優しさ研究所

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情報公開の“優しさ”

2005年07月08日 | “優しさ”各論
まだ万博の疲れが残っている気がしますが、久々に“優しさ”のエントリーを書こうと思います。

情報公開というと、国家や地方公共団体が、市民に対して情報を公開する、というイメージがあるかもしれません。
そういうのは自分もそうですが、普段あまり縁がないですよね。

でも情報公開というのはそういうレベルのものだけではなく、コンビニの店員にも当てはめることができると思うんですよ。
例えば、お弁当を3つ買ったお客様に対して、「お箸3膳入れておきましたので」という風に、自分の行ったサービスに関してお客様に告知するというのはとても重要なことだと思っています。
もしお客様がお箸を4膳欲しがっていたとか、2膳でいいと思っていたとしたら、告知された時点で発言すればいいというわけですからね。
もしも店員が何もそういった情報を言わないと、お客様は後になってから気付いて再来店したり、ちゃんとお箸が入っているのかが不安になったりと、余計な負担がかかってしまうことになります。
なので、「自分はちゃんとお箸を入れたからそれでいい」という態度ではなく、それをお客様にもちゃんとその場で確認してもらう必要があるわけですね。
面倒でもそういった確認をちゃんとやる店員の方が、お客様も安心してサービスを受けることができると思います。

(これは少し余談かもしれませんが‥‥「お客様に全部訊けばいいじゃないか」と思う人もいるかもしれませんが、何も考えずに何でもかんでも全部お客様に尋ねるというのは、お客様からしたらかなり面倒なことになることが多いんです。
なので、店員として経験から推測を働かせてサービスを行い、お客様にそれを確認してもらうということが必要な場面も多々あるんですよね。
確かに全部お客様に訊けば、お客様の求めるサービスはできますが、それに至る過程でお客様に負担をかけてしまうになるので、その負担をできるだけ減らすための努力も必要だということです。)



国家や地方公共団体が行う情報公開も、こういう側面を含んでいるのではないでしょうか。
情報を公開せずに後から揉め事に発展してしまうのを防ぐため、自ら周りに情報を公開しておこうというわけです。
こんな言い方をしてしまうとなんとなくネガティブな印象になってしまいますが、制度によって少しでも揉め事を防ごうという趣旨は、とても素晴らしいと思います♪


さらに日常生活でも、そういう態度を意識しておくというのは非常に有効なことだと思いませんか?
自分は周りの人から「わかりやすい性格だね」とよく言われますが、自分はそれでいいと思っています。
わかりやすい人間というのは、周りから見て安心ですからね。
なんかこういう言い方をすると、自分が計算してやっているように見えますが、そういうわけでもないんですよ(笑)

とにかく、周りを驚かせたり不安にさせないような生き方をしていきたいという思っているだけです。
そうやって周りの目を想定して自分を戒め、ちゃんとできたら自分を褒めるという人生も、慎ましくて楽しいですよと言っておきます(*´▽`*)