冬の日

　まだ４時前でも日は傾く。そして、長い長いオレの影。 　お墓の水はすでに普通に凍てつく。あと数十分もすれば、風が肌を刺してくるのだろう。 　ウチのお墓のある公園には叔父のお墓もある。最短距離で歩けば15分ぐらいだろう。せっかくだからいつも遠回りして30分のウォーキングコースにする。 　歩きながら咲いている花を写す。花の名前は聞いても聞いても、そのそばから忘れていく。覚えられない。馬名すら覚えづ . . . 本文を読む