こども芸術大学ブログ

こども芸術大学の活動の様子をお伝えします

瓜生山散策

2009-12-21 20:03:56 | 活動報告
今日は「創作の時間」第2回目。
ということで、前回の吉田山に続き、今度は慣れ親しんだ瓜生山を歩きました。

講師は環境デザイン学科の高梨先生です。




落ち葉や種を拾いながら、慣れ親しんだお山を歩きます。

いつも見過ごしてしまうよう所も、高梨先生から色々と説明をしてもらいました。





「自然のことを知れば知ろうとする程、分からなくなってくるんだ」



これは高梨先生がある子どもと話していたときに、ふいに出てきた言葉です。
僕の中で、とても印象に残りました。





午後は活動を振り返りつつ、質疑応答の時間となりました。



ここでクイズ!

日本の材木自給率は何%でしょう?











正解は19%だそうです。


思ったよりも低かった…。
緑豊かな国土を持つ日本がどうして!?
と思ったのですが、そこには壁があるそうなのです。

その壁とは人件費。

日本の材木=高い

の裏には、人件費が隠されていたのです。
結果、人件費の安い外国産の木材を選ぶ人が増えていき、
ここまで下がっていました。

色々と考えさせられる時間でした。(成澤)

竹のいろんな、使いみち。

2009-12-19 11:25:07 | 活動報告
昨日は「こども芸術学科」の学生さんが、歌の発表を見せに来てくれました。




真剣に聞き入る子どもたち。



読み聞かせ。



子どもたちが知っている歌も織り交ぜながら歌ってくれたので、見ている側も参加出来た楽しい会となりました。

「こども芸術学科」の皆さん、ありがとうございました!



そしてその後は、こども芸大名物「竹遊び」!

僕たちは瓜生山に生えている竹を使って、色々な遊びをしています。


「竹鉄棒」


「竹登り」


「竹渡り」


「バンブーダンス」


そして、いただきます。


これ以外にも、竹トンボや竹笛・竹の御箸・竹ぼうきなど、色んな物に変身させています。

利用範囲がとても広い、竹。
竹類は成長力が強く、ピークの時は1日で1m以上成長するそうですよ。(成澤)

秋と言えば・・・

2009-12-16 18:46:26 | 活動報告
今日は毎年恒例(になってきた)石焼芋をしました!
年に1度の火を使える特別な機会なので、子どもも大人も大興奮!

去年と同じでは面白くない…、そうだ、火起こしからやってみよう!
ということで…、



弓切り式で挑戦!


が…、煙は出るものの火種が出来るまでには至らず。

その後は、お母さん達が粘りに粘って、火種を出すところまで辿り着きました!


火起こし成功の秘訣は「諦めずに続けること」、だそうです。
なんだか深いですね。




サツマイモを石の上に並べ、焼くこと20分。





すると…








真っ黒に!!!





おそるおそる切ってみると…

  





美味しそうに焼けていました(笑)




みんな手も口も真っ黒になりながら、秋の味覚を堪能しました。
天候にも恵まれ、気持ちの良い1日でしたよ。

やっぱり「火」を使うことは、いくつになっても楽しいですね。
きっと身体が覚えているからなんだろうなぁ。(成澤)

今日は毎年恒例の・・・

2009-12-12 14:14:47 | 活動報告
今日は毎年恒例の、クリスマスお楽しみ会が行われました。
今年も「こども芸術学科」「ピッコリー」「こども芸術大学」3者の共催です。

本当に沢山の方に来て頂いて、大盛況のうちに終演しました!


それでは今日の様子です。





ペープサート「たぬきのタロとジロ」(ピッコリースタッフより)


「もみの木さん」


歌(こども芸術大学母有志より)


「4タさん・サンタさん・もみの木さん」


劇「クリスマスはサンタクロースのひげだらけ」(こども芸術学科学生より)


歌「うたぶがこ芸にやってきた!」(うた部)


今年も盛り沢山の内容で、それぞれが自分達のカラーをしっかりと出していました。

出演者もお客さんもとにかく楽しめた、そんな温かい会となりました。


来年もお待ちしております。
来場の皆さん・出演者の皆さん、本当にありがとうございました。(成澤)

年長会議

2009-12-10 17:31:03 | 活動報告
今日は午前中
年長さんだけが集まって話しあいをする、年長会議がありました

みんなに集まってもらって、各自が行く予定になっている小学校の話を聞いて・・・


それぞれがもうすぐ小学生だと実感したみんなに
全員が集まって過ごすことの大切さや
「仲間がいるからできること」について考えてもらいました



年長会議が終わって、年少さんも年中さんも全員が集まってお名前を呼ぶとき、
今日、年長さんたちが話しあったことをみんなに伝えました

全員が予想以上に僕の話に耳を傾けてくれて、年長さんの存在が持つ意味の大きさを実感しました




今の年長さんも、年少さんのときはふらふらーっと遊びまわっているのが日常でしたが
今は、遊びたい気持ちもあるけど、話を聞くときはそれに集中することができます


今日の会議をきっかけに、年長さんたち自身が
話しあいをすることや人の話を聞くことを、大切だと感じてくれているような気がしました


その子自身が納得できるように
大切なことは大人がゆっくり時間をかけて伝えていくことに意味があるのかな、と思います



子どもたちはまず「出す」ことからはじめて「聴く」ことを学ぶ

大人は子どもをまず「聴いて」、そして「伝える」



そんなつながりがあるのかなあ、と思った一日でした(山本一成)

鹿、現る

2009-12-08 18:27:20 | 対話の時間
「所長、大変です!畑の作物がぜんぶ食べられてしまっています!」

という、「お山研究所所長」と「助手」による奇妙な寸劇で始まった今日の対話の時間


そうです、お山の畑で育てていた野菜が何者かによってすべて食べられてしまったのです


「所長、現場の近くにこんなものが!」




これはなんだ!!??と子どもたちの議論が始まります



「さらにこんなものまで!」




これはブタだ!うさぎだ!といろんな意見が聞かれます


これは見てみないとわからん!


ということで、みんなでお山に上がって、畑の様子を見てきました





畑の野菜の葉っぱは跡形もなく食べられてしまっています

きっとシカが来たんやねとみんなでつぶやきながら畑の様子を調べていると



あ、おいもがあった!



ある子が大きなじゃがいもを発見
土の中に隠れていたお芋は、シカに食べられずに済んだみたいです


お芋も結構大きくなっていたので、そこからみんなでお芋ほり


がっかりしたのはもちろんなんですが、シカが悪いわけでもないし
まあお芋もとれたし、良しとしようかということで
そのままお山で遊んで帰ってきました


お山は動物のおうちだってこと、改めて実感した一日でした(山本一成)

登山のお絵かき

2009-12-03 16:35:54 | 活動報告
今日は、先週の金曜日にのぼった比叡山と大文字山の絵をみんなで描きました。
みんなそれぞれの比叡山と大文字山が描かれていて本当に面白かったです。

山を登った場面を描いている子や、そこから物語を広げて山にタイヤがついている子、
山登りを描いているつもりがいつの間にか孫悟空が登場したりと、
子どもたちは本当に自由に描いているなあとあらためて驚いてしまいました。

そんな中で、ある年少さんの女の子が描いた絵を持ってきて見せてくれました。
その絵には山登りしている絵と、はしっこに赤い塔のようなものが描いてありました。
大文字山から見える京都タワーかな?と思い聞いてみると、
「これは東京タワー。いま、Aくん東京にいるから」
とうれしそうに答えてくれました。

その東京タワーは、いまお母さんの出産のために東京にいる友だちのことを
想いながら描いたものでした。

この子たちは、遠く離れてしまっていてもしっかりとつながっているんだなあ
と思い、なんだかあたたかい気持ちになりました。

(須藤 和裕)



秋のおすそ分け

2009-12-01 21:55:35 | 遊びと学びの時間
今日は、とてもいい天気でした。

秋の風がキラキラしていて、
瓜生山には光があふれていました。

紅葉の呼ぶ声につられてお山に遊びに行くと…




朝の木漏れ日が、紅く染まっていました。

この紅葉を見た子が「ちいさい秋!」と教えてくれました。
お母さんとみんなで歌った歌を、思い出してくれたのでしょうか。



落ち葉のお風呂屋さん。




秋の詰め合わせ。



葉っぱのスープ屋さん。



屋台ごっこ、焼き芋アイス屋さん、ほくほくのジャガ焼き屋さん。

子どもたちにかかると、

おもちゃがなくても、
お山にあるものから次々に楽しい遊びが流れ出しました。

ず~っと、こうしていたいなあ…。

何だかとても幸せな時間でした。

(杉野友里)