ヒマジンの独白録(美術、読書、写真、ときには錯覚)

田舎オジサンの書くブログです。様々な分野で目に付いた事柄を書いていこうと思っています。

スイフトに乗ってみて(その3)

2017年05月03日 19時39分25秒 | 日記
先日の記事の続きです。
本日、燃料をスイフトに補給しました。
先日の走行距離は374キロで燃料は22リットル入りましたので、燃費は17キロという事になります。
4人乗車で山岳路を含んでの燃費としては悪くない数値ではないでしょうか。
昨年12月、秋田、盛岡間の一般国道を軽自動車のミラで往復したことがありましたが、その時の燃費がやはり17キロぐらいでした。
その時にミラの乗車人員は大人2名、今回のスイフトの乗車は大人4名でした。
かたや660CCの軽自動車(フルタイム四駆でアイドリングストップは無し)、今回のスイフト(FFでアイドリングストップは無し)は1000CCのターボ付きエンジンであるのを考慮に入れるとこの燃費は立派なものだと思われます。
平坦であまり混雑してない一般国道を時速60キロ程度でまったりと走行すると、この燃費はもっと伸びる気がします。カタログ燃費が20キロですので、もしかするとそれに近い数値が出せる気がしてきます。

さて、燃費の話題はこれぐらいにして、山岳路での走りの印象を少し述べておきます。
先日も述べたように、山岳路での登りはやはりきついです。
ATのDレンジですと登りでスピードが落ちてくるとアクセルペダルを強く踏み込みますよね。そうするとギヤが自動的にシフトダウンし下のギヤに入ってエンジンはそれまでより高回転域を使えるようになるのですが、すぐまた自動でシフトアップしてしまいます。山道での登りははシフトダウンとシフトアップが自動で繰り返すのです。
この頻繁な繰り返しが乗員にはうるさく感じられます。
そんな時はATのシフトシフトレバーの位置をマニュアルにし、エンジン回転を3000RPM以下に落とさないようにギヤを選んで走ると、かなりキビキビと山道でも走ることが出来ます。
わたくしは長年マニュアル車を主に乗っておりましたので、ギヤチェンジを煩わしいと感じませんが、ATのDレンジばかりで走っている人ではこのように、ギヤを選んで走ることは難しいかもしれませんね。非力な小排気量をキビキビと走らせるコツはエンジンのトルクが太い回転域を保って走らせることなのです。このように走らせるとこのスイフトは水を得た魚のように元気で走ることが出来ます。

山道を走っていて気が付いたことが一つあります。シフトレバーをDレンジで先行する車に追従している時でしたが、前の車がコーナーに差し掛かりスピードを緩めるのですが、スイフトのアクセルペダルから足を離してもスピードは落ちていかないのです。前車がブレーキを踏んでいないのはブレーキランプが点灯しないので分かります。スイフトはブレーキペダルを踏まないと前車との距離が縮まりすぎて危険なのです。
一般にAT車がエンジンブレーキが利きにくいのは経験済なのですが、ここまでエンジンブレーキが利かない車は初めてです。これはATのミッションのフリクション・ロスを極限まで少なくさせた設計なのと理解できます。
スイフトRStを設計するにあたりスズキが3気筒エンジンや6速ATのミッションを採用したのもこのあたりに理由があるのかと思いました。エンジンの気筒数が多くなるとそれだけシリンダーとピストンの摺動抵抗が増えてしまいます。
スズキは元々軽自動車から出発したメーカーですので小排気量の車体やエンジンの設計では多くのノウハウが蓄積されているのでしょう。こんなところにも技術者の設計思想を垣間見ることが出来ます。
スイフトRStはこれらが発揮された良い車だと感じました。




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