インターネットと“優しさ”

最近のインターネットの普及はめざましいものがありますが、それに伴って問題もあちこちで起こっています。

特に囁かれているのが、「ネット人口の低年齢化に伴う、ネットマナーの悪化から起こるいざこざ」ですね。

子どもは精神的に未熟で、慣れない環境に対応する力が乏しいわけです。
そんな子どもにインターネットという新しいコミュニケーションツールを黙って使わせれば、このようなことになるのは必然と言えるでしょう。

ケータイにしてもインターネットにしても、そのコミュニケーションツールを使う人間次第で、どんなこともできてしまいます。
そして、法整備がまだ充分ではないため、やっていいこととやってはいけないことの明確な指標もありません。

なので、使う人が個々に判断する必要があるんですが、子どもはこのような慣れない状況において判断を誤る可能性が大です。

ここで大きな指標となりえるのが、“優しさ”です。
ディスプレイの向こう側に確実に存在する見えない人間に対して、“優しさ”をもって接することができれば、いざこざが起きる可能性はグッと減るはずです。
いざこざが起きてしまうのは、相手への配慮が足りなかった場合だけですし、もしいざこざが起こってしまった場合も、「配慮が足りませんでした。すいません。」という風に謝ることで大部分が解決できてしまうんじゃないでしょうか。

それでも、やっぱり子どもには大人が力添えをする必要があると思います。
ここで出番になるのは、もちろん教育ですね。

最近では学校の授業にネットマナーを取り入れている学校もあると聞きましたが、自分はそれに大賛成です。
特にケータイやインターネットでは今までのツールに比べて自由度が高いため、起こりうる問題が多種多様です。
（例えば、電話だったら“イタズラ電話”くらいしか問題になりませんでしたよね）
よって、子どもには予測できない事態が非常に起こりやすいわけです。


せっかく技術の進歩から生まれた素晴らしいツールなのですから、それが社会問題化するなんてとても悲しいことですよね。
決してインターネットはおもちゃではないのですから、ネット上でおもしろがって行動すること自体が間違いだということを、再確認してほしいです。

このエントリーを見た人が、争いごとのない（理性的な議論なら問題ないのですが・・・）快適なインターネット生活を送れることを祈りつつ、今日はここで終わります(*´▽｀*)