神戸大学メディア研ウェブログ

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神戸大創立120周年記念式典 12月25日(日)、YouTubeライブ配信

2022-12-22 08:57:42 | ニュース(告知)
 神戸大の創立120周年記念式典が、12月25日(日)13時半からポートピアホテルで行われる。式典の模様は、YouTubeでライブ配信される。神戸大学医学部卒、iPS細胞作製でノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥さんと、同法学部卒、名誉教授で経済法という法分野の確立に寄与した根岸哲さんが講演を行う。<笠本菜々美>


(画像:120周年記念特設サイトのスクリーンショット)

 12月25日(日)13時半から、神戸大の創立120周年記念式典がポートピアホテルで行われる。式典の模様は、YouTubeでライブ配信される。

 式典では、学長式辞や大学職員、学生、海外協定校からのメッセージのほか、神戸大学医学部卒、iPS細胞作製でノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥さんと、同法学部卒、名誉教授で経済法という法分野の確立に寄与した根岸哲さんが講演を行う。

《神戸大学創立120周年記念式典》
●日時=2022年12月25日(日)13:30~17:20。
●形式=YouTubeでライブ配信。
URL↓
https://www.youtube.com/watch?v=-d5w0AqvI2o
●式次第(予定)
▽第一部 13:30~15:00
開式
オープニング映像上映
学長式辞
来賓祝辞
ビデオメッセージ
来賓紹介
海外協定校祝辞
祝電披露
学歌
エンディング映像上映
▽第二部 15:15~17:20
記念講演
根岸哲さん(神戸大学名誉教授)「神戸大学での『経済法』の研究」
山中伸弥さん(京都大学iPS細胞研究所名誉所長・教授)「iPS細胞 進捗と今後の展望」
現役職員及び学生によるメッセージ~ひとりひとりが輝く未来に向けて~
閉式挨拶
●120周年記念特設サイト= https://www.kobe-u.ac.jp/120th/projects.html



フィギュアスケート、壷井達也さん 全日本へ「4回転2本を完璧に」

2022-12-21 17:15:02 | ニュース
 壷井達也選手(シスメックス所属、国人2年)は11月、フィギュアスケートのグランプリシリーズに初出場し、イギリス大会では5位、フィンランド大会では自己ベストを更新して4位となった。12月21日(水)からは全日本選手権に出場する。神戸大で勉学に励みながら、世界のトップレベルで戦っている壷井選手に、グランプリシリーズの振り返りや全日本選手権への意気込みのほか、大学での学びに関することなどをインタビューした。<尾畑陽貴、久保田一輝>



(写真:インタビューに答える壷井達也選手。2022年12月13日、鶴甲第2キャンパスで撮影。)

聞きて)グランプリシリーズの2試合を振り返って、感想をお願いします。

壷井)グランプリシリーズに行く前は「世界でどれくらい実力が出せるか」ということが分からなかったんですけど、1戦目2戦目と戦っていく中で、5位、4位という順位を得ることができて、表彰台には届かなかったんですけど「世界で戦える」という自信をつかむことができたと思っています。


聞きて)グランプリシリーズで刺激をうけた選手について教えてください。

壷井)1戦目2戦目ともに佐藤駿選手(明治大1年。イギリス大会3位、フィンランド大会2位)と一緒だったんですけど、両方とも彼には届かなかったので、そこはまだまだ自分の実力が足りなかったかな、という印象を受けました。あとは、2戦目でイリア・マリニン選手(アメリカ、フィンランド大会1位)と世界ジュニア選手権(4月)ぶりに一緒に出ることができて、彼は練習からも4回転の安定感とか凄かったですし、そういったところからも刺激をもらいました。


聞きて)海外遠征で言葉の壁を感じたことはありますか?

壷井)とっさに言いたいことがパッと出てこないことは結構あります。でも、他の国の選手とスケートの技術的な話をする時には知っている単語しか出てこないので、そういったことではあまり困ったことは無いですね。(同じ)競技をやっているからこそ分かりあえる部分が、普通の人々に比べると多いかな、と思います。


聞きて)大学の授業では、どんなことを学んでいますか?

壷井)今発達コミュニティ学科のアクティブライフプログラムというところに所属しているんですけど、スポーツ科学をメインで勉強していて、スポーツに関すること全般を学んでいます。運動中の心理的な部分や運動中の人間の動作などが中心ですね。一番良い状態が「緊張とリラックスの間にある状態」で「ゾーン」と言われてるんですけど、それに関することや、練習を毎日行っていく中でどういう風にしたらモチベーションを保ちやすいか、ということも大学で学びました。授業もスケートの練習に生かせるものが多いと考えています。


聞きて)大学生活で最近楽しかったことは何ですか?

壷井)イギリス・フィンランドと海外試合が続いていたので、それらが終わって初めて大学来た時に久々に友達に会って、「お疲れ」とか「おめでとう」といった言葉をかけてもらえたのは結構うれしかったです。


聞きて)最後に、全日本選手権に向けての意気込みをお願いします。

壷井)グランプリシリーズでは、怪我の影響もあってフリーで4回転を1本しか入れられなかったんですけど、全日本では2本入れる予定なのでそれを完璧に滑り切りたいです。また、昨シーズンが9位だったのでそれ以上の成績を収められるように頑張っていきたいと思っています。


 第91回全日本フィギュアスケート選手権大会は、12月21日(水)から25日(日)まで、大阪府門真市の東和薬品RACTABドームで行われる。壷井選手の出場する、ショートプログラムが23日(金)の16時22分から、フリーが25日(日)17時からだ。また全日本選手権は、2023年2月にアメリカで行われる四大陸選手権と、3月に埼玉県で行われる世界選手権の日本代表最終選考会を兼ねている。今大会の結果次第では壷井選手も選出される可能性がある。


壷井達也(つぼい・たつや)
 2002年生まれ。愛知県、中京大中京高校出身。2021年4月、神戸大学国際人間科学部発達コミュニティ学科に入学し、現在2年生。2022年4月の世界ジュニア選手権で3位。同月に日本スケート連盟の今年度特別強化選手に指定され、6月にはシスメックスへの所属が発表された。2022-2023シーズンからシニア級デビュー。初挑戦となったグランプリシリーズでは2大会に出場し、イギリス杯で5位、フィンランド杯で4位だった。昨年9位に終わった全日本選手権での6位以内という目標に向かって、自身の強みである、流れるようなスケートが期待される。


学生、教職員ともに増加傾向 12月14日~12月20日の学内コロナ感染者数

2022-12-20 23:13:19 | ニュース
 神戸大は毎週水曜日に前日までの1週間の感染者数を掲載している。12月21日の発表によると、12月14日から12月20日までの期間に学生89人、教職員33人の感染が確認された。先週に比べて、学生は37人増加し、教職員も6人増加した。<奥田百合子>


(画像:2021年4月21日~2022年12月20日の学内感染者数推移 グラフ)

▼神戸大サイト「本学の新型コロナウイルス感染者について」=https://www.kobe-u.ac.jp/NEWS/info/corona_infected.html

【2022年度神戸大の新型コロナ感染者数】(神戸大サイトから)
12月14日~12月20日 学生89人、教職員33人。
12月 7日~12月13日 学生52人、教職員27人。
11月30日~12月 6日 学生57人、教職員18人。
11月23日~11月29日 学生25人、教職員14人。
11月16日~11月22日 学生35人、教職員24人。
11月 9日~11月15日 学生25人、教職員8人。
11月 2日~11月8日 学生15人、教職員8人。
10月26日~11月1日 学生12人、教職員10人。
10月19日~10月25日 学生24人、教職員6人。
10月12日~10月18日 学生11人、教職員10人。
10月5日~10月11日 学生23人、教職員11人。
9月28日~10月4日 学生 7人、教職員15人。
9月21日~9月27日 学生17人、教職員14人。
9月14日~9月20日 学生44人、教職員24人。
9月 7日~9月13日 学生58人、教職員68人。
8月31日~9月 6日 学生54人、教職員109人。
8月24日~8月30日 学生117人、教職員17人。
8月10日~8月23日 学生152人、教職員114人
8月 3日~8月 9日 学生180人、教職員78人。
7月27日~8月 2日 学生212人、教職員32人。
7月20日~7月26日 学生131人、教職員60人。
7月13日~7月19日 学生95人、教職員24人。
7月 6日~7月12日 学生22人、教職員 8人。
6月29日~7月 5日 学生57人、教職員 5人。
6月22日~6月28日 学生22人、教職員 2人。
6月14日~6月21日 学生 9人、教職員 3人。
6月 8日~6月13日 学生53人、教職員 3人。
6月 1日~6月 7日 学生22人、教職員10人。
5月25日~5月31日 学生27人、教職員 8人。
5月18日~5月24日 学生58人、教職員15人。
5月11日~5月17日 学生63人、教職員13人。
4月27日~5月10日 学生 8人、教職員 4人。
4月20日~4月26日 学生90人、教職員 2人。
4月13日~4月19日 学生57人、教職員 5人。
4月 8日~4月12日 学生29人、教職員 8人。
3月30日~4月 7日 学生16人、教職員 4人。

学内の累計感染者数(2020年4月以降)学生2557人、教職員951人。



神戸大で目撃されたタヌキ 危険性は

2022-12-20 21:31:42 | ニュース
 12月12日午前、鶴甲第1キャンパスD棟とK棟の間の構内で、怪我をした野生のタヌキが確認された。学生支援課はうりぼーポータルで、タヌキは皮膚病にかかっており、人間にも感染する危険があるため、見かけても決して手を触れないように注意喚起をした。ニュースネット委員会は、習性や危険性など、神戸大に出没するタヌキについて大学職員に話を聞いた。<奥田百合子>


(写真:以前にも構内で確認されていた、怪我をしたタヌキ。2022年3月29日撮影。)

山の厳しい寒さから逃れるために、神大に下りてくる
 普段は山の中で暮らしているタヌキだが、毎年11、12月ごろになると、山中の過酷な寒さから身を守るために、比較的暖かい神大のキャンパスまで下りてくるという。下山したタヌキはキャンパス内で穴を掘って暮らし、3、4月ごろに山へ帰っていく。職員によると、2年ほど前に、先日目撃されたタヌキとは別の親子タヌキがキャンパス内に出現し、春になると子どもタヌキが山へ帰ったそうだ。しかし、今年1月以降は今回のタヌキしかキャンパス内で現れていないという。このタヌキは片足を失っているため、山に帰ることができない可能性がある。

タヌキが感染しているのは疥癬(かいせん)という皮膚感染症
 疥癬とは、ヒゼンダニと呼ばれる小さなダニが皮膚に寄生しておこる皮膚疾患のこと。強いかゆみを伴い、毛が抜け落ちる。免疫が弱っている時にはヒゼンダニの増殖が盛んになり、皮膚が分厚く固くなって剥がれ落ちてしまう。寄生する動物によってダニの種類が異なる。職員は、「タヌキはみんな年をとれば疥癬にかかってしまう。」と話し、今回のタヌキだけが特別に感染してしまったのではない。タヌキに適切に薬を投与してダニを駆除すると、元通りの健康な皮膚に回復することができる。

タヌキの疥癬は人にもうつるのか
 タヌキから人へ疥癬(かいせん)が直接うつるというケースはほとんどないそうだが、うつる可能性もある。また、最も多い感染経路は、タヌキの疥癬が外で飼っている犬や猫を通じて人に感染するルートだ。しかし、人間と動物では主に寄生するヒゼンダニの種類が異なるため、動物からうつった疥癬の症状が長く続くことはない。ただし、人から人へ感染する疥癬は、増殖して集団感染を引き起こす恐れがあるので注意が必要だ。

【追記】
 構内で確認されていたタヌキが、1月7日に息をひきとった。疥癬で皮膚が硬化して、皮膚呼吸ができなくなったことが死因と見られている。
(2023年1月11日21時40分 編集部)



関西宝連 宝生流能楽部が「船弁慶」披露

2022-12-18 23:34:06 | ニュース
 神戸大学宝生流能楽部が12月18日に大江能楽堂(京都市)で開催された、関西宝連に出演し、能「船弁慶」を披露した。関西宝連とは、関西で活動する大学間の発表会。<佐藤ちひろ>


(写真:別れの舞を舞う静御前)

 神戸大学宝生流能楽部が12月18日に大江能楽堂(京都市)で開催された、関西宝連に出演し、能「船弁慶」を披露した。関西宝連とは、関西で活動する大学間の発表会。

 能楽部によると「船弁慶」のあらすじは、「兄・源頼朝と不和となってしまった源義経は、武蔵坊弁慶ら家来とともに都から逃れ大物の浦へと着く。弁慶からいつまでも義経の恋人である静御前が旅に伴うのは望ましくないと進言があり、静と義経は泣く泣く別れることになる。その後義経一行は船を出し旅を進めるが、やがて海が荒れ始め、壇ノ浦で滅びた武将・平知盛が亡霊として現れる。知盛は薙刀をもって義経に襲い掛かってくるが、弁慶と義経は力を合わせ怨霊を退散させる」というもの。

 ニュースネット委員会は、今回出演した学生に感想を聞いた。
 
 「前シテ」と呼ばれる能の前半の主人公を務めた、静御前役の齋藤花織さん(営・4)は、「今回の冬の関西宝連では、本当に多くの方にご来場いただき、誠にありがとうございました。おかげさまで能「船弁慶」は大きな失敗もなく、無事に終えることができました。今回初めて能のシテ方を務めさせていただきましたが、4年間の集大成を示せたのではないかと思います。能面の隙間から見えた三間四方の舞台の景色は、一生忘れません。私は今年で大学を卒業しますが、頼りになる後輩達が更に部活を盛り立ててくれることを期待しています。これからも神戸大学宝生流能楽部を何卒よろしくお願いいたします」と振り返った。


(写真:源義経(右)に襲い掛かる平知盛(左))

 「後シテ」と呼ばれる能の後半の主人公を務めた、平知盛役の小林莉久さん(理・3)は、「先生方や先輩、後輩、OBの方々など本当に多くの方に支えていただき迎えられた会だと思っています。初めての演能で右も左も分からない中、動きを覚え、型を洗練させ、少しでもいい演技をと稽古に励んできました。本番の緊張感は並々ならぬものでしたが、応援してくださる方のことを心に留め、今までの稽古を信じることで無事舞台を遂げることができました。この度たくさんの方々にご助力頂いたご恩に恥じぬよう今後も稽古に励み、宝生流能楽部を盛り上げていきたいと思います」と周囲への感謝を口にした。

 また、源義経役の平田航大さん(営・2)は、「本来子供が演じる義経を、大学生の自分がどう演じるかが難しかったです。先輩方の晴れ舞台に、直接貢献できたことを嬉しく思います」とコメントした。