やま建築研究所

私が感じたこと、気になった建築などを書き留めたノートです。

コルビジェ展に行ったぞい!

2007年06月06日 02時23分28秒 | Weblog
毎度おなじみの入り方ですが、今日は仕事終わりに六本木ヒルズへ行ってきました。
建築好きの方なら、もうおわかりだと思いますが六本木ヒルズ53階の森美術館で「ル・コルビジェ展」が開催中です。
今日はそれに関連したイベントがありました。
建築家の八束はじめ先生と美術館館長の説明を交えながら展示物をみてまわるといった内容です。
20世紀最大の建築家コルビジェについて思い浮かぶものといえば、「ドミノ方式」、「モデュロール」、「家は住むための機械である」などなど。
又、代表的な作品としては「ロンシャンの教会」、「ユニテ・ダビタシオン」他にもいっぱいありますが、建築に興味ない人でも一度は見たり聞いたりした事があるのではないでしょうか。

ちなみに私は建築を勉強するまで知らなかった

でも建築家としてのコルビジェは有名でも画家、彫刻家としての顔をもっていたことはなかなか知られていなかったのではないでしょうか。
今回の展示会は建築作品だけでなく、絵や彫刻作品の展示も数多くそろえられていました。
素人の感想ですが、ピカソのような作風です。
一番目をひくのは、建築模型です。特にユニテ・ダビタシオン(マンションような集合住宅)の一室や、別荘として作った小屋が原寸大で再現されており、中に入って体感することもできます。
ユニテに入って思ったのですが、広さや使い勝手は今の2LDKなどのマンションの方が優れているかもしれません。でも、住む楽しさや間取りの豊かさではユニテの方を選びます。しかも実物は建物のなかに店や保育園、プールもあって一つの都市としての機能をもってます。

館長の説明でコルビジェ作品は「絵画に近い彫刻。彫刻に近い絵画。彫刻に近い建築だ。」というのが記憶に残ってます。

宗教建築は引き受けなかったコルビジェもロンシャンの教会以降は3軒ほど手がけました。それらの作品には視覚だけでなく聴覚で感じられる建築を目指していたそうです。

「なるほど、なるほど!うーん」、でも私にはまだそれがわかる域には達していないようですな。

なんか言葉だけでわかりにくいと思いますが、是非一度訪れてみてはいかがでしょう。