こばさん

更新は終了しました。

富士登山記(その1)

2007-07-23 01:42:16 | 富士登山記



7月18日、5時40分起床。
昨日寝たのは2時半。
3時間ほどしか寝ていませんが、
目覚まし時計が鳴る前に目が覚めました。
だって今日は日本一の山に登るんだもん。

東京方面から須走口五合目に向かうには、
新宿から小田急線で御殿場まで電車で行き、そこからバスに乗るか、
最初からバスに乗って御殿場で乗り換えるか。
バスが苦手な僕は当然電車を選択。
7時15分新宿発のロマンスカーで敵地に乗り込みます。

家から新宿に行くためには、二度乗り換える必要があります。
そんなこともあってちょっと早めに家を出るつもりでしたが、
忘れ物はないかとチェックしていると、
「ぐわああ、トイレットペーパーを忘れてる!!」
急いでトイレに行って一つ取り、芯を外してビニール袋に入れて、ザックの中へ押し込みます。
そんなことがあって、電車一本乗り遅れてしまいました。

それでもまだ大丈夫。余裕は見てますから。
ところが次の電車に乗って3分後、電車が急停車。
「線路内に人が立ち入っているようです」と車内アナウンス。
それを聞いて、「ふざけんなよー」と心の中で言ったつもりでしたが
声が出ていたようで、一斉に周りの人たちの視線を浴びました。

そんなこんながありましたが、何とか無事に新宿着。
予定通りに御殿場に向かえることになりました。
御殿場までは1時間45分。
なので少しでも寝てようと思ったのですが、
実は4年前まで小田急線沿線に住んでいたので
久しぶりの景色が懐かしい。
久しぶりに見る多摩川を、パシャ。



そうこうしているうちに、電車はもう神奈川も越えてしまいました。
目的地に近づくにしたがって気になるのが、空模様。
天気予報は曇りだったので快晴は期待していませんでしたが、
道路がだんだんと濡れてきています。
でも今は降っていない様子。
「降るんじゃねえぞ」と今度は確実に心の中だけでつぶやきました。

御殿場に着くと、ほんのちょっとだけポツポツ降ってくるくらい。
登山には影響なさそうです。
須走口は人気がないルートだと聞いていましたが、
バスに乗ったらそれがすぐに理解できました。



乗っているのは僕を含めて3人だけ。
いくら平日だからといって、ここまでとは思いませんでした。
でもその分のんびり歩けそう。

そしてやっぱり気になるのが、天気。
出発のときはそれほどでもなかったのですが、
登っていくにつれて、窓に当たる雨つぶが多くなってきます。
バスのワイパーも往復回数が増えていき・・・

10時半、ついに着きました。富士山五合目。



ここですでに標高2000m。
僕にとってはすでに未知の体験です。

バスを降りると霧雨状態。雨宿りもかねて山小屋へ一直線。
出迎えてくれたのは山荘菊屋のおばあちゃん。
「よく来たねえ。体を慣らしてから行きなさい」
と、椎茸茶を出してくれました。
初めて飲みましたが、なかなかおいしい。
お土産用もありました。(買いませんでしたけど)

ここでお土産品などを見ながら30分ほど過ごしました。
しかし雨は全く止む気配がなく・・・
と、そこで隣の山小屋東富士山荘へ移動。
そして闘う前の腹ごしらえ。きのこうどんを食べました。



登山前にはうどんを食べておくといいそうですよ。
2時間後ぐらいにいいエネルギーになるそうです。
で、このうどんはかなりボリュームがありました。
お値段900円。
サービスになぜかコーヒー。合わないと思いますけど・・・。

さて食べ終わっても、雨は止みそうにありません。
晴れ男であることを自負していましたが、
人生最大の挑戦の日が雨なんて・・・。
そこでもう少し時間つぶし。
帰りに買って帰るお土産を決めました。

そうこうしているうちに時刻は12時。
そろそろ決断を下すときです。
雨は降っています。でも苦痛を感じるような雨ではありません。
細かい粒がさらさらと。

よし!行こう!!
このくらいの雨で中止していては、登山なんていつになってもできません。
そのうち止むだろうくらいの気持ちで出発の準備。
何と言っても、全く使う可能性のなかった雨具が
無駄にならなくて良かったです。

雨具の上だけを着て、帽子を被って、アクエリアスを買って、ザックを背負って、
12時15分、出発!!
山小屋の人たちが、
「いってらっしゃい」「気をつけて」と声をかけてくれました。

いよいよ挑戦のとき。
いやがうえにも気持ちが高ぶります。
そして100mほど歩くと、



行き止まりではありません。
ここが入り口です。
さあ、いよいよ始まります。

が、
ここで早くも体に異変が!!
100m歩いただけで、もうすでに息が上がってます。
心臓もバクバク。
え?これって、高山病??


早くも訪れたピンチ。
この男は本当に頂上に立てるのか?

つづく



現在の富士山⇒⇒⇒

現在のランク⇒⇒⇒


最新の画像もっと見る

コメントを投稿