青春

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ダンス競技忘備録(1)縦横ライン

2009-09-21 13:52:49 | ダンス

ダンス競技会を中断するにあたり、競技会にトライして自分なりに感じた事を残しておきたいと思う。再開時に、今感じていることを思い出すトリガになればと思う。

【踊りの違い】

ダンス競技会の踊りと社交ダンスの踊りと根本的に違うのは、前者は第三者に踊りを見て貰うために踊り、後者は相手(パートナー)と音楽に合わせて一体感を共有するために踊るという目的である。

勿論、前者もパートナーと音楽に合わせ一体感を持って踊ることは必要だが、第三者が見て美しくなければ勝てないし、上位に上がれない。後者も第三者が見て美しいのは望ましいが、それ以上に二人で楽しくジャマをしないで踊れたという一体感があれば満足する。

第三者が見て美しい踊りとはどんなものか

D級以下の下級戦では、男子のポイズ(姿・形・身体の線)の美しさで審判員は判断しているように思う。足の動きとか女子の動きとかは2の次になっているように見える(審判員のエコ贔屓も相当多いが・・)。

ポイズの美しさは、縦と横のラインで決まる。片足に立った時の、頭から足までの垂直なラインが、どこまでも真っ直ぐで動いていなければならない。身体は運動しているので、バランスを取るために身体にスウェーがついたり、反り返ったりするが、それでも身体の中心は真っ直ぐでなければならない。横のラインは、肘から肘までのラインであり、これも真っ直ぐでなければならない。上体が傾けばそれに合わせてラインも傾くが、肘から肘のラインは常に真っ直ぐでなければならない。

年を取って来ると腹筋・背筋が衰え猫背になり、腰が引けて垂直のラインが壊れてくる。その点、若者特にスポーツマンは背中のラインが真っ直ぐで、そのまま音楽に合わせて足を動かすだけで絵になる。競技会であんな踊りで?という若者の点数が高いのは仕方がない。我々はいかに背中のラインを真っ直ぐ保つかを日夜努力することになる。

背中のラインを真っ直ぐ保つには、腹筋で下腹を吸い上げ、鳩尾と背中がくっ付くぐらいの張りを持たせ、それを踊っている間キープしなければならない。これにより、ヒップが上がり、胸が前に出て、頭が後ろへ行く。この状態で鏡を見ると、足の上に、脚、膝、腰、胴(背骨)、肩、首そして頭が垂直に座っている。これが基本形で、踊りによって何かがこのラインから外れると他の何かが反対側に外れて、全体としての中心のラインは真っ直ぐを保つことになる。


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