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『高度教養科目』の履修登録は4パターン 「抽選」方式は3月23日から25日に登録

2021-02-27 22:00:00 | ニュース(告知)
 神戸大は、前期第1Q・第2Qに主に3、4年生対象に開講する『高度教養科目』の履修登録方法について発表した。「抽選登録」、「通常の履修登録」、「開講学部等の教務担当係窓口・メール等での事前申し込み」、「初回授業に出席し申し込み」の4パターンがあり、最も早い「抽選登録」方式の科目の登録期間は、3月23(火)17時から3月25日(木)17時。結果発表は3月26日(金)。卒業に必要な単位は4単位で、自分の興味のある講義が、どの時間帯にどの学部で開講し、どの方式で申し込むのかをチェックする必要がある。

 『高度教養科目』は、専門の異なる学生が一緒に解決方法を探りながら、「分野融合」「文理融合」の意義、協働の大切さを学ぶ科目で、主に3、4年生を対象に開講されるが、一部2年生に開講される科目もある。

 2月22日、神戸大が公式サイトで発表した令和3年度前期第1Q・第2Qの『高度教養科目』の履修登録方法には、「抽選登録」、「通常の履修登録」、「開講学部等の教務担当係窓口・メール等での事前申し込み」、「初回授業に出席し申し込み」の4パターンがある。

▽抽選登録。
  第1次抽選:3月23(火)17時~3月25日(木)17時。
        結果発表3月26日(金)時間未定。
  第2次抽選:3月29(月)10時~17時。 ※第1次抽選の結果、定員に余裕あれば実施。
        結果発表3月30日(火)時間未定。
  第3次抽選:4月1(木)10時~17時。 ※第2次抽選の結果、定員に余裕あれば実施。
        結果発表4月2日(金)時間未定。
▽通常の履修登録。
  4月2日(金)13時~4月23日(金)17時。
▽開講学部等の教務担当係窓口・メール等での事前申し込み。
  ※事前に申し込みを行い、いったん履修が決まった授業科目は取り消すことはできない。
▽初回授業に出席しての申し込み。

 履修登録方法は、授業科目ごとに異なり、うりぼーポータルの「高度教養科目」のページ(http://www.office.kobe-u.ac.jp/stdnt-kymsys/student/blue11/index_kodokyouyou.html)で確認できる

▽高度教養科目とは?
神戸大学では,すべての学生が卒業時に身につけるべき3つの能力を「神戸スタンダード」として定めている。3つの能力とは「複眼的に思考する能力」、「多様性と地球的課題を理解する能力」、「協働して実践する能力」。
複眼的に思考する能力を身につける『基礎教養科目』、多様性と地球的課題を理解する能力を身につける『総合教養科目』は、1、2年次生対象に開講されている全学共通授業科目だ。
 そして協働して実践する能力に対応するのが、各学部および国際教養教育院が開講する『高度教養科目』。ある程度専門科目を学修した3、4年次生を対象に開講され、専門の異なる学生が共通の課題について協働して解決方法を探ることによって、「分野融合」「文理融合」の意義、協働の大切さを学ぶことを学修目標としている。

 高度教養科目には、以下のような多様な科目があり、卒業に必要な単位は4単位。
 ・外国語で行う専門科目(学内サマースクールも含む)。
 ・学際科目(文理融合科目を含む)。
 ・グローバルイシュー関連科目。
 ・社会(地域)連携科目。
 ・ESD関連科目。
 ・高度教養セミナー(少人数の多分野協働セミナー)。
など。

(画像下:『うりぼーポータル』サイトの「高度教養科目」スクリーンショット)




新年度、神戸大は「対面が中心」という方針 国際人間科学部がサイトで公表

2021-02-26 23:18:51 | ニュース
 神戸大国際人間科学部は2月26日、「新年度の授業実施について、『対面による授業を中心に開講する』という大学全体の基本方針に沿って授業を実施する」とサイトで公表した。演習、実験・実習科目に加え、鶴甲第2キャンパスの講義科目も「対面」で実施。外国語は「遠隔」で行う。ただ、「対面授業の実施が困難と判断される場合は遠隔授業を実施する」としている。


(画像上:「2021年度(令和3年度) 神戸大学国際人間科学部の授業実施方針について」のスクリーンショット)

 2月26日に公開された「2021年度(令和3年度) 神戸大学国際人間科学部の授業実施方針について」によると、
 ▽大学の基本方針に基づき、「対面による授業」を中心に実施。
  ただし、新型コロナウイルスの感染拡大防止という目的に照らし、
  対面授業の実施が困難と判断される場合は遠隔授業を実施。
 ▽対面授業が困難な場合は、リアルタイム型遠隔授業、オンデマンド型遠隔授業、
  対面・遠隔を併用したハイブリッド型授業、遠隔・対面を切り替える
  ブレンド型授業等の中から、適切な形態を選んで授業を実施。
 ▽遠隔授業を実施する場合でも、定期試験では、対面の場合がある。
としている。
 大学全体の新年度の授業方針が公式サイトで明示されたのは、これが初めて。

 このサイトでは、国際人間科学部の各科目の開講方法も具体的に明記している。
 それによると、シラバスやBEEFでアナウンスがないかぎり、下記の方法により開講するとしている。
 【演習科目】感染対策を講じた上で、対面授業を行います。
 【講義科目】感染対策を講じた上で、対面授業を行います。
       ただし、鶴甲第1キャンパスにおいては大講義室が不足しているため、遠隔授業を行います。
 【外国語科目】多くの学生が一斉に発話をすることを考慮して、遠隔授業を行います。
 【実験・実習科目】感染対策を講じた上で、対面授業を行います。

 ただ、鶴甲第1キャンパスで開講される「講義科目」のうち、学部共通基礎科目及び学部共通発展科目は、対面授業が実施される場合も、1回目、2回目の授業はすべて「遠隔」で実施。
 履修登録期間が終了し受講生数が確定してから、収容可能な教室が確保できた場合に、3回目から対面授業を実施する、と具体的な実施奉納にも言及している。

 詳細は、国際人間科学部サイト「2021年度(令和3年度) 神戸大学国際人間科学部の授業実施方針について」 http://www.fgh.kobe-u.ac.jp/ja/node/992 参照。



謝恩会や卒業旅行の自粛を コロナ感染防止の徹底呼びかけ

2021-02-26 21:53:34 | ニュース
 2月10日付で、神戸大は年度末に行われる行事に対する留意事項を大学サイトに掲載し、新型コロナウイルス感染拡大防止策を呼び掛けている。具体的には、学生に飲食に繋がる謝恩会や卒業旅行などの自粛を要請している。

 去年3月、京都産業大では、欧州5か国の卒業旅行から帰国した学生4人のうち、後に発症した3人が祝賀会やサークルの懇親会に出席。その後、帰省したため他府県にも感染が広がって、4月5日までに69人(京都府医師会まとめ)のクラスターとなる事例が発生。同大は社会のバッシングにさらされた。
 神戸大でも、去年3月中旬にドイツ旅行から帰国した20代の神戸大の男子学生3人が新型コロナウイルスに感染していたことがわかり、大学は記者会見で事情を説明する事態になった。

 2月10日付の「年度末に向けて行われる行事等における留意事項について」と題した学生担当理事・副学長の呼びかけ文の全文は次の通り。

        ○         ○

2021年2月10日
学 生 各 位
学生担当理事・副学長

年度末に向けて行われる行事等における留意事項について

 現在、兵庫県を含む10都府県に対し、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言が発令されています。
 政府からは、人の移動が活発になり、より多くのひとが集まる機会の多い年度末に向けて、感染拡大防止のため、緊急事態宣言の対象区域に対し、以下のとおり要請がありましたので留意してください。
 学生の皆さんには、感染防止対策の徹底について、令和2年8月3日付の通知において注意喚起しているところですが、自身の健康管理と安全対策を講じるとともに、他者を感染させない行動を心掛けてください。
 また、緊急事態宣言解除後にあっても引き続き、自らの身を守る行動をとっていただくようお願いいたします。
 

 
・飲食につながる謝恩会及びこれに類するものについては、自粛願いたい。
・卒業旅行については、若者が感染に気付かず活発に移動することにより、高齢者等に感染を広げている実情を踏まえ、自粛願いたい。

以上

▼神戸大サイト「年度末に向けて行われる行事等における留意事項について」https://www.kobe-u.ac.jp/NEWS/sub_student/2021_02_12_02.html

(画像下:2021年2月22日付「年度末に向けて行われる行事等における留意事項について」神戸大サイトのスクリーンショット)





文系数学「難しかった」 2次試験の前期日程終わる

2021-02-25 23:18:19 | ニュース
 午後から曇り空となったものの、2月25日は比較的気温の高いまずまずの入試日和だった。神戸大の個別学力検査(2次試験)の前期日程は、16時50分に海洋政策、経営以外の学部の国語が、17時10分に保健学科以外の理科が終了し、神戸大の個別学力検査(2次試験)前期日程は終了した。文系数学では、過去問からの傾向に変化があった。<鶴甲第1キャンパス:塚本光、深江キャンパス:OB取材班>


(写真:帰路につく受験生、神戸市バス16系統神大国際文化学研究所前付近)


 1人で終わったことをかみしめる受験生、友達と答えがどうなったかを相談する受験生、迎えに来ていた親に試験について話す受験生など、帰路に就く様子は様々だった。

 経済学部を受験した高校3年生男子は、「今までなら数学は微分積分、ベクトル、確率が出ていたんですけど、虚数が出ていたり、傾向が変わっていたので、あまりできなかったんですが、国語と英語は変わってなくて、いつも通りできだと思います。」と、落ち着いた様子。また、同じく経済学部を受験した高校3年生男子2人は、数学について、「他の方も数学が変わってたって言ってたなら安心です。でも、微積、ベクトル確率が出てなくて、教科書の最初に出ているような高次方程式とか、虚数が出ていて難しかったです。」と2人で悔しそうに語った。
 国際人間科学部グローバル文化学科を受験した高校3年生女子は、「感想って言われると難しいですね。あんまり出てこないです。でも、やっぱり数学が変わってました。」と終わったことにより、明るい様子。
 大阪府の予備校に通い、工学部応用化学科を受験した19歳の男子受験生は、「数定積分の計算が出ていたりしていて、数学と英語では差がつかなさそうだった。物理で終わる直前に計算ミスを見つけた。」と、少し悔しさを滲ませた様子。

 京都の予備校に1年通っていたという海洋政策学部文系科目重視型の滋賀県の男子受験生は、「浪人していろいろ学部について考える時間があった。文系・理系とも両立しているので海洋政策学部がいいなと思って受けました。試験も手応えがありました」と少し明るい表情。「現役時代はファミレスなどで勉強していたけど、(コロナ対策で)自宅で勉強する時間が長かったため、誘惑を断ち切れて勉強に集中できた」と、巣ごもりが功を奏した様子。
 「数学が難しかった。英語は2019年より前のパターンに戻った。事前にたてた対策とは(傾向が)違った」という、海洋政策学部の文系科目重視型で受験をした大阪府の現役男子受験生は、「経済学部を目指していたが共通テストの結果が振るわなかったので学部を変えた。模試では倍率が低かったのに、フタを開けたら5倍という高倍率で…」とちょっぴり苦い表情だった。
 「数学がちょっと…」と、ワンポイント柄のマスクの下ではにかんだ兵庫県内の現役の女子受験生は、理系科目重視型の試験を選んだ。「もともと海事科学部を目指してました。(新しい学部になって)大学がこの学部にますます力を入れているなと感じた」といい、学部選択に迷いはなかったという。


共通テスト下で初の2次試験 マスク着用で回答用紙に向かう

2021-02-25 11:20:18 | ニュース
 神戸大の2次試験の前期日程が2月25日午前始まった。事情のない限り全ての受験生がマスクを着用し、緊張した面持ちで試験に臨んだ。共通テストが実施されて初めての入試となる今年度は、改組・新設の海洋政策科学部含め、多くの学部で倍率が去年に比べて増加した。<塚本光>


(写真:最初の外国語の試験開始を前に 説明を聞くマスク姿の受験生。2021年2月25日午前9時すぎ 鶴甲第1キャンパスで)

 晴れたものの冷え込みも厳しくなく、受験生にとって比較的良いコンディションとなった2月25日、神戸大の個別学力検査(2次試験)前期日程が行われた。
試験開始の1時間以上前から、一人でイヤホンを耳にリラックスする制服姿や、親子で会場に来て受験票など最終チェックを行ってから会場に向かう受験生、友人と会話し緊張をほぐしている高校生などの姿が見られた。試験は定刻通り9時20分の「外国語」から始まった。

 共通テスト開始後初の2次試験で、志願倍率が文、法学部では低下したものの、ほかの学部では高くなった。海事科学部を改組して新設された海洋政策科学部では、文系科目での受験も可能となった。募集人員の少ない文系科目重視型の倍率(5.5倍)が、理系科目重視型の倍率(3.1倍)を上回り、合計の倍率は海事科学部時代の去年に比べ、増加した。

 新型コロナウイルスの感染対策として、大学は試験会場の前にアルコール消毒液を設置し、受験生はマスクを着用して試験に臨んだ。