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ガーリーバンドSCANDALに嵌った日

ガーリーガレージなバンド、SCANDALを応援するブログです。

春は新商品の季節

2011-04-14 17:25:26 | 売り上げ・動員数など人気の話
10thシングルの「ハルカ」ですが、力入ってるな~というのが伝わってきますね。

映画「豆富小僧」の主題歌ということもあるので、“映画自体も盛り上げたい”というオトナの思惑も絡んでいるのでしょうw 確かに「豆富小僧」のキャストさんって豪華ですからねェ。
事務所的にも(スキャの事務所キティは、以前はアニメ制作に力を入れていたんですよね)、これまでのスキャの経緯を見ても、アニメとの関係の深さは今に始まったことではないですが、「豆富小僧」はその集大成と言えるかもしれません。
同じアニメ映画でも、去年の「ルー=ガルー」とはスケールの大きさが違うのは、ボクなんかが見てても感じますもん。フジテレビやら電通やら角川書店やら…一枚かんでる企業の名前からして、大きなプロジェクトっぽさ満載ですw

そんな場にSCANDALが立てるのは、素直に有難いことですね、ハイ(^.^)

テレビや雑誌の出演も、いつも以上に多い感じがしますし、「MUSIC FAIR」のように最近ご無沙汰だった番組で見られるのは非常に嬉しいことですよね。(スキャにとっても、ファンにとっても。MFでは是非、最近なかなか見られない、生演奏を披露して欲しいな~)
有線でも「ハルカ」は流れてますし、3種類での発売なんかもあわせて考えると、総合的にはデビュー当時くらいの力の入れ方、という気さえしています。

特に本日発売の「CD&DLでーた」はまさにスキャ特集の集大成、といった感じで、これはファンの方には購買を是非オススメしたいところですね~。
表紙はスキャ、裏表紙は「豆富小僧」、なかを見れば巻頭20ページの大特集というハッスルぶり(*^_^*)
写真もふんだんで、メンバー個人のインタビューなどもついていて、一般雑誌としては破格の扱いのように思います。

大体からして、ひとつのアーティストに20ページも使ってくれること自体、滅多にあることじゃないですからね…スキャも大きくなったんだな~と(今更ですがw)感じずにはいられません。

思えば、デビューしたての頃は、ZEPPでライブツアーができるくらいのバンドになってくれたら最高なんだけどな…くらいに思っていたものですが、それ実現しちゃいましたもんね(^O^)
まだまだ上を見ればキリがないのは承知のうえで言っちゃいますけど、バンドとしてまだ身近さを感じる距離でライブを楽しめる一方、バラエティのような番組でメンバーのタレント性をも楽しめる今の状態っていうのは、もしかしたらベストに近いのかもしれません。
なんというか…活動を近すぎず、遠すぎず、ちょうどいい距離から眺められてるというか。
人気がないとプロとしての活動は困難になるけど、大物になりすぎると滅多に見られなくなったりして…その点ではスキャちゃんは、ファンを常に楽しませる動きをしてくれてると思います。

間違いなく言えるのは、スキャのファンでよかった、恵まれてるなー、有難いなー、ってことですね。
バンドとしての成長にワクワクし、純粋に楽曲で元気をもらえ、アイドルっぽいルックスを楽しみ、さらにその辺にいるおねーちゃんっぽさに癒される(なに、このオヤジっぽさ満開の言い方w)…うーん、やっぱり一粒で何度もオイシイと思うんですよねえ。

バンドっていうのは、どんどん深く深くなっていくというか…自分たちの音楽性を追求していく結果、熱心なファンをガッチリ掴む一方で、範囲が狭くなっていくような印象がボクなんかにはあるんですよね。あくまで、印象ですけど。
実際にはファンをどんどん増やすバンドさんも多いですが、傾向としては内面に向かっていくような感覚があるんですよね。
SCANDALというのは、以前から何度か言ってきましたけど、ボクは“メジャーになることが義務付けられている”バンドだと思ってるんです。誤解を恐れず極端にいえば、内に向かうというよりも外に向かうバンドかなと。そこが従来のバンドさんとはちょっと違うところだと。

今回のようにテレビや雑誌などで露出が多くあることは、そうした“メジャーになること”がある程度は結果が出せたってことだと思うので…より一層、有難いなー、という想いが強まります。
大阪城ホールへの進出や10年以上バンドを続けるという目標に向かって、着実に先に進めてるんじゃないでしょうか。

あのですね。ちょっと話を変えますが。

ボクは小売店で働いてるので、お店の棚に商品を並べて売る、という仕事をしているわけです。今ぐらいの季節になると、新商品が各メーカーさんから入ってきたりするので、どこに並べるか迷ったりしながら。

で、不意に気付いちゃったんですよね。
歌手やアーティストさんも、ボクが扱う商品と結局は一緒かもな…って。

どういうことか、と言いますと。

新しい商品って、お客さんがその存在を知らないので、まずはアピールしないといけないんです。
例えば大量に店に仕入れて、目立つ場所に特設コーナーを作って並べたりとか。
ところが、お店にも予算があるので、全ての商品をたくさん仕入れるなんてことはできません。これはいい、と思ったものや、メーカーさんから大プッシュされたものを多く露出させることになります。商品のなかには、「これは是非売り出したいと思っているので、大量に仕入れてくれたら安くしますよ」なんてものも多いわけで。

メーカーさんが力を入れてる商品もある一方で、ほとんど紹介されない新商品なんてのも当然いっぱいあります。そうしたものは、気になったものだけちょっと仕入れるくらいになっちゃいまして…
メーカーさんからのプッシュのある・なしによって、大量に目立てる場所に置けるかどうかが決まっちゃうんですよね。もちろんなかには、これは売れる!と思って、自分の判断でたくさん仕入れるものもありますが、それでも数量は限られてしまいます。

アーティストさんたちも、同じようなことが言えるんじゃないでしょうか。

たくさんの方がデビューされると思うんですが、事務所やレコード会社からどこまでプッシュされるかで、露出やアピールのされ方がまるで違ってくるんだろうなと。

それ自体はまあ、よくあることと言いますか…特にここで言いたいわけじゃないんです。

問題はですね、アピールされた商品、新発売のときに大々的に売り出されたものが、その後必ずしも人気商品になるってわけじゃないことなんです。

力を入れて大量に仕入れたものは、当然目立つ場所に置きますからある程度は売れますけど…その売れ方がけっこう差が出るんですよ。本当によく売れるものと、話題だけあってなかなか売れないもの、ハッキリと分かれます。
特に大事なのは、買ってくださったお客さんが満足してくれるかどうか? ですね。
内容を気に入ってもらえれば、また買ってくれますけど、不評だともうダメです。大々的なアピールってのは最初は効果ありますが、しばらくするとどんなにたくさん棚に並べても売れません。そりゃそうです、内容を知ってお客さんは懲りてますからね。

となるとですね、大々的にアピールした割りにあまり売れなかったもの、ってけっこう早く廃番になるんですよ。廃番というのは、発売が終了するってことです。
むしろ新発売のときはあまりアピールされなかったのに、自然にそこそこ売れる商品の方が長生きしたりするんです。そういう商品は、お客さんが本当に内容に満足してくださってることが多いので。
何十年も前から今だに売れてる商品っていうのは、隅っこの方にほんのちょっとだけこそ~っと置いてるだけだったりしますがw、まず廃番になりません。もうアピールの必要すらないというw

なんとなくボクの言いたいこと、伝わってますでしょうかw

スキャでいうと、デビュー当時、「DOLL」や「少女S」で露出が多かったのは、ある意味で当然なんです。当時の“新商品”のなかではプッシュされた方で、恵まれた状況であったのは確かでしょうね。
ただその後…“新商品”じゃなくなってから、また大々的に棚に並べてもらうようになる商品って、ごく限られてるんですよ。
ハッキリわかりやすく言えば、「売れる商品」じゃないと、たくさん扱われることはないんです。

今、デビューから2年半ほどが経過して、なおこうしてメディアへの露出が盛んであるということは、以前とはやはり意味合いが違ってきているように思いますね。

一番ベストな商品は、どんな場所においても、特にアピールしなくても、お客さんがわざわざ探して買ってくれる商品です。そうした商品だけがロングセラーになり得ます。
現時点でスキャちゃん、ロングセラーになる資格、十分アリと見ましたw

気の早い話ですが(^^ゞ

2010-10-15 21:19:51 | 売り上げ・動員数など人気の話
ご存知の方も多いかと思いますが、8thシングルの「スキャンダルをブッ飛ばせ」がなかなかの好セールスを記録したみたいですね。オリコンチャートでベスト3入り(3位)、一週目での売り上げが2万7千枚を越えたのはたいしたものだと思います。もちろん以前からここでも話題にしているように、4種類売り、ワンコインで買えるお値打ち度、が追い風になった点は否めないでしょうが、ノンタイアップでメディアへの登場もさほど多くないことを考えると十分以上の健闘といえるんじゃないでしょうか。

どちらかというと、今回の結果については「これから」の方が重要になってくるかもしれませんね。ベスト3に入った、という実績を作れたのは大きいと思いますから。
昨年の年末、スキャはレコード大賞新人賞に選ばれましたが、あれも結局は取ったこと自体よりも、その後「レコード大賞新人賞」という肩書きを使えるようになったことが意味があったと思うんですよね。今回も3位になったことで「人気上昇中」という肩書きを手に入れることができたのが、収穫になるんじゃないかと思っています。

で、どちらかというと今日の本題はこれから、になるんですが。

この3位を受けて、巷では年末の「紅白歌合戦」に出場できるのでは?という声がチラホラ囁かれだしました。
去年もそんな話題はでてましたけど、正直ボク自身は有り得ないと思っていました。さすがに去年の知名度ではちょっと難しいかな、と感じていたので。
ただ今年に関しては、アルバム・シングルの売り上げといい、メディアへの露出が増えたことといい、紅白の出場が決まっても不思議ではないと思っています。

もちろん(?)、一番の理由は紅白のプロデューサーでもある、NHKの石原Pと昵懇であることが大きいんですけどねw
石原Pが担当するNHKの音楽番組「MJ」では毎回新曲を出すたびにスキャを出演させてくれていますし、ダンス部やら運動会やら、企画にもよく絡ませてもらってますから。スキャのアイドル性に石原Pが惹かれているように思えなくもないのですが(^^ゞ、少なくともスキャの知名度に大きく貢献していただいたのと同時に、紅白へのプッシュも期待できるというのは間違いないところだと思います。

「紅白」というものがいろいろなオトナの思惑が絡んだ番組であることは、ここで改めて言う必要もないでしょうがw、それでも視聴率が40%を越える番組というのはやはり影響力が違います。
それも大晦日、家族が揃った茶の間に番組は流されるわけですから、一般の方にアピールするのにこれほどのツールは他になかなかないと思うんですよね。
日本に住む多くの人々に、スキャを知ってもらう絶好のチャンス…出場することができれば、紅白は間違いなくその舞台になると言えるでしょう。

だからこそ、今のうちに言っておきたいことがあるんですよw

もしスキャが紅白に出場することになったら、曲は是非「瞬間センチメンタル」でお願いしたいんです(^^ゞ

というのは、恐らく出場するとなったら、曲は「瞬セン」か「スキャぶっと」のどちらかになると思うんですよね。売り上げから考えたらそうなるし、スキャ=ロックというイメージを与えるには、今年発表の4曲のなかではどちらかになると思うんです。

年末のイベントですから選ばれる曲はどうしても上半期の曲より下半期の曲が優先されるかと思うんです。また「スキャぶっと」の作家陣が昭和世代に訴える面々、ということを考慮すると、年配の方が多く視聴する紅白には「スキャぶっと」の方が喜ばれる可能性もあるんですよね。

ただですね、せっかくの大チャンス。紅白に出られるなんて、何度もあることじゃないですからね。
全国民にアピールするには、「これぞSCANDAL!」って曲をやってもらいたいんですよ(^O^)

となると…ファンの皆さんの大多数の声は「瞬セン」になるんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか(^^ゞ

いろいろなインタビューを読んでいてもメンバー自身、「瞬セン」がいかにSCANDALらしい曲であるか、自負しているようですし(まあ、それを言ったら「スキャぶっと」もお気に入りの曲になりますがw)、これぞSCANDAL!と代表する曲のひとつだと思うんですね。
やはり名刺代わりには、SCANDALらしさに満ちた曲を、とお願いしたくなるんです。

あくまで一ファンの勝手なお願いですが、もし本当に紅白に選ばれるのなら、今のうちから選曲が開始されるんじゃないかと予想しましてw
ファンのひとりとして、声を挙げておこうかなと思った次第でしたw

祝タイキミ10位!に思うこと

2010-06-09 23:52:42 | 売り上げ・動員数など人気の話
SCANDALの第6弾シングル「太陽と君が描くSTORY」がオリコンの週間チャートで10位にランクインしたようですね。

http://www.oricon.co.jp/rank/js/w/

まずはおめでとうございます♪ 個人的には十分に喜ぶことのできる、健闘した数字と評価しています(^.^) (今週のメンバーで初日の5位をキープ出来ていたなら、大健闘と爆発的に喜べたと思いますがw)

今回のシングルはファンの方ならご存知だと思いますが、ノンタイアップ(と言っていいと思います)で、パターンも一種類のみの販売ですから、言ってみれば現在のSCANDALの人気を量る格好の「実力テスト」的な意味合いが強かったと思うんですよね。そのなかで順位もさることながら、販売枚数1万枚を越えたというのは良い実績を残せたんじゃないでしょうか。ここ最近の音楽市場では、1万枚を越えなくてもトップ10入り、というのは珍しいことじゃなくなっていますので…固定ファンのみで常に1万枚を越える、というアーティストさんはある程度は数限られてくると思います。

さて、せっかく(?)なので、今回は売り上げというか、人気面についての話など、してみようかと思います。
決してドリーミーな話ではないので(-_-;)、現実的な、いやらしい話は苦手、という方は今回はスルーしてくださいw ある程度、年齢を重ねていくと、どうしても現実的な部分にも眼を通しておきたくなっちゃうのです(*_*)

いつもお世話になっているさんじの父さんのブログに、SCANDALがこれまでに出したシングルの、初動(発売一週間)順位と売り上げ枚数について載っていましたので、無断で拝借させていただきました。さんじの父さん、いつも事後報告ですいません。

◇「DOLL」は、週間ランキング初登場28位で「5,100枚」。

◇「SAKURAグッバイ」は、初登場30位で「3,700枚」。

◇「少女S」は、初登場6位で「17,700枚」。

◇「夢見るつばさ」は、初登場12位で「5,800枚」。

◇「瞬間センチメンタル」は、初登場7位で「16,700枚」。

◇「太陽と君が描くSTORY」は、初登場10位で「12,300枚」。


ここでポイントとなるのはタイアップの存在ですよね。
皆さんご存知の通り、楽曲というのはまず聴いてもらわないと「良い」も「悪い」もないですから、タイアップの影響というのは測り知れないものがあります。特に新人さんは大事ですよね。なにしろ、まだ固定ファンがいないんですから。例えば(いつも例に出して恐縮ですけどw、ボクにとってもうひとつの特別な存在なのでw)B’zなんかは極端な話、タイアップなどなくても新曲を出すってだけで確実に買う固定ファンの方が何万人といるわけです。ボクもそのひとりですがw 「B’zが出す曲ならハズレなんてあるわけない! 買う!」と、信頼しきっているわけでして(^^ゞ 曲を聴かなくても平気で予約するわけです。
(ちなみに6月9日は「ロックの日」ということで、オリコンで「後世に残したい日本のロックバンド」1位にB’zが選ばれてましたね。ボクからすると当然のことです(^^ゞ)

SCANDALについても当然ボクは信頼しきっていますw 「スキャが出す曲なら当たりに決まってる! 買う!」とどこの特典がいいのか比べながらw、予約します。
こうした熱烈ファン(^^ゞというか、固定ファンをいかに獲得しているかがアーティストさんにとっては大事なことだと思うんですが、20年以上第一線で活躍しているB’zとまだデビュー2周年すら迎えていないスキャとでは、知名度が違いすぎるのは当たり前の話ですよね。となればいかに曲とアーティスト名とを知ってもらうか?が重要になりますから、タイアップによって知名度を広げるのは非常に意味のあることになります。

また、これは恐らくどなたも経験したことがあると思いますが、曲というのは聴けば聴くほど好きになる、ってこと、ありますよね。
巷で数多く聴く機会がある曲は、それだけ多くのひとに気に入られる確率が高くなると言えるでしょう。例えばラジオのパワープレイ、有線、CMで流す、などなど。何度も聴いているうちにいつの間にか好きになっていた、なんてことはよくあることだと思います。事実、ボクはラジオでDOLLを何度も聴くうちにSCANDALが気になり始めましたから。

ただですねー…音楽番組などが活況とは思えない現在(過去映像をやたら流しているように思えますが、あれは経費削減なんでしょうねェ~…どんどん魅力が薄れて、悪い方向に向かっていってるように思うのですが)、メジャーシーンで活躍するアーティストさんの数は逆にすごく膨れ上がってると思うんですよね。その結果、タイアップをとるのも大変なら、数多く聴いてもらえる機会も減っちゃったように思います。どのアーティストさんも。

今の時代はボクらが若かったころに比べると、いろいろなジャンルの音楽はあるし、多くのアーティストさんもいるので「選択できる良さ」というのはあると思います。
ところが一方で、「爆発的な人気を得るアーティスト」というのは生まれにくくなったんじゃないですかね。例えばバンドでドームクラスの会場をさらっと満員にできるっていうと、B’zとMr.CHILDRENあたりしか思い浮かばないんですが…両者とも20年近く前にデビューしたベテランバンドさんですよ。

そんな状況のなかで、「爆発的な人気を得よう」と思ったら、これは相当に大変な作業です。ある程度の露出をそれなりに長い期間をかけて続けていかなければならないでしょうね。今現在、トップクラスの人気を誇ってる方々はこうした皆さんばかりなんじゃないでしょうか。

ですからね、例えばスキャも爆発的人気を得ようとするなら、一番手っ取り早い方法はタイアップをどんどんとって、ガンガン曲を流すことだと思うんですよ。ところが上で述べたように、競争も激しいし資金も必要になるしで、そう簡単にはいかないはずなんですよね。
お金の面だけを考えると、タイアップもCMもなしで、CDが売れるのが当然一番嬉しいはずですw 広告費使わずにすみますからね。いわゆるライブバンドとされるアーティストさんは、どちらかといえばこの手法で成功していますよね。ただこの手法は時間がすごくかかりますし、「爆発的人気」までに辿り着くのはかなり容易ではないと思います。その代わりに費用も少ない分、失敗の危険も少ないw

となると、現実的な路線としては、ある程度お金をかけてタイアップなど壮大にやる時、とあまりお金をかけずに地道にやる時、とをバランスを取って活動していくことになるのかな、と思うわけですよ。

そう考えるとスキャはけっこうわかりやすいんですw
デビュー作の「DOLL」はラジオのパワープレイなど、かなり力を入れてました。デビューですから力入るのは当然ですね。Mステを始め、多くの音楽番組にも出てましたよね。
次の「SAKURAグッバイ」は「めちゃイケ」のエンディングテーマとして使用されましたが、売り上げ増に直結するようなタイアップだったかというと微妙だった気がします。スキャに期待を寄せてくれているきくちPの後押しのおかげで取り上げてもらった感が強かったですね。
「少女S」はお馴染みwですが、アニメ「BLEACH」のオープニングとしてタイアップ効果を遺憾なく発揮しました。3種類販売でしたし、握手会も行なうということで、今から思えば相当に力を入れていたのがわかります。この曲はスキャのターニングポイントとなったと言っていいでしょうね。
「夢見るつばさ」は一週間後にアルバムが発売されるとあって、状況的に売り上げが厳しくなるのは仕方のない面も多かったと思います。1種類販売、急遽の発売だった、ということも併せて、ここはスタッフサイドもあまり売り上げは重視していなかったんじゃないでしょうか。
「瞬間センチメンタル」はこれもアニメ「鋼の錬金術師」のタイアップということで、再びスキャの知名度を広めるのに役立ちましたよね。「少女S」の売り上げを越えてもおかしくなかったと思いますが、2種類販売ということで若干差がでたのかなと思います。
そして今回の「太陽と君が描くSTORY」…ノンタイアップでテレビなどの露出もそれほど多いようには思えません。

…ということで。
交互に力を入れる時とそうでない時とが来ているように思うんですよね。1、3、5曲目は売り上げを狙いにいき、2、4、6曲目は実力勝負という気がしなくもないんです。

そうして見ると…今回のタイキミがいかに優秀な成績を収めているか、と思えてきませんか?w
「夢つば」がアルバムからの先行だったために単純に比較しにくいですが、倍以上の売り上げ枚数になっているというのは相当なことだと思いますね。

売り上げを増やすにはタイアップをすればいい、とは言いましたけど、タイアップをすれば必ず人気があがる、というわけではないんですよね。
一番大事なことはタイアップでスキャを知ってもらった方を、ファンとして取り込めるかどうか、です。SCANDALの曲を気に入ってもらい、SCANDALというバンドを好きになってもらえるかどうか、なんですよね。それができなければ、タイアップでしか売れないアーティストになってしまいます。それではレコード会社は困るはずなんですよ。
じゃあ、ファンになってもらえたかどうかをどうしたらわかるかと言ったら…タイアップ後のCD、つまり実力勝負のCDでどれだけ売り上げを出せたか、でしょうね。
そこでスキャは前回の実力テストの倍以上、という答えを出した。これはかなり大きいはずなんです。少なくとも確実にファンが増えているということは実証できたと思います。

いくらタイアップで知名度を広げても、聞き手に受け入れてもらえないのなら無意味に終わってしまいます。しかし知名度が広がったらファンが増えたということは、今後もっと知名度が上がればさらに人気があがるという期待がもてます。SCANDALの音楽は聞き手に受け入れてもらえるものだと証明されれば、あとは知名度を広めていくだけですよ。

上で述べたように、今の時代は爆発的人気が簡単に手に入る時代ではないと思います。
でもスキャは「知名度が広がっていきさえすれば」という可能性を抱かせる存在になってきたと思います。スキャを知って、これからもファンになる方がきっとどんどんと増えていくはずです。
あとは時間がかかるんだということをしっかり肝に銘じて、一歩一歩進んでいけば…大阪城ホールは見えてくるんじゃないでしょうかね(^O^)
今回のタイキミ10位は、ボクから見たら明らかな一歩でした(^^♪ 改めておめでとうございます(^O^)

ブレイクの兆しは見えたか?~後編~

2010-02-17 16:04:16 | 売り上げ・動員数など人気の話
さて前回は「瞬間センチメンタル」の売り上げに関して、SCANDALの現在の人気について考えてみたんですが、今回はそれ以外の部分から迫ってみたいと思います。


①サミットが大ヒット!! 総合的に強い?!

まずはさんじの父さんがブログにて紹介されていた、こちらの記事をご覧ください。

http://www.excite.co.jp/music/news/story/67902/

これを読む限り、着うたでも3位、ムービーでも2位と好結果を残しているのがわかりますね。着うたのランキングについては、ボクはよくわかってないところが多いんですが、それでも決して悪い成績ではないとは思います。SONYさんのサイトでも「瞬間センチメンタル」の着うたフル、着ムービーともに4位にランクインしてますし。

http://www.sonymusic.co.jp/ranking/chakuuta.html

現在の音楽業界はCDが売れなくて大変な時代になった、とはよく聞く言葉ですが、その一方で聞く側からすると、音楽はすごく多様なジャンルから選べるようになったとも感じます。いろいろな音楽が聴けるようになったのもそうですし、なによりアーティストさんの数が凄く多くなった気がします。
しかもそのたくさんの方々が、それなりに長く活動続けておられるんですよね。ボクのふる~い感覚で言うとw、昔は何人かバ~ンと国民的に売れてるひとがいる一方で、次々に消えていってしまう方も多いという感じだったんですが。今は飛びぬけて売れるのは難しい代わりに、たくさんのアーティストさんが細く長く活動することがやりやすくなったように感じてます。

例えばCDが売れなくてもライブで動員することができれば、今なら十分活動は続けられますよね。
着うたが売れる、という手もあります。昨今はCDの売り上げはどんどん減っているようですが、一方でライブに足を運ぶひとの数は増えているらしいですね。
CDを売るのが難しくなった代わりに、着うたに強いとか、ライブの動員に強いとか、それ以外の方法で成算を得ることができるような時代になったんじゃないでしょうか。今はいろいろなタイプの売れ方をするアーティストさんが存在する時代なんだと思いますね。

そのなかでスキャはCD、着うた、そしてライブの動員と、全てにおいて好結果を出してるように思います。これってかなり頼もしいんじゃないでしょうか(^O^)
そりゃあCDがミリオンセールとか爆発的に売れてるわけじゃないですし、100万ダウンロードしてるわけでもないですし、武道館にも進出してません。ひとつひとつ、驚異的な記録ってわけじゃないんでしょう。でもこのバランスの良さこそがポイントだと思うんですよね。
規模としてはまだ小さいのかもしれません。でもバランスよく売れているってのは、着実に人気をつけている証拠のような気がするんですよね。

そしてサミットの成功、これでSCANDALはキャラがこよなく愛されてるんだ、と実証されたような気がします。それと同時に今後サミットが継続的に続き、それがスキャ人気の向上に繋がるようなら、生配信番組がいかに有意義なものであるか、そのビジネスモデルのきっかけになるような気すらしますね。もはや地上波のテレビ番組が必要ないバンドになるかもしれませんよw

確実に人気の底力があがってきている。そんな思いに駆られて仕方ない今日このごろですw


②知ってましたか? 「夢見るつばさ」より「SAKURAグッバイ」の方が売れていることを

ボクが昔から愛読してる雑誌のひとつが「日経エンタテインメント!」なんですが、今回SCANDALの記事が載るということで非常に楽しみにしていました。エンタ!は表面的な評価にとどまらず、「なぜこの人気者はヒットしているのか?」まで分析してくれるので、読み応えがある雑誌なんですよね(とはいえ雑誌だけに広告主の宣伝的な側面は否定できませんが)。今回もSCANDALに対して、「話題が多い一方で、自力も着実に付けている」「音楽性とアイドル性を両立しながら、同世代の共感を後押しに人気が広がっていきそう」「かつてのPerfumeを彷彿とさせる」「親しみやすいキャラクターを見せるのも大きな魅力のひとつ」と、いいところ見てるな~という評価が目白押しでした。(詳しくは日経エンタ!をご購読くださいw)

それはともかくとして、実はボクが凄く気になったデータが掲載されていたんですよ。
そこには「SAKURAグッバイ」から「夢見るつばさ」までの初動、つまり発売一週間までの売り上げと累計の売り上げが載っていたんですが…
なんと、累計での売り上げが「SAKURAグッバイ」の方が「夢見るつばさ」を上回っているんですよね。これはちょっと驚きました。

もちろん理由はわかります。「夢見るつばさ」の一週間後にはアルバム「BEST SCANDAL」発売でしたから。「夢見るつばさ」の累計があまり伸びていないのは当然のことだと思います。
ビックリなのは、「SAKURAグッバイ」の初動は確か三千枚くらいだったと思うんですけど、累計では一万枚近く売れてることです。
つまり後になって、「SAKURAグッバイ」を買ってる方が非常に多いってことですよね。
てことは…どんどんファンが増えてるって考えて、まず問題ないと思うんですがいかがでしょうw

ちなみに「少女S」も初動より倍くらい売れています。
なんだか凄くいい形で人気が広がっているような気がするのはボクだけですか?w


③石原P…凄い方に目をつけられてるかも?!

NHKの石原P(プロデューサー)といえば、紅白歌合戦のPでもあり、MUSIC JAPANのPでもありと、今や音楽業界には欠かせない名物Pですよね。特にMJには、今回のダンス部といい、毎回新曲のたびに登場させてくれてることといい、明らかにSCANDALは石原Pのおメガネにかなってるように思います。確か「スペースレンジャー」でもMJに登場させてくれているので、その先見性は凄い!の一言に尽きるんじゃないでしょうか。

この石原Pにスポットを当てた記事が、これまた「日経エンタ!」に掲載されていました。これがまた読み応えのある記事で…詳しくは日経エンタ!をご購読くださいw

ざっと書くとですね…この石原P、まず自身が中1からのバンド経験者です。大学卒業後は「ベーシストになる」ことも考えていたそうなので、筋金入りの音楽好きといって間違いないでしょう。記事の言葉を借りれば「根っからの音楽好きが音楽番組を担当している」そうで。年間ライブを100本以上見て、各レコード会社から送られるすべてのサンプル盤を聴くそうなので、その情熱には舌を巻くばかりです。

その石原P、低迷する日本の音楽業界再生に向けて、こんなことを言ってるんですね。
「海外を視野に入れたとき、海外のコピーでは負ける」「日本のオリジナリティーの強いジャンルを狙うべき」…ここで日本固有のものとして、アニメ、アニソン、ビジュアル系、アイドルの4つを挙げています。
そう言われればMJにはこれらのアーティストさんの出演がけっこう多いように感じますよね。
加えて「職業作詞家&作曲家による作家性の強い作品が今はウケる時代」とも言っています。つまり、作詞作曲を本人がやらないものがウケる、ってことですね。上記のビジュアル系以外は、作詞作曲はプロ任せですから、この言葉にも説得力を感じます。

そしてここらでお気づきの方も多いと思いますが…SCANDALも作曲はプロ任せ、なんですよね。(今はチャレンジ中ですが)
さらに4つのジャンルには入っていませんが、ガールズバンドというカテゴリーも、もしかしたら日本固有のものになる可能性はけっこう高いんじゃないでしょうか。少なくともマーティ・フリードマンさんは海外ではギターを弾く女性は少ないとも、日本はガールズバンド文化が盛ん、とも言っていました。(ちなみにSCANDALを知ったときには「キターーッ!!」と思ったそうですw)

となると石原Pがスキャに目をつけたのは、当然のことだったと言えるかもしれませんね。
根っからの音楽好きで、音楽業界に大きな影響力を持ってる方がSCANDALに魅力を感じている…この事実は非常に大きな意味があるように思いますね。


今回の「瞬間センチメンタル」は「少女S」とはまた違った売れ方をしているように感じています。
オリコンの売り上げ枚数というのは実際にお客さんが買った枚数ではなく、出荷枚数らしいんですよね。つまり店頭に並んだ数が売り上げ枚数として計上されると。
極端に言っちゃうと誰も買わなくても、店が仕入れただけで「売れた」ってことになっちゃうんです。
てことはキャンペーン的にずら~っと並べてあるCDは、それだけで売り上げ枚数かなりカウントしちゃうってことなんですよね。もちろん店側は売れると思っているのでたくさん入荷するわけですが。

今回売り切れが続出したということは、同じような初動枚数だった「少女S」と比べても、人気がかなり上がっていると言って間違いないでしょう。
恐らくなんですが、人気というのはある地点を越えると一気に爆発するようなものだと思うんですよね。ドカ~ンと知名度が広がるというか。
そのある地点というのが、ヒタヒタと近付いてきている。最近のスキャを見てるとそう感じずにはいられません。

しかし、ブレイクが来ようが来まいが、応援するスタンスは変わらないんですけどねw

というわけで(?)、今日は久しぶりにスキャ以外のライブをドームまで観にいってきます♪ 音響とか距離の近さはライブハウスとは全然違いますが、超メジャーなバンドさん(薄々気付いておられる方も多いかもしれませんがw)のステージを楽しんできますねw

ブレイクの兆しは見えたか?~前編~

2010-02-11 03:34:08 | 売り上げ・動員数など人気の話
2010年初であり通算5枚目のシングルとなる「瞬間センチメンタル」がオリコンウィークリーランキングで第7位にランクインしました! まずはおめでとうございます♪
アルバム&ワンマンツアー後、一発目のCDということであるとともに、年末のレコ大新人賞受賞など、動きがあった後だけにファンとしては動向が気になった方も多かったのではないでしょうか。そこで今回は「人気」面について、ボクなりにいろいろ考えてみたことを書いていこうかと思います。

① 「瞬間センチメンタル」オリコン初登場第7位! について

まず上位の面々を見て「今回はやけに有名アーティストさんが多いなァ」と思った方は多いのではないでしょうか。ボクはそうなんですけどw
aikoさんやゆず、TOKIOといった何年も活躍されてる方々から、flumpoolや清水翔太&加藤ミリヤなど今をトキメク新進アーティストさんまで、スキャより上の順位に来た面々はいずれも納得の顔ぶればかりだと個人的には思っています。といって先週はといえば東方神起、今週はKAT-TUNやポルノグラフィティ、とどこの週も強敵ばかりなんですけどねw
この2月は決算月ということで、どのレコード会社も売り上げ増加に躍起になっている、という側面があるみたいです。一年の締めくくりなので、「ウチの会社はこんなに業績いいですよ!」と結果を残したいわけです。加えて2.3月は卒業シーズン&桜シーズンですから、関連楽曲も出しやすいようですね。そのためいつも以上にリリースラッシュになっているような気がします。
とはいえ、最近はアーティストさんの数が物凄いですから、毎週のように有名アーティストの何組かが新曲を出してる、という感が否めませんけどね。どんどん新曲がでて、どんどんベストアルバムが出てる、というイメージがボクなんかには凄く強いです。

そんななかでの7位という順位については、ボクは決して悪い結果ではないと思っています。というか、本来ベスト10に入ったということで、喜ばないといけないかもしれませんがw(目標低いですか?)
売り上げ枚数についても約1.7万枚ということで、「少女S」の初動1.8万枚には届いていないんですけど、「少女S」のときは3種類がリリースされていたことに加え、イベントも華々しかったですからね。実質この1000枚のマイナスというのはマイナスとは言えないような気がします。

② 3位で大阪城ホールが見える?

そのオリコンランキングで気になったことがもうひとつあります。それはですね、3位にflumpoolが3万枚の売り上げを記録してランクインしてることなんですね。
え? flumpoolに乗り換えるのかって? いやいや、確かにオンタマライブで楽しませてもらいましたが、そういうことではありませんよw 
このflumpool、先日武道館での2days公演を行なったばかりなんですが、実は今度のツアーで大阪城ホールでも公演するらしいんですよね。
もうお分かりですね?(^O^) 大阪城ホールは現在SCANDALが目標としている場所…そこに辿り着くための指標が示された、ってことなんです。

昔は武道館といったら大物アーティストのみに許された聖地、というイメージが強かったんですが、現在は非常に多くのアーティストさんが武道館でのライブを行なっているんですよね。売り上げだけを見るならSCANDALと変わらないアーティストさんでも武道館に進出してるってことも珍しくないんです。ライブを中心に活動してるバンドなどではCDの売り上げはあまり良くなくても、動員力は物凄い、という方々もいますから。今では武道館は「ごく一部に許された聖地」とは違ってきている、と感じます。
ところがスキャが目標にしている大阪城ホールは…これは恐らく武道館よりもずっと満員にすることが難しい会場だと言えるでしょう。
というのは、東京ではなく大阪だから、です。
首都圏と地方では人口からしてまるで違いますので。関西圏も巨大だとはいっても、そりゃあ東京、神奈川、埼玉…関東とはやっぱり違いますよ(ちなみに名古屋は三大都市とは言われていますが、愛知県の人口は600万人、埼玉は700万人、だったと思います。確かw)

えっとですね、つまり難しいです。大阪城ホールで成功するには。武道館よりずっと。
武道館でライブができるバンドでも、大阪城ホールでできるとは限りません。ごく一部の人気アーティストにしか許されないんです。そのひとつがflumpoolということですね。
ですから逆に言うと、flumpolの実績に近付けば大阪城ホールがかなり見えてくる、ということになるんじゃないでしょうか。
具体的に言えば、オリコン3位。シングル初動3万枚。アルバムなら10万枚。
遠いとも見えるし、手が届くところまで来ているとも取れますが…

ボクの感じ方では「もうあと壁一枚」というところまで来ている、と思っています。

③ 売り切れ続出。初回版が消えた?

今回「瞬間センチメンタル」をフラゲするため、CDショップに出向いたんですが、一軒目は売り切れて在庫ナシ。二軒目に残り3枚というところをなんとかGETすることができました。二箇所に陳列してあったんですが、うち一箇所はすでに全部なくなっていて、見つかりにくいところにある棚に残っていたものを手に入れることができたんです。
最初は「うおいッ、名古屋の○○店さんよ! ちゃんと入荷しといてくれや(-_-;)」と思ったものですが、どうやらこの現象は全国規模だったようで、メンバー自身も売り切れていたことをブログに書いていましたね。初回仕様が早々に通常版に切り換わったということですから、全国的に初回仕様がなくなったと考えてまず間違いないでしょう。

初回仕様があまり作られていなかった、と言えるのかもしれません。全国には初回仕様が欲しかったのに手に入らなかった、という方もきっといらっしゃることでしょうね。
実は、この辺りのことがボクはけっこう気になってるんですよ。

売り切れの店が続出したことについては、「置いてあった数が少なかっただけでしょ」という考えもあるかと思います。いや、実は全くその通り。ボクが訪れた2軒のお店はいずれも他のCDが特設コーナーでいっぱい置いてあったのに比べて、SCANDALのコーナーはそれほど大きく取ってありませんでした。名前を出すとさすがにマズイので(*_*)、伏せさせていただきますが、売り上げ結果はスキャよりずっと低かったアーティストさんでも3倍くらい陳列してあったりしたんですが。
陳列が少ないのは確かに悲しいことではあるんですが(-_-;)、結果を見ればCDショップが予想していた売り上げを現実は遥か越えていたってことになります。しかもこれが名古屋のみではなく、全国での現象として。初回仕様が一週目にして消えたのはその象徴でしょう。

ということはですね…
SCANDALの潜在人気は、もしかしてCDショップやレコード会社の予想をずっと上回っているんじゃないか?とも思えるんです。
これ、実は物凄く期待がもてる現象なんじゃないでしょうか。いやいや、まあボクは音楽業界にそんなに詳しいわけじゃないので、あくまで「もしかして」の話ですけど。

というのはですね、薄々感づいている方も多いと思うんですがw、CDの売り上げというのはプロモーション、つまり宣伝の力の入れ具合によってかなり変わってくるものだと思うんですよね。例えばやたら音楽番組によく出たり、雑誌に取り上げられたり、有線放送で曲が流れたり…急に触れることが多くなるアーティストさんっているでしょ? そうすると大体ベストアルバムの発売前だったりしますw SCANDALにしても新曲前にテレビ出演が多くなりますが、当然それはプロモーションのためですよね。

売りたい、あるいはこれは売れる、と思ったアーティストを選ぶ→プロモーションをかける→これならたくさん売れるだろうと予想してCDショップが多めに入荷する…こんな流れだと思うんですね。
では今回の「瞬間センチメンタル」はどうかというと、ハガレンという強力タイアップがある一方で、テレビ出演がいつもよりも少なかった。(現在わかっている時点では、全国放送ではMUSIC JAPANのみ。しかも発売後のため、初動には影響なし)湯島天満宮での豆まきやおもいっきりPON!へのゲスト出演と、これまでとは違うアプローチがあったものの、実はプロモーションとしてはそれほど大掛かりではなかったと言えるんじゃないでしょうか。

すっごく乱暴な言い方をしますが…レコード会社やCDショップは、今のSCANDALでこのプロモーションなら売れるのはこの程度だろう、と低く見積もっていたのかもしれません。ていうか、多分そうなんですw
それを現実が上回ったということは、もしかして、「プロモーションでは左右されない人気が、予想以上についていた」という表れなんじゃないでしょうか。

「プロモーションでは左右されない人気」…これがいかに重要なものであるかは説明するまでもないですよね。言い換えればバンド自体の人気です。
B’zやMr.Childrenがあれだけ長く第一線で活躍し続けているのも、このバンド自体の人気が異様に高いからに他なりません。新曲が出ると聞けば、どんな曲かに関係なくとにかく買っちゃうんですからw(ボクがそうだからわかりますw)
BUMP OF CHICKENやASIAN KUNG-FU GENERATIONがメディア露出が少ないのにも関わらず安定した高い人気を誇るのも同様です。彼らにはプロモーションが必要ないんですよね。バンド自体にファンがついているので。

彼らに比べればSCANDALの規模はまだまだ小さいでしょうが…確実に自分たちの足場を広げてきている。その可能性を今回ボクは強く感じた次第です。
ブレイクするにはプロモーションの力は大きいです。露出を大きくすれば、確かにファンが増えるのは当然のことでしょう。
ただですね、大ブレイクをしようというのなら、そんなプロモーションの力を打ち破るような、売り手側の仕掛けを遥か越えるような現象が必要な気がしてるんですよ。言い方は悪いですが、作られた人気ではなく、作り手の想像をずっと越えるような人気が。
そしてそんなブレイクを果たしたときに、大阪城ホールはきっと満員のオーディエンスで埋まっているはずです。

今回もまたまた書きたいことの半分くらいで、一旦切りたいと思います。
うーん、まだまだ書きたいこといっぱいなのに…残念w