今週のワンピース（３５号 / 第４６５話 海賊ウソップｖｓ怪人ペローナ）

ペローナが何故か空中に浮いている！さて、ウソップどうする？？


　お前なんで空を飛んでんだよ！

ペローナはホロホロ言いながら、まだ浮いてます。

　不適な・・・！さっきまで逃げ回ってた女が・・・何だこの余裕・・・！

するとペローナはあの逃げる時に見せていた表情とは全然違う顔でこう言います。

　さっきは少し取り乱しただけだ。
　ネガティブ・ゴーストが効かねェ野郎がいるなんて考えた事もなかったからな・・！お前に一言だけ言っとくぞ・・・！

ペローナとホロウが親指を立てて言います。いい事あるって！
ウソップは、ほっとけ！！そして、

　お前が空を飛んだから何だってんだ！オレは狙撃手！
　飛ぼうが踊ろうが関係ねェ！

カブトを前に突き出し、

　説明しよう！この新兵器“カブト”は5本の支軸によって得た安定性と飛距離に加え、
　空島で手に入れた“風貝（プレスダイヤル）”を射撃の瞬間発動させる事により、
　弾に回転を加えあらつる変化球をも可能にしたS（スーパー）パチンコ！
　“炎（フレイム）”“光（フラッシュ）”“衝撃（インパクト）”・・・貝（ダイアル）をチェンジすれば球は更なる強化を遂げる！
　コイツから逃げられやしねェ！さァ、覚悟しやが・・・

と照準を向けるとそこにペローナの姿なし　ペローナは後ろにいました・・・巨人のような大きさになって

　さっさと当ててみろ、ホロホロホロホロ・・・

いきなりそんなに大きくなっちゃって、ウソップも驚くのと同時にビビッてます！

　ええ～～っ！な！な・・・な！何なんだよ、てめェはァ～～！
　コノ・・・ひ・・・ひ・・・必殺！“アゲハ流星”！

弾は確かにペローナの頭に命中！かと思ったら、ペローナはシュルン！と元の大きさにサイズダウンしちゃって攻撃を避けます。
ウソップの放った弾は壁に衝突・・・！ペローナはホロホロ言いながら空中遊泳～～

　撃ち落してやるっ！“カマキリ流星”！

しかしこれもかわされてしまいます。すると次の瞬間！なんとウソップの体内にペローナの両腕がズボッと入っちゃってますよ・・・　ぎゃあああああ～～！と叫ぶウソップ！

　手が・・・！おれの体にめり込んだァ～～！刺された！素手で刺された！もうダメだおれは！
　おえっ！ハァ・・・ハァ・・・もう死ぬ！出血多量で死ぬ！

ペローナが言います。

　バカめ、よく見ろ。外傷はねェ――ただし私の手はお前の体内にある。すぐに死ぬというのは事実だ。
　なぜならこの手で今からお前の心臓を直接握り潰してやるからだ

その両手には心臓が握られています・・・

　ゲホッ・・・オォ！よせ！やめてくれ、ホントに死ぬ！

　殺すんだよ！さァ、苦しみに悶え死ね！

　イヤだ、やめてくれ！・・ハァ、やべろ！死にたぐ・・・！

ウソップの心臓は掴まれたまま・・・！ウソップは上を向き涙とよだれを流しながら殺される時を待ちます・・・
（ホントにホラーのようになって来たよ・・・ヒェ～～～）

　なんて事はできねェが。

貼ったりかいーーっ！ウソップは上を向いたまま後ろに倒れブリッジ状態で頭を打ってます・・・（こっちの方が痛そうだ・・・）

　ホロホロホロホロ・・・“潰す”なんてそんな物理的な力ならば、
　この手がお前の体をつら抜いた時点でお前は死んでる

ウソップは自分の心臓の辺りを触ってみます。

　ハァ・・・ハァ・・・どの道心臓に悪ィ・・・

私の手はお前の体を通過しただけ、とそこに見えたのはペローナの首だけが床に転がってる状態・・・

　ギャァア～～～生首っ！

　ホロホロホロホロ・・・私の姿はお前にはっきりと見えても、この体は全ての物を通り抜ける・・・！

ペローナの体が次第に床から伸びてきました。

　必殺！“六連蝮星”！

しかしこれもペローナの体をすり抜けてしまいます！通り抜けると言っただろう？　ペローナはなんとウソップの体と合体
ウソップの腕はペローナの体をすり抜け、ペローナの右手はウソップの口の中へ・・・！

　うわァア！やめろ！き・・・気持ちわりィ！

　つまりお前の攻撃は私には当たらねェ！

　うわーっ！もう！コノ！離れろ！あっち行け、畜生ォ！

ウソップはカブトを振り回し、ペローナは離れていきます。

　さァ、どうする、私には何の攻撃も効かねェぞ

　ハァ・・・ハァ・・・黙れ！
　・・・さっきお前おれの心臓を潰すなんてハッタリかましたろ、お前だっておれに触れねェんじゃねェか
　おれもお前に攻撃できねェが、お前もおれに攻撃できねェ・・・違うか

　“ホロミニ”！

ペローナはそう言い、ポンポンとホロウのミニチュア版を作り出してきました。そのうちの一つが、壁に張り付き、
ペローナの、ゴースト・ラップ！の一言でパァン！と爆発っ壁には結構大きな凹みが出来ています。
開いた口が塞がらないウソップ・・・衝撃波・・・？と肩にくっつくミニホロウ・・・！

　うぎゃーー！離れろ！

ジタバタしますが、ペローナがラップ！と指を鳴らすとその衝撃はモロ、ウソップへ！
身を起こしたウソップは必殺！“火の鳥星”！と世界政府の旗を打ち抜いたあの攻撃を仕掛けますが、
これまたペローナの体をすり抜けます・・・！それを見て逃げ出すウソップ・・・！

　割りに合わねェっ！こっちから攻撃できねェのに！向こうはできるって何だよ！
　こんなバカな勝負があるか！

追いかけてきたペローナはウソップの正面に張り付きます。

　ちょ！そこどけよ、前が見えねェ！どけェ！！

と言う間もなくウソップは柱に衝突して倒れてしまいます・・・
するとホロホロと、ミニホロウがピタピタいくつもウソップに張り付いてますよ・・・！
“ゴースト・ラップ”！ペローナはミニホロウの数だけ指を鳴らします。パパパン！
弾けるミニホロウ・・・倒れこむウソップ・・・

　何だコリャぁ・・・何だこの醜態・・・あの女・・・！おれより弱ェと思ったのによ・・・

そこへ現れたのはウソップに足止めされていたクマシー。
目が血走ってるクマシーは振りかぶって、ガスンッ！とウソップに強烈なパンチを繰り出します！

　気をつけな・・・クマシーの腕力は本物の熊を凌ぐ・・・！

　なんだコリャぁ・・・！ウチの船員が全員手も足も出ねェあの女の能力に・・・！おれだけが太刀打ちできると息を巻いた・・・！

攻撃の手を緩めないクマシー・・・

　これこそおれの出番だと・・・言ったそばから何だコリャ・・・駄目だ・・・もうダメだ・・・
　勝てる気がしねェ・・・！おれはやられて、そしたらあの女にルフィ達まで捕まって・・・一味崩壊か・・・
　あいつらをおれが助けようなんて、荷が重すぎた・・・助けて・・・！

　助けて、そげキング！

そこにはそげキングの仮面を被ったウソップがクマシーのマスクを剥ぎ、口の中へ手を突っ込んでます！
きっと塩玉をいれたんでしょうね！

　教えてくれ！お前ならどうする・・・？

クマシーの口からは魂が抜けていっています・・・！

　クマシー！てめェ、よくも私のクマシーを！何だそのフザけた仮面は！

　・・・・ハァ・・・フザけてなどいないさ！初めまして！私の名はそげキング！ドン！

　フザけてんじゃねェか！どの辺が別人だ！
　（いや、まったく・・・エニエス・ロビーで欠けた仮面の一部はテープで留まってますね・・・ちゃんと拾ってたんだ・・・）

逃げ出すウソップですが、ウソップとそげキングが心の中で葛藤します・・・

　落ちつけ！戦うんだウソップ君！
　
　うるせェ、もうダメなんだ、おれなんかもう勝てやしねェ！

　そんな事はない、君は必ずやる男だ

　なんか根拠でもあんのか？　　ない。　　ねェのかよー！

ペローナはミニホロウを作り、ウソップへ貼り付けます。

　だがよく考えてみろ！あの女には不審な点がいくつかある！・・・それは確かにある・・・
　あの女が急に自信満々になった事だ！初めは間違いなくおれを恐れて逃げ回っていたのに！

ラップ！ラップ！もうウソップはボロボロです・・・

　最初からおれの攻撃が効かねェんなら、逃げる必要もなかった筈・・・飛ぶ事も壁をすり抜ける事もできた筈・・・
　だがあの時、あいつはただわめきながら走って逃げた・・・
　そうだ・・・おれが一度クマに足止めされてあの女を見失うまで・・・あの時何かが起きたんだ！

ペローナは巨大化して床から登場・・・！

　ホロホロ・・・さて・・・そろそろモリア様に引き渡すか。

その時何かに気付いたウソップ！

　そうか・・・解けたぞ・・・！てめェのトリック・・・！

元の大きさに戻ったペローナは、ホロホロ・・・何だ？何か遺言か？
ウソップは近くに部屋がないか探しています。

　え！？待て！てめェ、どこを狙ってる！おい！待て！

ウソップはある部屋に狙いを定め・・・

　必殺！“アトラス彗星”！

見事に部屋のドアへ命中し、入口が崩れ去ります！そして部屋にあったのは、ベッドの上でうなだれて座るペローナ・・・


　見つけたぞ・・・！あれがお前の本体だ！ドン！


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　To be continued・・・



ペローナは、自分のホロウを作り出して操っていたんでしょうね～
今週は他のクルーたちの様子がわからなくて残念・・・


　　　　　　　　　今週の尾田っちの巻末の一言
　
　　　　　　　　　　　仕事場でバルサンをたこうとおもいます。10周年を記念してバルサンをたきます。

　　　　　　　　　　　　　トレジャーに載ってた仕事場は以前と変わらないようだから、
　　　　　　　　　　　　　そろそろ焚いた方がいいかもしれないですね・・・


　　　　　　　　　

ワンピーストレジャーはもう買いましたか？内容盛り沢山でお買い得～
ルフィの声優の田中真弓さんとの対談では尾田っちの新たなる野望（？）が明らかになりました。
それは・・・ワンピを子供の頃読んでいた少年が大人になり、結婚して子供が出来て、
その子供がワンピを読むようになるまで連載を続けるんだとか・・・ってことは、あと10年くらいは続くのかな？？
それと、現在の担当との対談では、ジャンプの巻末コメントを基にしてのいろんな話があってオモロイ
「仲間が一人減る」発言で大騒ぎになった事や、コーヒーに浮かんでるカビを知らずに飲んじゃった話とか・・・
そうそう、子供も生まれてたのね～知らなかったョ・・・
読むとこたくさんありすぎて、実はまだ全部把握し切れてないデス・・・