社長・副社長日記

宇都宮の税理士法人児玉税経(KTA)の社長と副社長が日常を語る!

税務援助

2006-02-23 22:10:01 | 仕事
昨日は税理士会の派遣要請で、宇都宮市の隣の町の商工会に行きました。

税理士会の派遣要請は「税務援助」といいますが、税理士会宇都宮支部の場合、60歳未満の税理士は1月下旬から3月15日までの間に最低一人3回は税務援助に行くことになっています。

よって、私も3回税務援助に行くのですが、昨日は今年2回目の税務援助でした。
税務署が設置する会場の場合、税理士は10名ほど派遣されるのですが、その他の場所の場合、1会場に3人程度派遣されます。

その商工会に到着し、事務室に入ると、応接スペースに案内されました。偶然ですが、その商工会の事務局長は最近まで、弊社の社長の児玉が幹事をしているある団体の役員であったことが分かり、少し世間話をしました。

そうこうしているうちに、税務援助開始時刻になりました。でも、他の税理士は一向に現れません。何でかしら?と思っているうちに、商工会の事務員さんが、「先生、今日の相談者がいらしているので、そろそろお願い致します。どうぞ、こちらの部屋へ。」と言うではありませんか。え~?と思いながら席を立ち、その事務員さんについて別室へ行き、その部屋に入ると…。

誰もいません!

驚く顔を見せてはいけないと思い平静を装いながら事務員さんが続ける話を聞きました。
「では、先生、本日は○時○分より30分で1人ずつの青色決算書の指導をお願いいたします。もう、お呼びしてもよろしいですか?」

「あ、はい。」以外、他に言葉もありません。

税務援助は一人の税理士が一人の相談者の指導をするので、他に税理士が何人いようが全く関係ないのですが、一人でこの別室に6時間こもる、というのが何とも退屈な感じがしました。

いざ、相談が始まってみると、退屈どころか、時間が途切れることなく予約が埋まっているため、あっという間に6時間が過ぎてしまいました。

税務援助は、税理士に依頼せずに自分で会計帳簿を記入し決算書をつくる人に指導をする仕事ですが、中にはきっちりと記帳し書類整理をしている人もいて、逆にこちらが勉強になることもあります。

この税務援助は税理士業の繁忙期に実施されるため、税務援助に行く日の朝は気が重いというのが本音ですが、援助が終わると逆に、人のお役に立てたという実感が強く、行って良かったと心から思います。

仕事に対する満足感は、このような体験で感じるのだと思います。

私を含め弊社の社員も、日々お客様へのお役立ちを心がけて、お客様満足、自分も満足でいたいものです。