![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/6b/f8e45c8a31b7fc7c242f779257e4b887.jpg)
畑の野菜は、今年の雨不足にも負けずに元気に育っています。これも栽培者が日ごろの水遣りに邁進したせいと自負していますが。当地、秋田は一月以上も雨らしい雨は降らず毎日の水遣りは欠かせませんでした。
そのおかげで葉物野菜の生育は順調でした。
収穫した野菜は、春菊、ほうれん草、ちんげん菜、すぐり菜の四種です、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/00/e4/e3f3388f1d6f6235dc15af96e15d6209_s.jpg)
春菊、ほうれん草、ちんげん菜は皆さんおなじみの野菜ですが、すぐり菜という野菜は一般のスーパーなどには売っていません。
大体、「すぐり菜」などという野菜の品種はありません。「すぐり菜」とは成長途中の野菜を間引きした物で生育の初期の段階の野菜のことなのです。表題の画像の「すぐり菜」は実はダイコンなのです。
ダイコンの種はすごく小さくて成長後を見越して間隔を空けて種まきするなどと言う事は困難です。そのため、種は連続した状態で「すじ蒔き」をします。
その後、生長の度合いに応じて不要な苗を間引きする必要があります。その間引いた若い苗をすぐり菜と呼びます。
野菜などを間引く事を「すぐる」と秋田では言いますが、東北地方に多く見られる方言だろうと今まで思っていました。そこで、これを機に「すぐる」を辞書で調べてみました。
今、手元に「秋田方言辞典(著者 中山健)」と広辞苑があります。
秋田方言辞典にには次のようにあります。「 」内は引用。
「野菜などの若いものを間引く」とあります。
「多くのものの中からすぐれたものを選び出す意であるが、方言では転じて間引く、すなわち不良のものを除いたり、間隔を保ったりするため、密生している農作物を適当に抜き取る意に用いる。」と記載されています。
そしてその例文として、次の文が記載されています。
源氏物語 桐壺「世の中におしなべたらぬをえりととのえすぐりて、さぶらはせ給ふ」
また、広辞苑には次のようにあります。「多くの中からえり取る。より抜く。」と書かれています。
うーん。「すぐる」にはそのような意味があったのか。秋田の先祖も捨てたものではないな。と思いながらおいしくそれらの野菜を頂きました。
すぐり菜は油揚げと一緒に「煮しめ」で食べると酒が進みます。
ちんげん菜は漬物にして、春菊とほうれん草はおひたしで頂きました。
ごちそうさま。
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収穫した野菜は、春菊、ほうれん草、ちんげん菜、すぐり菜の四種です、
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春菊、ほうれん草、ちんげん菜は皆さんおなじみの野菜ですが、すぐり菜という野菜は一般のスーパーなどには売っていません。
大体、「すぐり菜」などという野菜の品種はありません。「すぐり菜」とは成長途中の野菜を間引きした物で生育の初期の段階の野菜のことなのです。表題の画像の「すぐり菜」は実はダイコンなのです。
ダイコンの種はすごく小さくて成長後を見越して間隔を空けて種まきするなどと言う事は困難です。そのため、種は連続した状態で「すじ蒔き」をします。
その後、生長の度合いに応じて不要な苗を間引きする必要があります。その間引いた若い苗をすぐり菜と呼びます。
野菜などを間引く事を「すぐる」と秋田では言いますが、東北地方に多く見られる方言だろうと今まで思っていました。そこで、これを機に「すぐる」を辞書で調べてみました。
今、手元に「秋田方言辞典(著者 中山健)」と広辞苑があります。
秋田方言辞典にには次のようにあります。「 」内は引用。
「野菜などの若いものを間引く」とあります。
「多くのものの中からすぐれたものを選び出す意であるが、方言では転じて間引く、すなわち不良のものを除いたり、間隔を保ったりするため、密生している農作物を適当に抜き取る意に用いる。」と記載されています。
そしてその例文として、次の文が記載されています。
源氏物語 桐壺「世の中におしなべたらぬをえりととのえすぐりて、さぶらはせ給ふ」
また、広辞苑には次のようにあります。「多くの中からえり取る。より抜く。」と書かれています。
うーん。「すぐる」にはそのような意味があったのか。秋田の先祖も捨てたものではないな。と思いながらおいしくそれらの野菜を頂きました。
すぐり菜は油揚げと一緒に「煮しめ」で食べると酒が進みます。
ちんげん菜は漬物にして、春菊とほうれん草はおひたしで頂きました。
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