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ガーリーバンドSCANDALに嵌った日

ガーリーガレージなバンド、SCANDALを応援するブログです。

ロキノンについての批判的な思考を思わず書いてしまった

2013-08-04 03:16:27 | ボクの考え
本日はいよいよ「ロック イン ジャパン フェス」・・・言わずと知れた、日本最大の夏フェスのひとつに、SCANDALが登場する日ですね。
本人たちも非常に喜んでいましたし、本日フェス会場に向かう方はさぞ楽しみにしていることでしょう。

で、ボクがなんでこんな夜中に、明日仕事があるにも関わらず記事を書いているかというと・・・
楽しみで眠られない、わけでは決してなく・・・
実はこのフェスの主催者である「ロッキン オン ジャパン」、通称ロキノン(以後、面倒なのでこの名称を使わせてもらいますが)のことを、ぶっちゃけ嫌いなので気になってしょうがないのであります。

・・・まあ、SCANDALファンの方のなかには、ロック好きな方が多いでしょうし、雑誌ロキノンの愛読者の方もいらっしゃるでしょうから、そういう方には不愉快な記事になるかもしれませんが。

正直にいえば、嫌いゆえにボクはロキノンという雑誌は、ちらちらっとしか読んだことがありません。
それで批判するのはおかしい、という意見もあるかと思いますけど、「マズイ料理は一口食べただけでもマズイ」ですからねえ~。それを我慢して全部食べろ、というのは酷な話なのですよ。

いや、ボクもロキノンの功績というのは、もちろん認めていますよ。
テレビなど雑誌など、メジャーなメディアに大きく取り上げられるのはごく一部ですから・・・お金はないけど、真面目に取り組んでいるバンドさんを紹介するのは、非常に大きな意味がありますからね。
たくさんのバンドさんが、メジャーシーンに登場しなくても活動ができる、そうした下地を作るのに、ロキノンのような雑誌が大きな貢献をしているのは、疑いようがありません。確実に必要な存在、だとはわかっているんですよ。

ただ・・・です。

ロキノンという雑誌は、本来ならテレビなどのメジャーメディアに対抗するためのもの、だったと思うんですよ。テレビという「巨大権力」に対抗し、頑張っているバンドさんを自分たちで見つけて応援しようじゃないか、みたいな。
ところが、ここまで大きな力を持ってしまうと、すでにロキノン自体が「巨大権力」なんですよね。

ロックやバンドを志す方たちが、もはやロキノンという「権力」に従わざるを得ないのではないか? バンド活動を続けるには、ロキノンに気に入られるしかないのではないか?
ボクのような音楽素人からは、そんなふうに見えるわけです。

そうなると、バンド世界においては、ロキノンに「NO!」を言える存在がなくなる、ってことになります。
そりゃあそうです。ロキノンに反論して、雑誌に載せてもらえなくなったら、バンドとしては活動の危機ですから・・・いくら反抗的なロックを掲げているバンドさんでも、「ロキノン様」に対しては文句など言えませんよ。

結果、どうなるか。
ロキノンの絶対君主制が始まるわけです。なにしろ、バンド界においては、ロキノンに反対するものは反逆者として処理されるわけですから(←言いすぎですがw)

まあ、ボクみたいなひねくれ者はそう思ってしまいますが、純粋な読者の方はそうは思わないでしょう。

例えば、テレビなどに登場するアーティストが、どなたも気に入らなかったとします。どの音楽もつまらないな、と。オレが求める音楽は、この世界にないのか、と絶望なんかしちゃったりして。
そんなときにロキノンに出逢い、自分が求めていたバンドさんを知ると、ぞっこん惚れ込んじゃうわけですよね。ああー、ロック最高。バンド最高。ロキノン最高やーと。
そうすると、気付いたときには、「ロキノンの記事は全て正解で、言ってることは全て正しい」と思い込んじゃうんじゃないかと。

これってけっこう怖いことで・・・“ロキノンの言うことは絶対”みたいな風潮が生まれてきたら、もはや健全な世界とは言えないと思うんですよね。

ところが・・・ボクの職場にマキシマム・ザ・ホルモンのファンの子がいて、先日発売のアルバムについて話していたときに、この話をしてみたわけです。「ロキノンの言うことが全て正しい、的になっちゃうとマズイよねえ~。仮にもロックファンなら、正しいことかどうかは自分で決めないと・・・」と。

彼はすごく納得してくれたんですが、同時に深く嘆いていました。
あくまでその彼の視点ですが、周囲のロキノンファンの子たちは、やっぱり「ロキノンのいうことは絶対」になっているそうで。
彼からすると、明らかにおかしなことを言っているのに、それをそのまま真に受けている友人たちが解せない、ようです。内容は詳しく書きませんけど、ボクが聞いても確かに「明らかにおかしな内容」だと思いましたね。

もちろん事実はわかりませんけど、ボクのなかではロックな精神、というのは「自分の信念を曲げない」ということだと思うんですよね。
それが一雑誌の意見でコロコロと左右されるのは・・・自分の意見を自分で考えられない、となったら、どうなの? と思うわけです。(考えた末に、ロキノンと同じ意見になるのなら、いいんですけど)

・・・まあ、言い出したらキリがないわけですが、要するにボクのなかでは「現代日本のバンド世界の権力者=ロキノン」とSCANDALの関係というのは、おおいに気になっているわけですよ。

ハッキリいいますが、ボクがSCANDALを好きになった理由のひとつは、ロキノンとは無関係なところから派生したバンドだからです。

ロキノンの世界、を全て否定するつもりはありませんし、必要性も理解していますが、それだけになってしまってはマズイ、と思うんですよね。音楽素人のボクから見ても、そう思います。
政治の世界を見てもわかるように、独裁者が作る世界というのは、やっぱり健全じゃないのですよ。
ロキノン以外のバンド世界を作る、という意味でも、スキャちゃんにはおおいに期待しているのです。(まあ、本人たちは大喜びしてるので、水を差したくないんですがw)

・・とはいえ、もちろんフェスで頑張っている彼女たちは応援しますよw
ロキノンについては語りつくせないので、少々説明不足なところがあったらすみません。

とりあえず、今は寝ないと! (あと3時間で出勤!)

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8 コメント

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行って来ました (妄想天使)
2013-08-05 09:00:24
Rock in japan って、他のロックフェスと比べてバンドじゃなくてもロックじゃなくても出れちゃうゆる~いイメージです。

ロキノン、巨大権力ですね。
ロッキンに出た事が無いバンドでも凄く良いバンドはたくさん居ますよね。でも、出演枠もあるので出れる数も限られます・・・
今回、SCANDALが呼ばれたのは巨大権力でもSCANDALを無視する事が出来なくなったからだと勝手に思ってます(笑)
何でロッキンにはSCANDAL出ないんだ?何で呼ばないんだ?呼べないのか?ロキノンも大した事ないな・・・
と民が気づいてしまうでしょう?

出て、あ げ た ん ですよ!巨大権力とSCANDALの関係は、50:50ですww
最後に、HARUNAが来年もヨロシク!と言ってましたが、あれは観客だけじゃなくロキノンに対して 「分かってんだろ?呼べよな!」って、言ったんですwwww
返信する
Unknown (管理人)
2013-08-05 10:53:37
>妄想天使さま
最後のHARUNAの台詞・・・カ、カッコイイ~~!(≧▽≦)
いやまあ、妄想とはわかってるんですけどw、それでも震えますねw それはもう、正解ですよ(´▽`)

そうなんですよね、実はロックじゃなかったりする出演者もいたり・・・(^^ゞ まあ、「フェス」重視なんでしょうけど。
本記事で書いたホルモンファンの子は、そういうところがあまり好きじゃないみたいですw

これまでロキノンと接点のなかった(薄かった)スキャが呼ばれた、というのは「実力で呼ばれた」感がありますよね。この場合の実力は人気や知名度も含みますが。

ロキノン推しの「ロキノン枠」で出たわけじゃなく、「これだけ人気でてきたら、商売相手として組む価値はある」と判断されての「実力枠」だと、ボクも思っています。それだけに、価値はありますよねえ。

でもって、あれだけのライブ内容を示せたのは、大成功といっていいんじゃないでしょうかね(´▽`)

仰る通り、ロキノンと50:50ですよねw ロキノンに批判的なボクですけど、必要性や価値は十分わかっているつもりなので、この巨大権力を脅かすほどの力をつけて欲しい、と壮大な夢を見ちゃったりしていますw
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Unknown ()
2013-08-06 02:22:29
ロキノンの事はあまり関心が無いのですが、そんな私でも、ロキノンも変ってきたんじゃないかと感じます。

TVとかのメジャーメディアにい対するカウンターカルチャーとして、いわば野党が与党を否定する事で地位を確立している様にメジャー指向を批判して成り立ってきたジャンルですが
(もちろん、TVなどのライトなメディアに合わないジャンルを紹介する貴重で有意義な存在であった事は否定できないです)
昨今のTV離れと音楽番組の衰退、それとライブ中心の活動が主力になってきた現状により
野党であったはずのロキノンが与党になってしまい、批判だけしていれば良かった時代は終わってしまったのです。

有権者(音楽ファン)が「良い」と言っているものを無視して逃げていたら、その地位(RIJやCDJの集客)は下がっていくでしょう。

10代のバンド指向の有権者(コピバンの人達)の支持を集め、ガールズバンドのリーダー格になってきたSCANDAL党がロキノン党をどう変えて行くのか、なかなか楽しみです。
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Unknown (管理人)
2013-08-07 00:08:31
>旧さま
まさに仰る通りですね!
そうなんですよ、カウンターカルチャー・・・メジャーの対岸に立つからこそ価値を高めてきたであろうロキノンなんですけど、いまや自分たちがメジャーになりつつあるんですよね。

良きにつけ、悪しきにつけ、ロキノンも変わってきてるのは確かだと思います(って、ほとんど知らないんですけどね(^^ゞ あくまで傍目から見ての印象ですw)

今回、ちょっと印象的だったのが、フェスの出場者が思いのほか、ロック畑以外のアーティストさんが多かったことです。
ぶっちゃけ、「ロックの祭典」というより「ジャンルフリーの音楽祭」という印象を受けました。
そんななかで、スキャちゃんも「ガールズバンド党」代表として呼ばれた、ってとこですかねw

ロキノン党との関係は、これからも注目すべきだと個人的には思っているんで、考察は続けていきたいですねw
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Unknown (かな)
2013-09-06 22:48:48
最後の一言いらないです笑
スキャンダルこそ巨大権力に作られたバンドというイメージです。なんかスキャンダルになると話が偏りすぎますよね。そんだけ好きって事だと思いますけど。
返信する
Unknown (管理人)
2013-09-07 04:25:43
>かなさま
最後の一文については、個人的なブログなので、好き勝手に書かせていただくことをご容赦くださいw

敢えて暴論というか、極論をいってしまうと、このブログは「SCANDALのことについて、偏りすぎた話をする」という主旨のブログなんですよね・・・
一応、ファンブログとして書いてますしw

正直、自分でも強引だなーと思う内容のときもありますがw、極端な言い方をしたほうがわかりやすい、という面もあるので・・・

ちなみにSCANDALを長年見てきたボクの感想でいうと、「ある程度大きな権力に作られてるけど、意外とそんなに巨大じゃない」という印象ですw
それと、SCANDALというと「オトナに作られた」というイメージを持つ方もいらっしゃるのですが、「作られていない、リアルな部分」というのも、近くで見ているとすごく感じるのです。
そうした不可思議な部分、解けそうでよくわからない魅力のせいで、ずっとこんなブログを書いています。
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ROCK'IN ON JAPAN (Hama)
2016-10-13 23:13:22
『Rock'in On Japan』の話。
この雑誌 自分も好きで読んだことあります。

自分の中での解釈なんですけど。
おそらく ミュージシャンは新曲のPRや
今のミュージシャンの『自分たちが作った曲、アルバムについての心境をファンのみんなに伝える良いチャンスだ』っていうのは、多かれ少なかれ思っていることじゃないかって、思います。

そう言う意味では、雑誌の特集を飾る『フェス』
があったならば、『喜んでPRするぞ♪』っていうところじゃないかと思っています。
少なくても、SCANDALはそういうポジティブ思考のバンドではないかと、思っています。

☆管理人さんへ。
それぞれの捉え方次第だと思います。
批判的を逆手にとって、『ロキノン=PR=ファン層を広く+自分たちはこういうバンドだ!』っていうイメージを持ってもらう。
こういう風に思ってみたら、どうでしょう(^^)d
心が穏やかになるかも ですm(__)m
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Unknown (管理人)
2016-10-14 00:07:11
>Hamaさま
当時はまだスキャちゃんはロキノン系フェスとは無縁でしたし、批判のようなものも平気でこのように書くことができたんですが・・・今ではいろいろお世話になってるビジネスパートナーですからねえ(;^ω^)

いやまあ、本文でも書いていますが、ロッキンオンジャパンという雑誌が、バンド界において果たしている功績が大きいのは間違いないんですよ。必要なものであるのは確かなんです。

ただ、その主張をあまりにそのまま鵜呑みにするのもどうかな? という問題提起だったと捉えていただければ。
ボク自身の経験でいうと、若い時はひとつの考えにガーッと染まりやすかったですからねえ・・・そうした風潮にちょっとストップをかけたい意味もあって書いた記事でしたねえ。

個人的な感想ですけど、今は以前よりロキノンも柔軟になった気がしますけど(^^ゞ ボクも昔ほど苦手意識はなくなりましたね。
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