじいさんが見ていました。

さっそく、おばあさんに頼んでおにぎりをにぎってもらい、
自分もつづらや小判をいただきに行こうとします。

こちらのおじいさん、ねずみがおにぎりのお礼を言うまもなく、
「おい、お前たち、わしのおにぎりくったか? よし、おれをもてなしてくれ!」
と、かなり横柄な態度。

それでもねずみたちは、お酒を出したり、

リズム遊びでしているコマを披露してくれました。

年長ねずみさんは相撲で勝負を挑みます。

はじめは余裕の発言だったおじいさん、しかし・・・・

ねずみたちに、まさかの連敗!
会場のみんなでねずみを応援しました。

さらに、小判の踊りにますます欲が深くなり、
おみやげを催促しました。

すると、ねずみたちが奥からつづらをだしてきます。

でも、おじいさんは小判もつづらも全部独り占めしたくて、
「にゃー!!!」
とねこの泣きまねでねずみたちを驚かせます!

その時です! 急に真っ暗になり、ねずみたちも
小判もつづらも消えてしまいました。

そして なんと、おじいさんは、もぐらになってしまい、
暗い地中の穴の中に閉じ込められてしまったのです。

子どもたちと読んだ おむすびころりんの絵本は
ここで終わりです。

しかし、子どもたちはその先を考えました。

なぜおじいさんはモグラになってしまったのか?

「ニャーと鳴いたから」「小判をとろうとした」など、理由を教えてあげようと
思ったねずみたちが、次々にモグラの隣にきて、言葉を言います。

そんなモグラ(になったおじいさん)を救うために目薬をさしてくれるねずみたち。

くらい地中でも目が見えるように、眼鏡もかけてあげるねずみもいます。

このままではかわいそうだと、ねずみたちのアイディアで、穴をほって
おばあさんの待つ家に戻してあげました。

これで めでたしめでたし・・・と思いきや、

「あらー、このモグラ何なのかしら?」

突然の不審なモグラの登場に、おばあさんは不可解さを隠し切れません。

まして、このモグラがおじいさんだとは分からない様子。

そこで、ねずみたちが、さらに提案!

人間に戻る魔法を 「えいーっ!!!!!!!」

さあっ、どうだ?
おおっ!かなり人間ぽくなったけど・・・やっぱりまだダメみたい。

体は人間に戻ったけど、何かが人間に戻っていない・・・どうしよう・・・。

その時、あるねずみさんが教えてくれます。

「おばあさん、おにぎりをにぎって、おじいさん(モグラ)に食べさせてあげて!」

「気持ちを取り戻すと思うから!」

この言葉を聞いて、おばあさん、会場のみんなと思いを込めて、大きなおにぎりを

「にぎ にぎ にぎ はい どーぞ!」

モグラ(になったおじいさん)が、おにぎりを見つめます。

一口ぱくり。 もう一口ぱくり。 すると・・・・・

「あーっつ! あーっつ! こっ、これは!」

「思い出したーっ! おばあさんの おにぎりの味じゃー!」

「おばあさん!!!!」

「おじいさん! わたしのことが分かるんですね!」

めでたくおじいさんは、おばあさんを思い出し、
戻ることができました。

おじいさんは、ねずみたちに、許してほしいと言い、
一緒に遊ぶことを提案しました。

子どもたちやお母さん、来場者のみなさんも一緒に、
「ひらいた ひらいら」の大きな輪で遊びました。

おしまい-------------------------------------------

というのが、今年の生活発表会でした。

最後には子どもたちは飛び上がって、おじいさんとおばあさんの再会を
よろこびました!
(ほんとうに、心配してドキドキしながら見ていたんですね)

生活発表会をどのように行うのか?
お母さんや子どもたちといろいろ話を積み重ねてきました。
「大人がさせてしまう」ことは簡単です。
でも、子どもの中から自発的に湧き出てくるもの、
やってみたいと子どもたちが思うこと、考え、アイディア・・・

そうしたことを、自分たちで見つけ出し、決断して、
自分たちでつくった課題に立ち向かっていく力・・・。
それをしっかり受け止めていくことで生活発表会は動き出しました。

物語を決めるときも、年長の子どもたちが検討し、複数あった候補も
理由を話し合って自分たちで絞り込みました。

どんなおもてなしをするのか?どんな小道具を作るのか?

さかなの場面に使うお面の絵を描いたり、

反物づくり、

これは、田植えの場面で使う稲。

会場には大きなポスター的看板も描きました。


劇がつくられていくプロセスでは、年少、年中、年長、そして大人が
一緒にコラボレーションする中で、子どもたちはいつも主導的な役割を担いました。

劇の始まりと終わり、そして随所に司会をしてくれたのも、
年長児が自分たちで提案して行いました。

監督として幕裏を奔走し指示を出してくれていた子もいます。

そして、おじいさんがモグラから人間に戻るときにも、
思い出、おばあさんの気持ちや愛情、これまでの記憶がたくさん詰まった
おにぎりを食べさせるという考えも、子どもから生まれたものでした。

「気持ちを取り戻すと思うから・・・・・」

子どもたちは、人間に何が一番大切なのかを知っているかのようでした。

生活発表会は、子どもの育ちの力を引き出すとても大切な活動です。
でも、終わってみて一番感じたことは、

それ以上に、子どもから気づかされたことの方が多かったのだということなのだと思います。

劇遊びから、小道具、当日の係りなど、多くのお母さんたちが協力して劇が
出来上がりました。また、舞台上や裏方だけでなく、観客もまた一緒に劇を
つくっているということも、お母さんたちが声をかけあって意識しあっていました。
お疲れ様でした。そしてありがとうございました。

子どもたちの大きな成長を感じることができたとともに、
子どもたちの可能性に触れることのできた生活発表会でした。

(笠原広一)

 

 

 


入学の準備

2012-02-22 21:09:51 | 対話の時間

暦のうえでは春ですが、まだまだ寒い日が続いていますね。

でも山を歩いていると、膨らんだ新芽のつぼみが、

春はもうそこまで来ていることを知らせてくれます。

 

4月になったら、新しく年少さんとして入学する親子は、

少しずつ、新しい生活の準備をしています。

今日は、お道具箱を作りました。

始めは単なる板きれ。

そこにお母さんが線を引いて、手伝い合いながら、のこぎりで切り、組み立てていきます。

子どもたちは板を押さえたり、やすりをかけたり。

どんどん変化していく様子にわくわくしながら、

自分ができる仕事を一生懸命していました。

さあ、どんなお道具箱が出来上がるでしょうか。

出来上がりは、次回のお楽しみです。

(杉野)

 

 


春秋座においでよ!

2012-02-20 18:38:56 | 活動報告

今日は大学内にある本格的な歌舞伎や演劇ができる劇場

「春秋座」のスタッフのみなさんが、

子どもとお母さんを招待してくれました。

親子みんなで「春秋座」へ行くのは今日がはじめて。

さっそく春秋座へむかいました。

入り口ではスタッフの方がお出迎えしてくれました。

子どもたちのためにスタッフの方が用意してくれた

チケットをもぎもらって、子どもたちも何だかうれしそう。

 

劇場の中に入ると、とても天井の高い空間に、子どももお母さんも

キョロキョロあたりを見回していました。

ブザーが鳴っていよいよスタート。

 

春秋座の方が用意してくれた劇場の紹介のビデオを見たあと、

実際の舞台機構を動かしてもらいました。

そして歌舞伎で使う「すっぽん」「せり」から何かが!!

「すっぽん」は本来人間は登場しないということで、

お母さんが、子どもたちに読み聞かせをしてくれた

物語に登場するおばけになって登場。

子どもたちも「どうやって動いてるの?」「何で穴開いてるの?」

と不思議なことがいっぱい。

 

最後に舞台にある「まわり舞台」に実際に乗って回してもらいました。

大きな丸い舞台がゆっくり動くと、みんなから歓声が!

大きな床が動くのに子どもたちは、びっくりしたり、うれしくなったり。

初めての体験に大人も子どもも目をキラキラさせて楽しんでいました。

 

今日は、こども芸術大学の親子のために、たくさんのスタッフの方が

協力してくださって、素敵な時間を体験できました。

 

春秋座のみなさんありがとうございました。

(須藤)


劇あそび

2012-02-14 19:32:12 | 活動報告

今日はみんなで劇あそびをしました。

今年は、「おむすびころりん」のお話をもとに、

劇をつくっていきます。

 

 

こども芸術大学では、

1年を通して親子で活動してきたことを生かして、

その時の子どもの気持ちを引き出しながら劇をつくっていきます。

なので、毎回の劇あそびの中で表現も変わっていき、

日々の劇あそびをとおしてお話の世界が深まっていきます。

 

今年も、どんな劇になっていくのか。

子どもとお母さんと一緒に楽しみながら、

生活発表会にむけて劇をつくっていこうと思います。

(須藤)

 


節分

2012-02-03 20:46:53 | 活動報告

朝から香ばしいにおいが

部屋の中に満ちていました。

節分の日ということで豆まきの豆を

煎っている子どもたちがいました。

そのまわりでは鬼のお面を作ったり、絵を書いている子もいます。

にこにこ鬼さんや

シミやクマのある鬼さんを描いている子もいました。

それぞれの中に、その子だけの鬼の物語があるようですね。

対話の時間では鬼の苦手な柊・鰯・豆をみんなで集めよう!と

柊や鰯の手遊びをしたり、

じゃんけん列車で豆屋さんのところへ

豆をもらいに行きました。

自分の豆を入れるさんぽう作りをした後は

豆まきを楽しみにして午後の時間を過ごしました。

午後、子どもたちが絵本を読んでもらっているところに

鬼たちが登場です!

実はこの鬼たち、

こども芸術大学のみんなに話したいことがあってやって来たようです。

鬼たちは

怖い鬼をやっつけるためではなく

みんなの中の良くないものを追い出すために

豆まきをするんだよと伝えてくれました。

そこでみんな一緒に

「おには~そと、ふくは~うち!」

明日春の初日を

お母さんも子どもたちも

さっぱりとしたこころとからだで迎えられますように。

(村井)