忘れ物になる前に

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485系青森車

2016-02-11 10:07:12 | 485系まとめ
長らく未更新のままになっていました…。

素直に他のものを書けという話ではありますが、残る運転期間も短くなってきたので、今更ではありますが、唯一の定期特急運用を持つ青森車をメモ程度に…。

あくまで個人的に調べた範囲内での予測にすぎないので、参考程度にご覧ください。


所属編成
・2015年9月現在、A1,A5,A6編成の6両×3編成と、A8編成の4両×1編成。増結ユニットが3組(2両1組×3)の合計28両が在籍。用途は分かれるものの4編成が活躍しています。
・編成番号が飛んでいるのは、かつて在籍していた編成が青森から転出または廃車になった後も番号を詰めていないためです。
・現在は全車3000番台となっていますが、かつては1000,300,1500番台車も在籍しています。新潟車では3000番台編成と1000番台編成では編成番号が分かれていますが、青森車ではそのような区別はされておらず、全てA編成を名乗ります。
・一方で青森車はA1~A6編成とA7編成以降の編成では用途が異なっており、前者のA1~A6編成は津軽海峡線入線対応としてATC-Lを装備しているのが特徴。A7編成以降はATC-Lを装備していないため津軽海峡線には入線できず、運用が本州内に限定されます。これは編成数が減った現在でも引き継がれており、A8編成は現在も津軽海峡線には入線できません。これとは別に、A10編成~A12編成(,A13編成)はATS-Pを装備していましたが、青森地区ではATS-Pを使用していないため、関東地区への乗り入れ時以外は区別なく本州内限定運用に入っていたようです。

現在の稼働編成は、A1,A5,A6,A8編成の4編成。この他晩年まで在籍していた編成を含めると、以下のようになります。
A1編成→稼働
A2編成→廃車
A3編成→転属(仙台車A1A2編成 稼働)
A4編成→廃車
A5編成→稼働
A6編成→稼働
A7編成→転属(仙台A1A2編成→小山G55G58編成→仙台A3A4編成 廃車)
A8編成→稼働
A9編成→転属(新潟車R28編成 稼働)
A10編成→転属(新潟車K1編成 廃車)
A11編成→転属(新潟車K2編成 廃車)
A12編成→転属(新潟車T18編成 廃車)
A13編成→廃車
このうちA13編成は、勝田から転属してきた訓練車で、両端ボンネットという青森では異色の存在でした。営業運用には入らず、2007年頃にひっそり廃車されています。
転属した編成もかなりの数が稼働していましたが、2014年~2015年にかけて一気に廃車が進み、2015年10月現在で転属した編成で稼働しているのは2本のみとなりました。


運用
現在受け持っている定期運用は、新青森~函館の白鳥2往復と間合いの普通列車のみ。1編成で足りるように運用が組まれているため、何もない場合は1編成のみの稼働で運用が回ります。
臨時運用として、繁忙期に走る臨時白鳥1~2往復を担当。こちらも2往復走る場合でも1編成で運用が回るようになっています。また、E751系の検査・故障時はつがるの代走も行っており、全てが重なると3編成が稼働。定期運用数のわりに編成数がやや多めです。


白鳥
・定期運用は新青森~函館の2往復。臨時白鳥があると青森~函館に1~2往復追加で運転されます(大抵の臨時白鳥は1往復が基本で、最繁忙期のみ2往復走ります)。定期運用・臨時白鳥運用共に1編成ずつで足りるため、多くても同時に稼働するのは2編成のみです。
・先代のはつかり時代から、津軽海峡線の前後区間となる津軽線と江差線が単線であることから特急列車の増発ができず(定期の特急と普通列車に加え貨物列車が走り既に線路容量が限界のため)、多客時の対応は編成両数を増結する方法が採られていました。その名残として、今でも土休日のほとんどの白鳥とスーパー白鳥は8両に増結して走ります。白鳥の場合、8両に増結する際編成を分割して増結ユニットを組み込む必要があることから、8両用の編成は一定期間1編成が固定で用意されており、6両用の編成は残った2編成のどちらかが担当のようです。
・平日と土休日で編成差し替えを行っていると思われますが、その他での差し替えはおそらくなく、基本は運用入りした編成が担当分の白鳥全て(平日運用入り編成→平日全て。土休日運用入り編成→土休日全て)を担当していると見られます。


つがる
・定期運用はE751系が担当していることからありませんが、E751系の検査・故障時の代走として運用されます。
・主に津軽海峡線に入線できないA8編成が使用され、A8編成も6両以上で走る白鳥運用には入れないことからつがる代走前提の4両に短縮されて在籍しています(外されたモハユニットは廃車済)。
・代走運用は基本固定ですが、突発的な代走となると固定された運用以外にも入ります。また、長期的な代走となった場合や、A8編成が検査などで入れない場合は、A1,A5,A6編成が4両になった上で代走するようです。この際は、白鳥で自由席車となる2号車と3号車の車イス対応車が組み込まれたユニットが外されます。
(A8編成も編成短縮で外されたモハユニットは車イス対応車になります。この場合編成中には車イス対応車が存在しないのは気になるところです。なお、E751系の車イス対応車は1号車にあります)
・毎年5月の桜のシーズンに合わせた繁忙対策運用時のみ、A1,A5,A6編成が6両編成のままつがる運用に入るようです。


普通
・白鳥93号に充当される前の送り込み運用として、青森→新青森の普通を1本担当しています(同様にスーパー白鳥95号に充当される前の送り込み運用として789系の普通列車も存在)。1駅間ながら乗車率はまずまずのところです。
・定期白鳥運用の一部に組み込まれているため、6両の時と8両の時の2パターンがありますが、客扱いを行うのは自由席車となる2号車と3号車の2両のみなので、どちらの場合でも差はありません。他の1,4~6(または1,4~8)号車は締切扱いとなります。
・次の運用が特急となるため、普通列車とはいえリネンを装備し、座席ポケットには雑誌が挿入されるなど、普通列車としては相当豪華な内装です。が、1駅間のみの担当であるため、乗車時間は5分ほど。豪華な割に短い運転となります。
・ちなみに、白鳥96号として新青森に到着後は普通列車とはならず、そのまま折り返し回送となるため、片道のみの運転です。

その他
・2010年12月以降から現在にかけて津軽海峡線の運用に変更はありませんが、運用の主体が789系となったこともあり、485系の運用はそう多くはありません。ただ、予備車は485系のほうが多いためか、集約臨や団体運用は基本的に485系の担当となります(多客臨の白鳥系統は485系のみの担当。臨時白鳥については白鳥欄にて)。
・とは言うものの、多客期の臨時特急(ねぶたエクスプレスなど)には789系を使用。この辺りは臨時特急の運行主体会社によって形式が変わるのかと思われます(ねぶたエクスプレスはおそらくJR北海道が主体)。
・稀に起こる車両故障時は789系で代走となることがあります。789系には白鳥幕が用意されているため、代走時も白鳥のままです。函館側に485系が留置されていないため、函館側で故障が起こると789系での代走がほぼ確定になります(この際故障した485系がどうなるかは不明ですが…)。
・逆に本州側で789系が故障した際は485系がスーパー白鳥の代走を行います。789系は本州側での滞泊運用があるとはいえ、予備編成が本州側にいないことや、編成数にも予備が多くないために起こる措置です。485系が789系代走を行う場合、789系のスジに乗れないことからスーパー白鳥での運行はできないため、列車名がスーパー白鳥から白鳥に変更となります(当然幕も白鳥幕。元々スジに乗れないためスーパー白鳥幕自体あるはずもありませんが…)。



運用はシンプルなのでまとめはこの程度です。

まだまだ分からないことだらけなので、分かり次第書き加えていこうと思います。

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1 コメント

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Unknown (いなほ)
2020-03-26 11:02:21
初めまして。
2009年3月に青森車A8編成がいなほとして代走した事があったようです。当時はモハユニット3068番が編成に組み込まれていたようですが、車掌室窓は小窓。しかし、代走の写真を見てみるとモハユニットの片方の窓は大窓でした。ご存知だったりしますか?
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