Harmony

ちょっと呟いて孤独からの脱出?

おとうと

2017-08-18 21:06:06 | Weblog
8日深夜、おとうとは亡くなった。
自宅で家族皆で見送った。
安らかなとても良い顔、そして、すこし笑った顔で逝った。

先生が来たのは1時間後。
9日になっていた。
だから命日は9日。


それからもう10日が経ったけれど、私はまだ受け入れることができない。
おとうとのいないこの世なんて、ありえない。
でも、苦しいけど、涙は少しづつ減ってきた。


おとうとが生まれたのは、私が2歳3ヶ月の時。
その日のこと、覚えている。
67年間、ずっと私の中におとうとがいた。
限り無いほどのおとうとのこと、次々思い出される。


よく着ていた洋服に、少し前に兄がおとうとのため特注した伊達眼鏡をして、帽子を被って、
そんないつもどおりの棺の中のおとうと。
顔も少し笑顔のまま。
2歳の孫がその棺に顔を突っ込んで、おとうとにチューをした。
皆笑い泣きした。
湯灌の女性も。


たくさんの人がお別れに来てくれて、たくさん泣いてくれた。
半年前に辞めた会社の人も、2日間驚くほどたくさん来て泣いてくれた。


家族のため、会社のため、世の中の苦しんでいる人のため、
いつもだれかのために一生懸命だったおとうと。
大変だったでしょう。
でも、少し前、妻である義妹に「良い人生だった」と言ったという。


お疲れさま。



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする