やま建築研究所

私が感じたこと、気になった建築などを書き留めたノートです。

わーたしさくらんぼ!! もうすぐ参院選。政治のイベントにも行ってきました。

2007年06月29日 02時13分50秒 | Weblog
昨日の話ですが、会社にミキティがさくらんぼを持って来てくれてました。

なぜさくらんぼかというと出身が山形で実家から送ってもらったそうです。

仕事終わりにみんなで食べたのですが、色つやもよくて甘くてとてもうまい

有名なブランド品だそうですが、知らなくていく姫にこけにされました。



さて今日はというと小泉内閣でおなじみ、改革の旗振り役だった竹中平蔵氏主催の「参院選マニフェスト・ウオッチセミナー」というイベントに参加するため六本木ヒルズにいってきました。

首相補佐官の世耕氏、民主党の津村氏が参院選における党のマニフェストを説明し、それに対して竹中氏をはじめ5人の先生方が意見を述べていくというディスカッション式で行われました。
特に政治に興味があるわけではないのですが、日本を引っぱる人たちの話が生で聞けるということで行ってきました。

政策論争となると素人にはとっつきにくいと思ってましたが、竹中氏と世耕氏の話はたとえ話をうまく使っていてわかりやすい。
結論から入って、比較し、数字で裏づけしながら話を進める方法はおおいに勉強になりました。

特に印象に残っている話は
世耕氏いわく
「小泉内閣は成長優先、経済優先だった。安部内閣は成長優先としながらも教育や地方の問題など一つ一つに処方箋を示していくやり方だ。」

「薬に例えると小泉内閣はよく効く特効薬。よく効く代わりに副作用も多かった。安部内閣は漢方薬。じわじわと効いているのかいないのかわからないが、確実にいい方向に向かっているのでは。」

「改革には財政の裏づけが必要。お金がなければ何もできない。」

うんうん。確かにその通りかも。しかもうまいこと安部内閣のアピールにもっていく話術はさすがだ。

対して民主党の津村氏の主張は

「年金問題、格差是正が最大のテーマである。」

「小泉改革を全否定はしない。不良債権処理、経済改革はよしとする。でもその反動で生まれた影の部分は批判する。」

「理念は共生。地域に光を当てる。」

うーん、言ってる事は正しいかもしれないが、何のためにするのかよくわかりましぇん

と、まあ他にも大事な事をいっぱい言っていたと思いますが私の頭で理解できたのはこれぐらいです。

「言うは易し。行なうは難し。」とよくいいますがたとえ素晴らしい目標を立てても実行しなければ、実現できなければ意味がない。
ちゃんとやってるのか選挙が終わってもしっかり見とかないとね。

そして我々も国に頼るだけでなく、自分が社会に対してなにができるのかを考えることも必要だと思います。




やま建海外遠征でフランスいってきます!!

2007年06月26日 01時17分15秒 | Weblog
6/1のブログで発表した「格安航空券でゆく!! オレ流フランス旅行 世界遺産からコルビジェを巡る旅」。
なんと実施が決定しました

10万円以下の航空券はどこに電話しても売り切れでほぼあきらめていました。
でもまめにかけているうち、やり手旅行会社を見つけパリ行き10万円でゲットできました。
探せば見つかるものですね。

キャセイパシフィック航空で香港経由の便です。
期間は7/2~11まで。パリ滞在は8日間です。

いまどこにいくか計画を立てているのですが、フランスは見所がたくさんあってどこに行くかなかなか決めれません。

世界遺産、コルビジェとテーマは決まっているのですが・・・
どちらもかなりの数がフランスにはありますしね。

それにやっぱりフランスに行くからにはルーブル美術館やエッフェル塔、セーヌ川の遊覧船などなどお決まりの観光スポットにも行ってみたいし・・・

建築物も世界遺産やコルビジェだけじゃありませんもの。

なんか優柔不断な性格がでています。

それでもなんとか決めました。スケジュールは・・・

一日目:オルセー美術館
    ノートルダム大聖堂
    オペラ・ガルニエ
    エッフェル塔
    凱旋門
    パレド・トーキョー


二日目:ベルサイユ宮殿
    ポンピドゥーセンター
    グラン・パレ

三日目:ロンシャンの教会

四日目:マルセイユへ
    ユニテ・ダビダシオン
    リヨンへ
    ラ・トゥーレットで一泊

五日目:パリへ戻り
    サヴォア邸
    セーヌー川遊覧船

六日目:モン・サン・ミッシェル日帰り

七日目:ル-ヴル美術館
    ラ・デファンス

八日目:パリ発

ちょっと欲張り過ぎですかね。
海外一人旅も今回で3回目。いらぬ自信がついてきたのかもしれません。

でも移動は駆け足、一日一食でまわれる限り訪れてきたいと思います。


どこかオススメがあれば教えてちょんまげ。









こんな天気でいいんじゃない。

2007年06月22日 01時36分50秒 | Weblog
今日の仕事はいく姫はお休み。

なので朝からピリピリしてました。

東京営業所のCADスタッフはチーフのいく姫、そして私を含めて3人の計4人でまわしてます。
しかもそのうち一人は2時出社なので午前中は2人でした。
先行き不透明でしたが、ミキティの応援そしていつも無理難題をふっかけてくるお客さんからの電話もなく、なんとか乗り切れました。

ちなみにおとついはミキティがお休みでした。

普段一緒に働いているときはムカッとくる事はあっても、やはりミキティ、いく姫がいない営業所は考えられません。
梅雨入りしてもすぐ晴れるのがいいところ。


今月はもう終盤。本当の天気も梅雨らしくない日々ですが、すごし易い天気ですな。












フランクゲーリーの映画みました!! オレ建は「一葉記念館」

2007年06月18日 02時26分09秒 | 建築の歩き方
昨日土曜日の話ですが、仕事終わりに映画「スケッチ・オブ・フランク・ゲーリー」を見に行きました。

渋谷文化村にある「ル・シネマ」で上映中

アメリカの建築家フランク・ゲーリーの日常の仕事を追ったドキュメンタリーです。
代表作はスペインのビルバオ・グッゲンハイム美術館、米国のゲーリー自邸、そして日本には神戸にフィッシュダンスと題された魚のオブジェがあります。

いずれも実物を見たことはありませんが・・・

雑誌などでよく目にする事がありますが、曲面や平面を複雑に組み合わせて、奇抜な形状に仕上げた建物です。
設計するのも大変だけど実際に作るのもさぞかし大変そうです。

ゲーリーの友人でもある映画監督がデジカム片手に仕事場や車の中でインタビューしたり仕事現場を撮ったり、かなりの信頼関係がなければ不可能な密着した取材で本音を引き出しています。

紙を模型にテープで貼りながら形を決めていったり、チームワークを重視して進めていく方法など巨匠の仕事振りを垣間見ることができました。

その中で私の印象に残った言葉は

「施主の全てを受け入れるのではなく、自分の主張を全て押し通すのでもなく、自分を表現するわずかなスペースを見つける事」

「大切なのは光の使い方。完成したときの日の当たり具合、入り具合で成功したと思える」

「どんな素材でも使い方によって豊かに表現できる」

「新しく建つ建物は隣人(隣、周囲に建つ建物)との対話が重要」

です。

後は興味があれば自分で見て感じてください


そしてそして今日の「オレ流建築の歩き方」は台東区竜泉にある「一葉記念館」です。
平成19年6月17日の今日、行ってきました。

ルートは近くの大塚駅から都電荒川線に乗って終点の三ノ輪で降りました。

都電に乗ったのは初めてですが、発車の合図の「チンチン」走っている音の「ゴトンゴトン」が乗り物にのっている感を実感させてくれます。
お年寄りが多いせいもあるのか、席を譲るマナーが一般の電車より多い気もしました。

また、街中しかも家の間を走っていくので車窓からは生活感あふれる光景が流れていきます。
これは一般の電車はもちろんバスや車からも見ることはできない景色でしょう。まさに守るべき「都電沿線景観」です



さて三ノ輪からは歩いて約15分。「一葉記念館」に到着しました。
一葉とは「樋口一葉」あの五千円札の肖像の方です。

この記念館は約40年前、地元の方々の協力で建てられたそうですが、五千円札の肖像に決まったことがきっかけで平成18年11月に新しく建て直されました。

住宅街の中にあるのですが、目立つわけでもなく周囲に溶け込んでいます。
正面を縦桟で覆っているのがいいのかもしれませんね。



縦桟の裏側に3階までの直階段があり室内の階の移動に使われます。
建物正面に階段をもってくる配置は初めて見ました。
西日から作品をまもり展示室以外は明るく開放感のある空間にするためでしょうか。

建物自体は大きくはありませんが、24歳で亡くなった一葉の人生の大きな軌跡が詰め込まれています。











牛タン屋での秘密会合。  「オレ建は彦根城」

2007年06月15日 02時18分25秒 | 建築の歩き方
今日から梅雨入り。
くせ毛の私は湿度が上がると髪がカールしてきます。
水道橋のモーツアルトといったところでしょうか!?

そんなことはさておいて、今日は仕事帰りにミキティとタスクボーイ24とで食事に行きました。
いく姫は仕事の都合で不参加です。

水道橋駅前にある牛タン屋に行きました。

ここで紹介するとタスクボーイ24は営業所の内業スタッフの一人で、女性がほとんどを占める中、少数派の男性陣としてがんばっています。
でも親友に2人の現場スタッフがいるのですが、2人とも近々やめてしまうそうなので少し寂しげです。
心配するな、君にはミキティ、いく姫そして我々内業スタッフがついている
と励ましの言葉もほどほどに。

そんなこんなで飲みながら食べながら9時ごろまでいました。




久しぶり「オレ流建築の歩き方」は滋賀県・彦根市にある国宝「彦根城」です!!

ゴールデンウイークに実家の大阪に帰ったのですが途中下車して行ってきました。

平成19年5月4日の事です。

ところで知ってます?
長距離切符は改札でスタンプを押してもらうと途中下車ができるんです。特急券はだめですけどね。
新幹線を京都で降りて、観光してから大阪までは新快速を使うといったふうに、それを知ってからはそんな使い方をしてます。

彦根城は歴代の徳川幕府大老を務めた井伊氏の居城であります。
井伊家とは桜田門外の変でおなじみの井伊直弼の実家です。

彦根城は1607年頃に完成したといわれているので今年で400年目。
キャンペーン中でもあり、人でごったがえしていました。

城の建つ高台へは、石段をのぼります。
石段は城攻めをされた時に、敵が進入しにくいよう曲がりくねってつくられています。




途中に何軒かの櫓(やぐら)をくぐっていくのですが、この日は櫓の建物のなかで衣装デザイナーの個展が開かれていました。
時代ものの映画や舞台でつかった衣装の展示と古建築のコラボレーション。なかな味がでてます。

頂上付近には長蛇の列。

初めて見た彦根城の印象は「小さっ!!」。



日本には国宝の城は4軒あります。(←軒という単位であってますかね?)
滋賀の彦根城、愛知県の犬山城、長野県の松本城そして兵庫県の姫路城です。
そのなかで行ったことがあるのが姫路城。


彦根城は高さ21mの三階建て。姫路城は高さ31.5mの六階建て。
比べたものが日本最大の城だったからそう感じたのかも



それでも天守閣は今でいうところの大規模木造建築物。
だって高さ13m超ですから。確認申請は必須です

でも、小ぶりであっても唐破風、千鳥破風、火頭窓といった城や寺社建築特有のデザインが凝縮されて詰め込まれ、しかもバランスよく配置されていることで全体としての調和もとれています。


姫路城が美しさなら、彦根城は可愛さといったところでしょうか

天守閣に入るのは一時間半待ち。疲れました・・・

外観の可愛さとは対称にやっぱり軍事要塞。無骨な内装で華やかさなどは一切ありません。
柱や梁の仕上げも荒いです。

中の階段はかなり急で、「直角か!!」と思ったぐらいでした。
実際は約60度だそうです。
お年寄りや小さな子供にはちょっとつらいかも。

特に目についたのは、曲がったりゆがんだりいびつな形をした梁でした。
曲がった部分で横にはしる材をうまいこと避けたり、計算した組み方が無骨さの中にも芸術を感じました。





最上階からは琵琶湖を一望できます。


天守閣から出てくると、名物キャラクター「ひこにゃん」がきてました。
殿様を雷から守ったという伝説の猫だそうです。
猫なのにカブトをかぶった変なヤツですが地元では大人気!!
人だかりができてました。



城の堀の外には「玄宮園」という庭園があります。
殿様が琵琶湖の風景を模して作ったそうです。

池のほとりの茶室は、背景の彦根城を借景とした絵的な配置になっています。



絶好の写真撮影ポイントですが、民家風茶室と権力の象徴の城、並んで見せる事で力を誇示を感じます。


実家へのお土産は「ひこにゃんストラップ」。
妹にたのまれました