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🌸🌸扉の向こうに🌸🌸

扉の向こうにあるものは・・・

サルビア

2012年08月05日 09時10分02秒 | 花の神話と伝説

〈別名〉 赤い花・・・緋衣草(ひごろもそう)「スプレンデンス」 → 学名から
     青い花・・・グアラニチカ




〈花言葉〉「良い家庭」「家族愛」「家庭の徳」「燃ゆる想い」「知恵」
     「エネルギー」「全て良し」
     (紫)「尊敬」

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 植物の分類で、シソ科のアキギリ属のこと。
 日本で一般的に知られているスプレンデンス種のことです。

サルビア・スプレンデンス (Salvia splendens)
シソ科アキギリ属に属するブラジル原産の草本。
一般にサルビアと呼ばれております。
標準和名としてはヒゴロモソウ(緋衣草)がありますが、
あまり使われておりません。
性状
本来は草丈1mに達する多年草ですが、
現在日本で栽培されているものは、ほとんどが矮性種で、
30~50cmくらいです。
不耐寒性のため、園芸植物としては春播きの一年草として
扱われております。
葉は対生し、長さ7cm幅5cmで鋸歯があります。
花は赤色で茎の先端に穂になり、筒状の萼から、長い花筒をもち、
唇花が出ております。
唇花につく蜜は美味

白から濃い紫までさまざまな花色の園芸品種があり、
観賞用として花壇などに植えられております。
屋外で冬越しできない地域では一年草扱いされております。
花期は夏から秋。

栽培
発芽適温が比較的高いため、東京付近で露地栽培する場合、
4月下旬から5月中旬くらいがまき時になります。
園芸種はほとんど一代交配種で1袋のタネの粒数が少ないので、
鉢にまいて後で移植する方がよい。
覆土は2ミリ程度にします。
日向から半日陰の水はけのよい土地なら、比較的栽培は容易ですが、
多少暑さに弱く、中部山岳地方や北日本など、
夏の間冷涼なところの方が美しい花が咲く傾向があります。

利用
夏から秋にかけての花壇材料として最もポピュラーなものです。
公園などの公共の花壇にもよく用いられます。

《基本情報》
シソ科 一年草、多年草
原産地 ブラジル(ポピュラーなスプレンデンス種)
草丈 25~100センチ
花期 5~11月
花色 赤、白、紫、ピンク

・紫蘇(しそ)科。
・学名 Salvia splendens (赤い方の花)
Salvia guaranitica(グアラニチカ)
Salvia : サルビア属
splendens : 立派な、きらめいた

・語源
Salvia(サルビア)は、ラテン語の「salvare(治療)」
  「salveo(健康)」 が語源とされております。
  古くから薬用として用いられた事を物語っています。

・6月頃から11月頃まで、長い間咲き続けます。
(花が落ちたあとも、同じ色の[がく]の部分が 残るので、
  長く咲いているように見えます。)
・花の中のほうには蜜があり甘い。
・青い「サルビア・グアラニチカ」の花は
「ガオーッ」ってほえてるような形です。

サルビアにまつわるお話
・子どもの頃、花壇の細長い赤い花を引き抜いて、蜜を吸って
 遊んだものです。
・サルビアはラベンダーをはじめ多くのハーブを含むシソ科の仲間です。
 西洋ではサルビアのことを、ハーブで有名なセージとほぼ同義、
 ないしサルビアを含めたさらに大きな括りで、セージと呼ぶことが
 多いようです。
 セージは「賢人」を意味する言葉です。

花言葉のいわれ
・情熱的な燃えるような赤い色から「燃える思い」という
 花言葉が生まれました。
・若い娘に未来の夫を見させることができる花という
 ロマンチックな言い伝えもあります

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蛍袋

2012年08月04日 21時29分37秒 | 花の神話と伝説
〈別名〉提灯花(ちょうちんばな)・釣鐘草(つりがねそう)・風鈴草



〈花言葉〉 正義・貞節・愛らしさ・忠実・誠実・熱心にやり遂げる・
      悲しい時の君が大好き
季 語  仲夏
    釣鐘草/提灯花/風鈴草

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ホタルブクロ(蛍袋、Campanula punctata Lam.)
キキョウ科の多年草。
初夏に大きな釣り鐘状の花を咲かせます。

特徴
開けたやや乾燥した草原や道ばたなどによく見られる草本で、
全体に毛が生えております。
根出葉は長い柄があり、葉身はハート形。
匍匐枝を横に出して増殖します。
初夏に花茎を延ばす。
高さは、最大80cmくらいにまでなり、数個の釣り鐘型の花を
穂状につけます。
花は柄があって、うつむいて咲きます。

山間部では人里にも出現する野生植物ですが、美しいので
山野草として栽培されることも多い。
花色には赤紫のものと白とがあり、関東では赤紫が、
関西では白が多い。

変種
ヤマホタルブクロ 
学名、Campanula punctata Lam. var. hondoensis (Kitam.) Ohwi
ホタルブクロの変種で、山地に多く生育します。
ほとんど外見は変わりませんが、萼片の間が盛り上がっております。
一方、ホタルブクロは萼片の間に反り返る付属片があります。

近縁種
園芸植物として親しまれているカンパニュラ(つりがねそう)は、
同属植物で、主に地中海沿岸地方原産の植物を改良したものです。

名称の由来
・和名は、子どもが本種の袋のような花にホタルを入れて遊んだことに
 由来します。
・かつて「火垂(ほたる)」と呼ばれていた「提灯(ちょうちん)」に
 似ているからという説があります。
・花の中に蛍を閉じ込めると、その明かりが外へ透けて見える
 ところからきているという説

・提灯の古名を「火垂(ほたる)」といい、
 その提灯に似ているので「ほたる」
 それが「蛍」になったとも言われております。

・Campanula(カンパニュラ)は、ラテン語で 「小さな鐘」の意味。
・英語では「bellflower(鐘の花)」

・山菜として、若い葉・茎・花が食用にもなります。
・西洋種は「カンパニュラ(つりがねそう)」である。

《基本情報まとめ》
キキョウ科 多年草
原産地 日本、朝鮮半島、中国、シベリア
草丈 40~80センチ
花期 6~7月
花色 紅紫、白(ヤマホタルブクロ)

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《火垂るの墓・・・》とは・・・
『火垂るの墓』(ほたるのはか)は、野坂昭如による日本の小説である。
清太の所持品は錆びたドロップ缶。その中には節子の小さな骨片が入っていた。
駅員がドロップ缶を見つけ、無造作に草むらへ放り投げる。
地面に落ちた缶からこぼれ落ちた遺骨のまわりに蛍が
ひとしきり飛び交い、やがて静まる。
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ウィキその他より
必要に応じ、加筆・訂正致します。

月下美人

2012年08月03日 23時12分30秒 | 花の神話と伝説

花言葉〉 はかない美・はかない恋・繊細・快楽・繊細・
      ただ一度だけ会いたくて・強い意志

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午後7時頃に咲き初め、翌早朝にはしぼみます。
ただし、気温が低めだったりしますと、
翌朝まで開いていることもあります。

葉のように見えるのは、茎が変化したもので、
「茎節(けいせつ)」と呼ばれております。

詩的な名前の名付け親は、
・明治時代の台湾駐在大使・田(でん)氏
(田英夫議員の祖父にあたる)とされております。
昭和天皇にこの花の名前を尋ねられた田氏が、とっさに
「月下の美人」と答え、その後この名前が定着されたと言われております。
一方では・・・
・昭和天皇がまだ皇太子だった時代、台湾を訪れた際に
 このお花を目にし、側にいた台湾総督に花の名を尋ねたところ、
 総督も名前をご存知無かったのか「月下の美人です」と、
 とっさに答えたのが事の起こりとか。
 植物学者としても有名だった昭和天皇のこと、
 きっとその答えがお気に召されたのでしょう、
 月下美人という日本名はそこから始まったのだとか

サボテン科 多年草
原産地 メキシコ~ブラジル
草丈 2~3メートル(自然植生のもの)
花期 7~11月(気候その他の条件により、3~5回する)
花色 アイボリーホワイト

ゲッカビジン
(月下美人、学名: Epiphyllum oxypetalum、
英名: Dutchmans pipe cactus、A Queen of the Night)とは
メキシコの熱帯雨林地帯を原産地とする
サボテン科クジャクサボテン属の常緑多肉植物です。
日本で多く流通しているクジャクサボテン属(Epiphyllum属)
には交配種が多いが、これは原産地からそのまま導入された原種です。


葉状茎の丈が1mから2mにまで達するとつぼみの形成が見られます。
花は、夜に咲き始め翌朝までの一晩でしぼみ、
めしべに他家受粉が起きなければ散ってしまいます。
花冠は20~25cm程度であり、白い。
・香りが強いこと、
・夜間開花すること、
・小型哺乳類の訪花に耐える強度を持つこと、
・花粉と花蜜が虫媒花よりも多いこと、
それらは生態学的に送粉シンドロームのコウモリ媒花の
特徴に一致します。
これは原産地の新大陸の熱帯地域において花蜜食・
花粉食を示す一部のヘラコウモリ科の小型コウモリ類
媒介受粉への適応と考えられております。

ゲッカビジンは日本での栽培下では6~11月に咲き、
この季節に株の体力が十分に回復すれば2~3ヵ月後に
もう一度咲くことができます。
つぼみは初期は垂れ下がっておりますが開花直前になりますと
自然に上を向いて膨らみ、夕方に芳香を漂わせはじめます。
これもコウモリがホバリングをしながらやや下を向き、
舌を伸ばして花蜜と花粉を摂食する行動との
共進化と考えられております。

コウモリ媒花の特徴を持つサボテンは、
ゲッカビジンやこれに近縁なクジャクサボテン近縁種だけでなく
乾燥地帯のハシラサボテン類にも広く見られます。

開花中の花、開花後のしぼんだ花ともに食用にでき、
咲いている花は焼酎につけると保存できます。
台湾ではスープの具として使われております。


茎のほとんどは昆布状の扁平な葉状茎になっており、
またしばしば株元から細長い鞭状の茎を伸ばす。
葉状茎の縁は波打っており、その凹部のくぼんだ点に産毛状に
退化した刺(これが真の葉)を持つ刺座
(サボテン科特有の点状にまで短縮した短枝)が位置します。
成長点はここと茎頂にあり、これらの箇所から新しい茎(長枝)
やつぼみが生じます。

果実
古くから日本に普及していた株は、
原産地から導入されたたった1つの株から挿し木や株分けで
増やされた同一クローンであり、
受粉に際して自家不和合性を示す特性があるため人工授粉しても
ほとんど果実が実ることはありませんでした。
しかし1980年代に東京農業大学の研究グループが原産地から
野性の別のクローンを持ち帰り、増殖、普及させたため今日では
複数のクローンが幾つもの園芸業者によって国内流通しており、
これらの間でコウモリに代わって人間が人工授粉してやれば容易に
成熟した果実が得られます。
成熟した果実は表面が赤く内部の果肉は白くて黒い胡麻状の種子が
数多く散在し紡錘形で大きく、近縁種である同じ熱帯雨林原産の
着生サボテンであるドラゴンフルーツに似た外見を持ち甘い。
そのため古くから日本で栽培されてきたもの以外のクローンを
園芸業者が販売する際、家庭用果樹として宣伝し「食用月下美人」
の商品名をつけることが多い。

生育環境
水や窒素肥料を与えすぎると栄養成長に偏った成長となり有性生殖が
抑制されるので株だけ大きくなってつぼみをつけないことがあるため、
やりすぎに注意する。
さらに元来、クジャクサボテン属やこれに近縁ないくつかの属の
サボテン科植物は野生状態では着生植物であり、大木の樹皮に根を
まとわりつかせて樹上から昆布状の葉状茎の束が垂れ下がるように
成長しております。そのため樹皮を伝う雨水、樹皮に生えたコケ類、
樹の股や洞に溜まった腐植質などから水分や肥料分を摂取しているため
そもそも生理的に多肥多湿には強くなく、根ぐされを起こす
危険もあります。
ただ、ゲッカビジンなどクジャクサボテン類の根は樹上の樹の股や
洞や岩山の割れ目に溜まったの腐植質やそこに形成された土壌にも
深く根を下ろすことが多く同じ着生植物のラン科のカトレアなどと異なり、
土壌に対してもかなりの適応力があります。
そのため根への十分な通気を確保し、土壌の過湿、極端な多肥さえ
避ければ温帯では温室で熱帯、亜熱帯地域では戸外での地上栽培も
十分可能であるし、多くの園芸会社はクジャクサボテン・
ゲッカビジン用に上記の条件を満たすように調合した培養土を
市販しております。
もちろん多くの洋ランやパイナップル科のアナナス類等、
他の着生植物由来の園芸植物と同様にミズゴケ栽培でもよく育つし、
十分大きなヘゴ板や丸太状のヘゴ材を用いれば原産地における
着生状態を再現した栽培も可能であろう。

葉状茎以外に株元から伸びる鞭状の茎は野性の着生状態では、
先端部が親株から離れた部位の樹皮などに接触するとそこから発根し、
新たな株がそこで成長を始めます。

原産地はメキシコの熱帯雨林であるため非耐寒性であり、
摂氏7度以下になるときは室内に入れるとよい。
凍傷になるとその部分の組織が壊死して、葉状茎に褐色斑点ができます。

文化
古くから珍奇栽培植物として一部では熱心な栽培家も少なからずおり、
そうした趣味家の栽培株の開花がマスコミで珍しい現象として
ニュースになったりした時代もあるが高い技術を持つ趣味家でなくとも
比較的簡単に栽培できる為、近年のガーデニングの流行で人気がでて、
栽培者も広く普及して増えてきた。

俗説
月下美人にはその美しさのためや珍奇植物として
好奇の目にさらされていた時代が長かったせいか、
いろいろな言い伝えや俗説が流布しているが意外に間違いが多い。

●同一株から分かれたため同じ日に咲く
同じクローン株であってもタケ類に見られるような
体内時計による長期同調性はなく、
あくまでもその株の置かれた環境に由来する生理状態の履歴に依存して
つぼみ形成、開花を行う。
さらに言うならば、既にこの20年ほどは日本国内に
複数の遺伝的に異なるクローンが流通しているのでもう日本国内の
月下美人全てが同じ株由来ではない。
無数のクローンの生息する原産地では言うまでもない。
●1年に1度しか咲かない 手入れをきちんとすると年間2回以上咲く。
花を咲かせるだけの栄養素の蓄積や体力回復のゆとりが、
成長期に十分あるかどうかの問題です。
●新月の夜にしか咲かない 野生状態で受粉を行うコウモリは、
月齢に合わせたサイクルで花粉や蜜を食べに来るのではない。
そもそもゲッカビジンの受粉に関わるような小型のコウモリは、
毎日食事をしなければ餓死してしまう。
従って、月齢に合わせた開花サイクルを進化させる必要はなかった。

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ウィキペディアより
まだまだ納得できる内容だとは思っておりません。加筆ありです。

煙草の花

2012年08月02日 16時02分23秒 | 花の神話と伝説
〈別名〉花煙草

〈花言葉〉あなたはまだ一人ですか・ あなたがいれば・ふれあい
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福島県田村郡の船引町・常葉町で栽培されております。

・「たばこの花」が咲くと葉に栄養が行かなくなるので、
「芯止め」と言う花摘みが行われます。

・花が見れるのは、咲き始めの時期にしか見る事が出来ません。

・なす科の1年草、南米原産で夏に薄紅紫色の花が咲きます。
 葉は乾燥させ「タバコ」の原料。

原産国:
メキシコ・アメリカ

自然開花期:
7~9月

喫煙用の葉をとるために栽培されます。
花弁は漏斗状筒形で先が五裂し、
淡黄色または白色に薄紅のぼかしがあり、花期は初秋

●南アメリカやオーストラリアに分布しております。
原種から改良された園芸品種です。
高さは30~50センチになり、4月から10月ごろまで花を咲かせます。
星形の筒状花で、赤色やピンク色、紫色、白色などの花色があります。

●わが国で栽培されるようになったのは、
専売制度の規制緩和が行われた1985年からです。
ナス科タバコ属の多年草で、
学名は Nicotiana x sanderae。
英名は Flowering tobacco。
ナスのほかの用語一覧ソランドラ: ソランドラ・ロンギフローラ
タバコ: 木立煙草 煙草 花煙草
チョウセンアサガオ: 朝鮮朝顔 木立朝鮮朝顔 毛朝鮮朝顔

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一年草かと思いきや多年草ともございます。
故に加筆訂正あります。
花言葉の根拠も理解できけません。
とりあえずの掲載にお許しを・・・


檜扇(ひおうぎ)

2012年07月31日 22時02分31秒 | 花の神話と伝説
〈花言葉〉 誠実・誠意・個性美
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ヒオウギ(檜扇、学名:Iris domestica)は
アヤメ科アヤメ属の多年草。
従来はヒオウギ属(Belamcanda)に属するとされ、
B. chinensisの学名を与えられておりましたが、
2005年になって分子生物学によるDNA解析の結果から
アヤメ属に編入され、現在の学名となりました。。

ヒオウギは山野の草地や海岸に自生する多年草
高さ60 - 120センチ・メートル程度。
名前が示すように葉は長く扇状に広がります。
花は8月ごろ咲き、直径5 - 6センチ・メートル程度。
花被片はオレンジ色で赤い斑点があり放射状に開きます。

午前中に咲き夕方にはしぼむ一日花。
種子は5ミリ・メートル程度で黒く艶があります。
本州・四国・九州に分布。

花が美しいためしばしば栽培され、生花店でも販売されております。
特に京都では祇園祭に欠かせない花として愛好されているとのことです。

黒い種子は俗に「ぬば玉」と呼ばれ、
和歌では「黒」や「夜」にかかる枕詞としても知られております。
檜扇 (ひおうぎ)
(烏扇(からすおうぎ))
和名:ヒオウギ

ヒオウギの特徴
優雅に広げた葉から、オレンジに赤い斑点の入る花を咲かせます
花は花茎を伸ばし数輪に咲かせます。
花色は他に黄色や白などもあります
葉は細長く、扇を広げたように葉同士が重なり合います
店頭ではダルマヒオウギと呼ばれる矮性で花つきに優れた品種が
よく出回っています

射干
「射干」を「やかん」と読む場合 
→ ヒオウギ(檜扇)という植物の漢名(本来の用法)。
または、ヒオウギの根の生薬名。

「射干」を「しゃが」と読む場合 
→ シャガという植物。

仏典の「射干」 
→ 野干。インドではジャッカルのことであったが、
日本ではキツネのこととされた

また、シャガを漢字で「射干」と書くことがあります。
しかし、ヒオウギアヤメ(檜扇)のことを漢名で「射干」(やかん)
というのが本来である。
別名で「胡蝶花」とも呼ばれる。
・鑑賞用として栽培される。
・夏に、オレンジ色で斑点のある6弁花が咲く。
・葉の並び方が、「檜扇」という扇子みたいなもの
(ヒノキの薄い板をとじあわせた扇)に
似ているところから。
・「桧扇」とも書く。

・タネは黒色で、「射干玉(ぬばたま)」または
「烏羽玉(うばたま)」という。
(この射干玉の「射干」の音読みから
名前がつけられたのが しゃが(著莪))
・別名 「烏扇(からすおうぎ)」
タネが黒いことから。(烏は黒い)


日当たりと水はけのよい場所が適地です
丈夫な花なので、条件が良ければとくに注意することはありません
3年に一回程度植え替えると花つきも保てます。適期は3月頃です
管理 花がらは摘み取ります。
自然と株はまとまるので管理の手間は少ないです
株が混んできたら株分けして整理します
肥料は緩効性肥料を春と秋に与えます
病害虫 ほとんど心配ありません
和風の花壇によく似合いますが、洋風の花壇でも合うと思います
整った和風庭園のような庭はもちろん、自然風の庭にも違和感がないです
葉の広がりを邪魔しないように株間は空けておきます。
葉が広がる方向を考慮しましょう
ダルマヒオウギは鉢植えでも育てられますが、
寄せ植えには向きません
主な品種 ダルマヒオウギ:矮性で葉の幅が広く花つきがよい。
よく用いられています
他にいくつか園芸品種・交雑種が出回ります
ヒオウギの印象
オススメ度 80%
花の少ない夏に咲く、丈夫で使い勝手のよい花です

株の姿も優雅で花の無い時期も楽しめます
「桧扇」と書きますが、これは幅広の葉がきれいに並んでいる形が、
平安時代の貴族が持っていた桧扇によく似ているところから
名づけられたもの。

オレンジ色に赤い斑点のある、あでやかな花を咲かせます。

また晩秋の頃になると黒くつややかな実をつけます。

この実は「烏羽玉(うばたま)」と昔は呼ばれ、
和歌の夜、闇、黒などにかかる枕詞となりました。

英名のブラックベリー・リリーもこの実が由来となっています。

黒いタネ:射干玉(ぬばたま))の季語ぬば‐たま 【射=干玉】

ヒオウギの種子。丸くて黒い。うばたま。むばたま。

射干(ひあふぎ)

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整理途上でございますので加筆訂正あるかと・・・

韮の花

2012年07月31日 21時42分01秒 | 花の神話と伝説
〈花言葉〉 多幸・星への願い
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ロマン溢れる素敵な花言葉です。 

独特の臭いのもとは、硫化アリルというニンニクと同じ揮発成分。
腸内を浄化し、殺菌効果もある。
緑黄色野菜の一種。
ベータ・カロチンやビタミンA、C、Eに富む、健康野菜。

・香りはしっかり「ニラ」の匂い。
・蜜がおいしいのか、昆虫が良く群がってきます。

・百合(ゆり)科。
・学名 Allium tuberosum
Allium : ネギ属
tuberosum : 塊茎のある、塊茎状の
Allium(アリウム)は「ニンニク」の
古いラテン名で、「匂い」という意味が語源。

・開花時期は、 8/20頃~10/25頃。
・東南アジア地方原産。かなり昔に渡来。
・てっぺんのところに白い花がたくさん咲く。
・根元のところから生えてる葉っぱが食べられます。
ちぎるとニラ独特の匂いがあります。
ねぎの一種で、ビタミンAとカロチンを多く含み、
消化を助け、風邪の予防効果もある。
漢方では種子を乾燥させたものを
「韮子(きゅうし)」といい、胃腸薬などの用いる。
名前の由来
・独特の臭気があることから
「においきらう」(香嫌)、
これが「にら」に変化したとも、
また、美味であることから「みら」(美辣)、
これが「にら」に変化したともいわれております。


ニラ(韮、韭)は、ネギ属の1種。多年草の緑黄色野菜である。

名称
『古事記』では加美良(かみら)、
『万葉集』では久々美良(くくみら)、
『正倉院文書』には彌良(みら)として記載があります。
このように、古代においては「みら」と呼ばれておりましたが、
院政期頃から不規則な転訛形「にら」が出現し、「
みら」を駆逐して現在に至っております。
近世の女房言葉に二文字(ふたもじ)があります。

方言では、ふたもじ(二文字。千葉県上総地方)、
じゃま(新潟県中越地方)、にらねぎ(韮葱。静岡県、鳥取県などの一部)、
こじきねぶか(乞食根深。愛知県、岐阜県の一部)、
とち(奈良県山辺郡、磯城郡)、へんどねぶか(遍路根深。徳島県の一部)、
きりびら(沖縄県島尻郡)、ちりびら(沖縄県那覇市)、
きんぴら(沖縄県那覇市)、んーだー(沖縄県与那国島)などがある。

生態
・夏には葉の間から30 - 40cmほどの花茎を伸ばす。
・花期は8 - 10月頃。花は半球形の散形花序で白い小さな花を
 20 - 40個もつけます。花弁は3枚ですが、苞が3枚あり、
花弁が6枚あるように見えます。
雄蕊(おしべ)は6本、子房は3室になっております。
子房は熟すると割れて黒色の小さな種を散布します。

中国西部が原産。日本では本州から九州に野生し、
これを自生とする向きもあります、疑わしい。
株分けまたは種によって増やします。

全草に独特の匂いがある。このため、
禅宗などの精進料理では五葷の一つとして忌避される。
匂いの原因物質は硫化アリル(アリシン)などの硫黄化合物である。

生産
国内生産量は約6万トン、全生産量の4割超を1位の高知県と2位の栃木県が占める。
作付面積1位は福島県。

ニラの生育に適した温暖な気候で知られる高知県香南市、
また「餃子の街」栃木県宇都宮市の周辺などが主な産地として有名。

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韮の花と韮についてウィキペディアその他より掲載致しましたが まだ
纏まっておりません。後に加筆訂正致します。

浜茄子

2012年07月28日 19時11分00秒 | 花の神話と伝説

〈花言葉〉 あなたの魅力にひかれます。・美しい悲しみ・旅の楽しさ
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ハマナス(浜茄子、浜梨、玫瑰、学名:Rosa rugosa)は、
バラ科バラ属の落葉低木。
夏に赤い花(まれに白花)を咲かせます。
根は染料などに、花はお茶などに、
果実はローズヒップとして食用になります。
皇太子徳仁親王妃雅子殿下のお印でもあります。

晩夏の季語。

科名: バラ科
別名: ハマナシ
生薬名: マイカイ(マイ瑰)
漢字表記: 浜梨
原産: 東アジア;温帯~亜寒帯
用途: 歌も作られている北国の野バラで、海岸に多く自生しております。
果実が食用となるので「浜梨」と呼ばれ、それがなまって
ハマナスとなりました。
花から香水の原料となる香油を抽出します。
学名: Rosa rugosa Thunb.

特徴
東アジアの温帯から冷帯にかけて分布。
日本では北海道に多く、南は茨城県、島根県まで分布。
主に海岸の砂地に自生。

1-1.5mに成長する低木。5-8月に開花し、8-10月に結実します。

現在では浜に自生する野生のものは少なくなり、
園芸用に品種改良されたものが育てられております。

果実は、親指ほどの大きさで赤く、弱い甘みと酸味があります。
芳香は乏しい。
ビタミンCが豊富に含まれることから、
健康茶などの健康食品として市販されております。
のど飴など菓子に配合されることも多いが、
どういう理由によるものかその場合、緑色の色付けがされることが多い。
中国茶には、花のつぼみを乾燥させてお茶として飲む玫瑰茶もあります。

名の由来
「ハマナス」の名は、浜(海岸の砂地)に生え、果実がナシに似た形を
していることから「ハマナシ」という名が付けられ、それが訛ったものです。
ナス(茄子)に由来するものではない。
アイヌ語では果実をマウ(maw)、木の部分をマウニ(mawni)と呼びます。

品種について
バラの一種であり、多くの品種が存在します。
北米では観賞用に栽培される他、
ニューイングランド地方沿岸に帰化しております。
イザヨイと呼ばれる園芸品種は八重化(雄蕊、雌蕊ともに花弁化)
したものです。

ノイバラとの自然交雑種にコハマナスがある。

このほかシロバナハマナス、ヤエハマナス、
シロバナヤエハマナスなどの品種があります。

バラの品種改良に使用された原種の一つで、
ハマナスを交配の親に使用した品種群を「ルゴザ系」と謂う。
名所
日本においては、ハマナスは北海道襟裳岬や東北地方の海岸部、
天橋立などが名所として知られております。

都道府県の花に指定 されております。
北海道 - 石狩市、紋別市、稚内市、浦幌町、江差町、雄武町、奥尻町、興部町、寿都町、斜里町、標津町、天塩町
岩手県 - 野田村
青森県 - 青森市、鰺ヶ沢町、大間町、風間浦村、野辺地町
福島県 - 相馬市
茨城県 - 鹿嶋市
新潟県 - 村上市、聖籠町
石川県 - かほく市、内灘町
福井県 - 高浜町
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※何ですか・・・今ひとつピンときません。

茉莉花

2012年07月28日 18時37分56秒 | 花の神話と伝説
〈別名〉ジャスミン


〈花言葉〉 「素直」「可憐」「温情」「気だてのよさ」「愛の通夜」
     「官能的」「愛らしさ」「喜び」「清純」
(黄)   「優美」「幸福」

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マツリカ(茉莉花)は、モクセイ科ソケイ属(ジャスミン、茉莉)の
1種の常緑半蔓性灌木。学名Jasminum sambac。

インド、スリランカ、イラン、東南アジアなどで自生します。

サンスクリットのマリカー (mallik?) が語源。
省略形の茉莉は、現在ではジャスミン類の総称とすることが多い。

インドネシア語・マレー語ではムラティ (melati)、
フィリピン語ではサンパギータ (sampaguita)、
ヒンディー語ではモグラ (mogra)、
ハワイ語ではピカケ (pikake, pikaki) で、
日本でもこれらの名で呼ばれることがあります。

・花は香りが強く、ジャスミンティー(茉莉花茶)などに使われます。

ジャスミンティーは、マツリカの花弁を茶葉に混ぜ、
茶葉にマツリカの香りをつけた後、
花弁のほとんどは取り除かれる。

・ハーブオイルやお香などにも使われる。

国花
1937年、フィリピンの国花に制定された。
1990年には、コチョウランの原種Phalaenopsis amabilis、
ラフレシアの1種Rafflesia arnoldiiと共に、
・インドネシアの国花に制定されました。

科名: モクセイ科
別名: ジャスミン
生薬名: マツリコン(茉莉根)
漢字表記: 茉莉花
原産: 西アジア インド
用途: ツル性の熱帯常緑小木。
白色の芳香のある小花が咲き、ジャスミン油は香りの女王と
言われています。
化粧品やアルコール飲料などの香料にされ、
また花の汁で目を洗うと結膜炎に効果があるといわれました。
学名: Jasminum smbac Ait.
茉莉花 (まつりか)
(ジャスミンの一種。アラビア・ジャスミン)

(Arabian jasmine)
・インド、東南アジア地方原産。
・夜に開花。翌日の昼頃までは見ることができるらしい。
白く、香り豊かな花。花弁は小さい。
・「ジャスミン」と呼ばれる植物の一種。
花から、香料の原料となるジャスミン油がとれる。
また、花は、いわゆる”ジャスミンティー”の
香りつけに使われる。

・インドのベンガル語では「Mali(マリ)」と呼ぶらしく、
そこから「茉莉」の漢字があてられたのかもしれない。
・「茉莉花」は「まりか」とも読む。
・インドネシア、フィリピンの国花。

・別名 「アラビア・ジャスミン」、
「アラビアン・ジャスミン」。
「サンバク」学名から。

インド原産の常緑低木。葉は対生し、葉身は広卵形。
集散花序をだし、3-12の強い芳香のある花をつける。
ジャスミンの一種で、ジャスミン茶などで利用される。
熱帯・亜熱帯で広く栽培される。
フィリピンとインドネシアの国花。

ジャスミン(英: jasmine)は、
モクセイ科ソケイ属(素馨属、学名: Jasminum)の植物の総称。
ソケイ属の植物は世界で約300種が知られております。

名前の由来
・ジャスミン(ヤースミーン)という語はペルシャ語に由来し、
 中近東から欧米では女性の名前としても用いられる。
・漢名は茉莉(まつり、まり)。
 サンスクリットの mallik?(マリカー)が語源で、
 元来は茉莉花(まつりか、まりか)と言っておりました。
 ただし、マツリカは現在の日本ではジャスミンの1種の
 和名になっているので注意。
 分布・生育地
 アジアからアフリカの熱帯あるいは亜熱帯地方が原産です。

特徴
ほとんどの種は白色または黄色の花を咲かせる。
いくつかの種では花は強い芳香を持ち、
香水やジャスミン茶の原料として使用される。
オウバイ(黄梅)もこれに含まれるが、香りはない。

主な香気成分は、ジャスモン酸メチルである。
ジャスミンの花には幾つかの香気成分が含まれているが、
その中でもジャスミンの香りを特徴付ける独特な香気成分で
あるcis-ジャスモンは、未だ工業的生産法は確立されておらず、
自然の花から抽出し精製するしか方法が無いため、
cis-ジャスモンを主原料とした香料は非常に高価である。
それと比べ、工業的生産法が確立されているジャスモン酸メチル系の
香料は、安価で入手可能で、香水やアロマオイルなどとして
一般的に広く出回っている

利用
ほとんどの種が観賞用として栽培されている。
栽培の歴史は古く、古代エジプトですでに行なわれていた
といわれております。
ソケイとマツリカの2種については、香料原料として
大規模な栽培が行なわれております。

ソケイは16世紀中ごろからフランスのグラースで
香料原料として大規模に栽培されるようになりました。
現在では、主な産地はエジプトやモロッコ、インドなどに
移っております。
花は夜間に開くので、開ききった明け方に人手により摘み取られ、
有機溶媒による抽出が行なわれます。

抽出後、溶媒を除去すると、コンクリートと呼ばれております。
ワックス状の芳香を持つ固体が得られます。。
これをエタノールで再度抽出し、エタノールを除去したものが、
香料として使用されるジャスミン・アブソリュートです。
花約700kgからジャスミン・アブソリュート1kgが得られます。
ジャスミン・アブソリュートを使った香水としては、
ジャン・パトゥ(英語版)社の「Joy」が著名です。

マツリカは中国南部、台湾、インドネシアなどで栽培されており、
ジャスミン茶の着香に使用されております。
マツリカも夜間に花が開くが、
摘み取りはまだつぼみの状態の昼間のうちに行なわれております。
これを夜間に花が開き始めたところで、
茶葉と混合して着香します。

栽培
熱帯地方原産の植物であるため、中緯度以北では温室が必要な種が
多いが、シロモッコウやハゴロモジャスミン、オウバイは耐寒性が
あり、普通に露地栽培することができます。
肥沃で水はけの良い土地を好みます。
ソケイやマツリカ、シロモッコウなどはつる植物であるので、
支柱が必要です。
支柱があると2 - 3m程度の高さまで伸びます。
通常は挿し木で増やします。

香水・アロマテラピーのエッセンシャルオイルの原料としておなじみ。
日本名は「ソケイ(素馨)」。「白い香り」という意味です。

花からとれる香り成分「精油」は、優雅で甘美な芳香で、
高級な香水原料となります。

夜間に開花するので、花の収穫は早朝行われ、手作業で丁寧に
摘まれた花から採れたジャスミン油は、最高級品とされます。
精油には抗うつ作用や、気分を明るく、
リラックスさせる作用があるとされております。

「ジャスミンティー」の原料は中国原産の種類で、
日本名は「マツリカ(茉莉花)」。

語源は、アラビア語の「ヤースミーン」。
それが転じて「ジャスミン」となりました。

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【茉莉花】【ジャスミン】の両名からウィキペディアより掲載致しました。



月見草と宵待草

2012年07月26日 18時01分53秒 | 花の神話と伝説

月見草

花言葉〉打ち明けられない恋・無言の恋・自由な心・美人・うつろな愛
  移り気な人・浴後の美人
季 語 「晩夏」

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月見草はアカバナ科の越年草。
原産地は北アメリカ、メキシコ。
季節は初夏~夏。花の色は、白、淡ピンク。しぼむと赤みを帯びる。
「オオマツヨイグサ」は、しぼんでも赤くなりません。

アカバナ科 マツヨイグサ属 越年草 多年草
別名・・・・・ ヨイマチグサ(宵待草) 
開花期・・・・5月~9月
原産地・・・・南アメリカ原産
花色・・・・・・黄色
葉の形状・・倒披針形
草丈・・・・50cm~1m
花持ち・・・1日程度
ツキミソウ(月見草、Oenothera tetraptera、つきみぐさ)は、
アカバナ科マツヨイグサ属に属する多年草である

メキシコ原産で江戸時代に鑑賞用として渡来しました。
花期は6 - 9月ごろで、花は夕方の咲き始めは白色であるが、
翌朝のしぼむ頃には薄いピンク色になります。

同属種であるオオマツヨイグサ、マツヨイグサ、メマツヨイグサなどのことを
「月見草」と呼ぶこともあります。
また、「月見草油」というサプリメントが流通しておりますが、
ほとんどの場合、本種ではなくマツヨイグサかメマツヨイグサ由来です。


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待宵草(マツヨイグサ)
宵待草

〈花言葉〉ほのかな恋・移り気・静かな恋 和・協調

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神話&伝説
待宵草と月見草は、同じマツヨイグサ属で混同されます
・待宵草の花は、黄色 
・月見草は、白の花を咲かせ別のものです

・本来の月見草は、山野で自生し
 最近では、見る事が出来なくなり待宵草を月見草と呼んでいます。
 夕暮れを待って咲き萎むとオレンジ色になります

・イギリスでは、待宵草の花の色が
 プリムローズ(サクラソウ)に似ているので
 イブニング・プリムローズと呼ばれています

嘉永4年に渡来された待宵草は、チリ原産
明治時代に伝来した待宵草は、
北米原産で大待宵草だと言われています

竹久夢ニ
「待てど暮らせど 来ぬ人を 宵待草の やるせなさ」
作家 太宰治
「富士山には、月見草が良く似合う」と言う
言葉を残しています
竹久夢二の「宵待草」、太宰治の「月見草」は、
「オオマツヨイグサ」のことだとされております。

名前由来
夕方を待って咲き始めることからきております。

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月見草と宵待草・・・の違い お解りいただけましたでしょうか








浜木綿(はまゆう)

2012年07月25日 16時40分32秒 | 花の神話と伝説
〈別名〉 浜万年青(はまおもと)


花言葉〉「どこか遠くへ」「汚れがない」「あなたを信じます」
季 語 【晩夏】

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・日本では関東以西の温暖な地の海岸に咲きます。
・万年青のような葉であるが大きく、七、八月頃傘形の白い花を咲かせます。
・葉の艶と花の芳香がよい。万葉の柿本人麻呂にも詠まれております。
夏の海を感じさせる花。
植物界 Plantae
被子植物門 Angiospermae
単子葉植物綱 Angiospermae
ユリ目 Liliales
ヒガンバナ科 Amaryllidaceae
ハマオモト属 Crinum
ハマユウ C. asiaticum
ハマユウ(浜木綿、学名: Crinum asiaticum)はヒガンバナ科の多年草。
(クロンキスト体系ではユリ科)。

名前の由来
・花の様子は、コウゾなどの樹皮を細く裂いて作った繊維から作った布と
 似ており、神道神事で用いられる白い布をゆう(ゆふ)と呼びます。
・別名のハマオモトは、肉厚で長い葉がオモト(万年青)に似ることから。
 大きく厚みのある葉を、万年青にみたてたのです。

水はけが良く日あたりの良い場所を好み、主に温暖な海浜で見られます。
(海浜植物)。道ばたや公園、庭に植えられることもあります。
日本に自生するのは亜種 C. a. var. japonicum (Baker)。
・宮崎県の県花となっております。
形態
 草姿は太い円柱状の幹のようなものの上から昆布のような葉が周囲に
 広がる態を成します。この幹のようなものは真の茎ではなく、
 葉の付け根が多肉質の筒状に重なったもので偽茎と呼ばれ、
 ヒガンバナやタマネギの鱗茎とほぼ相同なものです。
 茎はこの偽茎の基部に、短縮した円盤型のものがあります。
 ヒガンバナ科の中でもヒガンバナ属(Lycoris)に縁が近く、
 ヒガンバナと同じリコリンというアルカロイドを、特に偽茎に多く含み、
食べると吐き気や下痢を催します。

・花期は夏で、葉の間の真ん中から太くてまっすぐな茎を上に伸ばし、
 先端に多数の花を散形につけます。
 花序ははじめ苞に包まれ、 開花時にはこの苞は下に垂れます。
 花は短い柄の先にあって白く細長い6枚の花被を持ち、
 花弁の根本の方は互いに接して筒状、先端部はバラバラに反り返る。
 花は日没前後から強い芳香を発するようになり、
 大型のスズメガ科のガが吸蜜に訪れて花粉を媒介します。

種子
受粉が成立すると、花被筒と融合した子房が肥大して歪な球形の
果実となり、熟すと裂開して丸くコルク質の厚い種皮に覆われた種子を
数個落とします。
この種子は海上を何ヶ月も生きたまま漂流する能力があり、
海流によって現在の分布域に広がったと考えられております。
種子は水がなくても発芽し、机の上などに放置した状態で
発芽するのを観察できます。
自然状態では海岸に漂着してから潮上帯の砂や砂礫の上で発芽し、
雨が降って周囲に水が供給されたときに速やかに根を伸ばすものと
考えられております。
分布
東アジアから南アジアにかけて温暖な地域に分布します。
日本では三浦半島・房総半島南部以南で自生しております。
ハマユウの分布北限は黒潮の影響を受けて南方から
侵入する生物の典型的な分布域とも考えられ、ほぼ同様の分布を
示す生物がいくつもあげられております。
このことから小清水卓二は1930年にこれを一つの分布境界線と見なし、
ハマオモト線と呼びました。
この線の西端は敦賀湾、東端は千葉県の銚子となり、年平均気温の
等温線を描くと14℃の線とほぼ一致します。
ほぼ同等のものに本州南岸線というのもあります。

市町村の花
以下の市町村で市の花・町の花に指定されております。
神奈川県 横須賀市、三浦市、真鶴町
静岡県 沼津市
三重県 紀伊長島町
和歌山県 新宮市、太地町、すさみ町
山口県 下関市
徳島県 牟岐町
高知県 室戸市、大月町
福岡県 芦屋町
熊本県 苓北町
ウィキペディアより
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浜万年青(はまおもと)は昨年都内の銀行の前に植栽されておりました。
自然豊かな浜辺や海岸などはさぞかし美しいことでしょうね。

夕顔

2012年07月24日 20時29分21秒 | 花の神話と伝説
〈花言葉〉妖艶・魅惑の人・罪
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和名 ユウガオ(夕顔)
英名 bottle gourd (ヒョウタンの訳語でもある)

ユウガオ(夕顔、学名:Lagenaria siceraria var. hispida)は、
ウリ科の植物で、蔓性一年草
 果実は円筒形で長さ60~90センチくらい。
長形のものをナガユウガオといい、
若い果実を煮付けやあんかけなどにします。
また、丸形のものをマルユウガオ(フクベ)といい、
干瓢(かんぴょう)をつくりますが、成熟した果実は、
炭とり・花器などに加工されます。

原産は北アフリカ。
日本には平安時代に中国から伝わった古い栽培植物。

大きな果実を実らせることが特徴。
同じく大きな実を実らせるウリ科の植物にヒョウタンがありますが、
ヒョウタンとユウガオは同一種であり、ヒョウタンがインドに伝わって
栽培されるうち、苦味の少ない品種が食用のものとして分化、
選別されたと考えられております。
現在では栽培は廃れている傾向にあり、新潟県や栃木県、
山梨県(富士北麓地域)などで栽培が行われております。

利用
・実は食用のほか容器としても用いられます。
 ユウガオの実を細長い帯状に剥いて加工したものはかんぴょう(干瓢)
 と呼ばれ、巻き寿司や汁物などに使われ食用にされます。
・沖縄においてはチブル(頭の意)と呼ばれ、
 かんぴょうにするよりも冬瓜と同じように煮物、汁物にしたり、炒め物、
 または生のまま胡麻和えなどにして食べるほうが一般的です。
・新潟県の郷土料理「クジラ汁」の具材。
・秋田県由利本荘市では生のユウガオを味噌汁の具にします。

また、スイカの栽培において、ユウガオは連作や病気に強いため
接ぎ木栽培用の台木として利用されます。

毒性
ユウガオは、同一種のヒョウタンの中から、食用として苦みを持つ
有毒成分ククルビタシンの少ない品種を選別した変種です。
そのため、 接ぎ木栽培用の台木用の品種など、
食用外の品種には有毒成分の多い実を付けるものがあったり、
まれに食用品種でも有毒成分の多い苦味の強い実を付けることがあります。
このような苦味の強いユウガオの果実を食べると、
唇のしびれ、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢などの中毒症状の原因となる場合が
あるため注意が必要です。

名前の由来
夏の夕方に開いた白い花が翌日の午前中にしぼんでしまうことから
アサガオ・ヒルガオ・ヨルガオに対して命名された名ですが、
アサガオ・ヒルガオ・ヨルガオはいずれもヒルガオ科の植物であり、
直接の類縁関係はありません。。
ヨルガオがユウガオと呼ばれる事もあります。

文化への影響
『源氏物語』をはじめ古くから説話や民間伝承にも登場するなど口承文芸の
モチーフになっているほか、民俗的にはハレの日に食し、
陽気や作物の豊凶を予兆する年占作物としても認識され、
作物禁忌も存在しました。
 
 ( 俳諧では、花は夏の、果実は秋の季語です。)

ウィキペディアより
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別名も花言葉も少ない【夕顔】ですが、
源氏物語ではあまりにも有名です。
しかしながら、これだけでは、物足りなさを覚えます。
後日加筆があるやもしれません。


金魚草

2012年07月21日 13時33分23秒 | 花の神話と伝説
花言葉〉 おしゃべり・でしゃっぱり・おせっかい・ 大胆不敵・不作法 ・無作法
      図々しい・清純な心・仮定・推定・推理・傲慢・欲望・騒々しさ・ 清純
      強い欲望・図々しい・図太い・騒々しい・推測ではやはりNOです
      予知・快活

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被子植物門 Magnoliophyta
キク亜綱 Asterdiae
ゴマノハグサ目 Scrophulariales
ゴマノハグサ科 Scrophulariaceae
キンギョソウ属 Antirrhinum
キンギョソウ A. majus
Antirrhinum majus L.

キンギョソウ(金魚草 Antirrhinum majus)は
ゴマノハグサ科(APG分類体系ではオオバコ科に入れる)
キンギョソウ属の植物。
南ヨーロッパと北アフリカの地中海沿岸部を産地です。

・その名の通り金魚のような花を穂状に数多く咲かせます。
・花の色は赤・桃 ・白 ・橙 ・黄 ・複色。
・種は微細だが性質は強健で、こぼれ種でよく殖えます。
 一般的には秋蒔きの一年草で、寒冷地では春蒔きにする。
 本来は多年草の植物であり、年月が経つにつれて茎が木質化します。
 草丈の高い種類が切り花用に使われます。

・金魚の養殖で有名な愛知県弥富市の市の花にもなっております。

名前と花言葉の油来
・日本では、花を金魚の尾びれに見立ててこの名前です。
 金魚が口をパクパクしているところからの命名になっております。
・ギリシャ語では「鼻のような」、英語では「竜の口」を意味する名前が
 つけられております。
・イギリスでは龍の口。
 口を開いているような花形から、花ことばは「おしゃべり・でしゃばり」。
 英語圏では噛み付く竜、
・ドイツではライオンの口を表わす言葉で呼ばれます。
・魔除けと言えば、きんぎょ草はその花の強い香りから悪魔を追い払う
 とも信じられ、家の玄関にぶら下げたり、草を家畜に食べさせたり
 火にくべたりして、病魔除けをしたのだそうです。

きんぎょ草は、地中海沿岸から北アフリカにかけての、
明るい太陽の国々を原産地とする、ゴマノハクサ科の一年草です。

日本には、江戸時代後期に渡来したといわれるきんぎょ草は、
現在では色も形も豊富な品種が数多く存在し、
背丈も足元で咲く可憐なものから見上げるほどのものまで様々です。

最近は八重咲きのものや、蝶々のような形をしたものも作出され、
花壇を彩ったり、切花となって花屋さんの店頭に並んだりと、
そんなバラエティに富んだきんぎょ草ですが、直立した花茎の周りに、
ぐるりと群れるように咲く花の姿はどの種類にも共通しております。

また、種子からはオリーブに匹敵するくらい質の良い油が、
豊富にとれるそうです。でもだからといって、
ゴマノハクサ科はゴマとは同じ仲間ではありません。

きんぎょ草と同じゴマノハクサ科の植物には、薬用で有名なジキタリスの他、
箪笥や琴を作る材料となる、あの大きな桐の木なども含まれるそうです。

でも、ジキタリスも桐も、花の形や咲き方を見れば、
きんぎょ草と良く似た姿をしております。不思議な花の世界ですね。

夏の風物、金魚ののんびりした姿と比べると、
同じ花の姿を見ても何にたとえるかによってお国柄が出るのでしょうか。
とても興味深く不思議さを感じます。

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別名と言われるものはないようです。
まだまだ調査の必要があると思いました。

独活(うど)の花

2012年07月20日 22時31分21秒 | 花の神話と伝説
別名〉アンジェリカ・トウキ・ヨロイグサ

花言葉〉 健康美・インスピレーション・淡泊・忘れてしまった思い出
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ウド(独活、Aralia cordata)は、ウコギ科タラノキ属の多年草。
香りが強く、山菜として好まれます。
特徴
夏に小さな白い花をたくさん付け、
秋に直径3mmほどの黒色の液果となります。
一果中に3-5個のゴマ状の種子をもち 高さは約2-3mに成長し、
「ウドの大木」という慣用句もありますが、木ではありません。
春・初夏(ゴールデンウィーク頃)に芽吹いた小さな頃には
山菜として利用できますが、大きくなると食用にも木材にも適しません。
ことから例えとされたと言われております。
だが、実際の所は夏ごろまで「若葉」や「つぼみ」も山菜として
採取できます。
食用
若葉、つぼみ、芽および茎の部分を食用にします。
つぼみや茎は採取期間が短いが、若葉はある程度長期間に渡って
採取できます。
林の際など日当たりのよい場所か半日陰の傾斜地などに自生しますが、
スーパーなどで見られる白いものは
軟白栽培(日の当たらない地下で株に土を盛り暗闇の中で栽培する方法)
によるものでモヤシのように茎を白く伸ばして出荷します。
料理の分野では前者を山ウド、後者を白ウドと呼び区別することが多い。
後者は立川市を中心とした東京都多摩地域の特産品です。

山ウドはやや灰汁が強く、山菜として葉や先端を天ぷらなどにする他、
ぬた、茹でたものを酢味噌和え、味噌汁の実とする。
白ウドは前記の他、酢水で灰汁抜きをして煮浸しやサラダとしても
食べられます。また、皮も柔らかく、短冊切りにしてキンピラにすると
美味しいため、白ウドは捨てるところがほとんどありません。

一ヶ所から数本のウドの大木が生えている場合は、1本は切り倒してく
茎の硬い皮を削ぎ取ると芯の部分はセロリのように美味です。
ここまで大きくなると生のままでもほとんどアクがなく、
雑味もありません。また、先端の部分はまだ柔らかいので、
若葉や花芽がまだ出ていないものは摘んで天婦羅にできます。
ただ、食物アレルギーがあるので、食べる際注意が必要。
薬用
根は独活(どくかつ、どっかつ)と呼ばれ、薬用にもなります。
また、アイヌ民族はウドを「チマ・キナ」(かさぶたの草)と呼び、
根をすり潰したものを打ち身の湿布薬に用いておりました。
ちなみにアイヌにとってウドはあくまでも薬草であり、
茎や葉が食用になることは知られておりませんでした。
名前の由来
・猪独活(ししうど)は花火のような花のつきかた、
独活(うど)は球形がバラバラに配置されたような形。
・春に若芽や根茎の部分を食用にする。
若芽 → 天ぷらにするとおいしい
根茎 → こまかく刻んでマヨネーズをつけると
かみごたえのいい食感になります。
・風のないのに動くように見えるので
「うごく」と呼ばれ、しだいに「うど」になったといわれております。
漢字の「独活」の字もそこからきております。
・本来は「生土」の意味で、
土から芽が持ち上がるように出てくることを
表わした名前。若い芽は香りが良く食用にもされますが、
花が咲くくらいまで大きくなってしまったら
食用にもならず、”大きいばかりで役に立たない”との
ことで「ウドの大木」のことわざがあります。
・「土当帰」とも書きます。
・別名 「山独活(やまうど)」
・Angelica(アンジェリカ)属は、ラテン語の
「angelus(天使)」が語源です。
 Angelica属の植物には強心剤的な効き目のあるものがあり、
 死者を蘇らせることができる(かもしれない)ことから
 ”天使”の名がつきました。
・風のないのに動くように見えるので「うごく」と呼ばれ、
 しだいに「うど」になりました。
 漢字の「独活」の字もそこから。本来は「生土」の意味で、
 土から芽が持ち上がるように出てくることを表わした名前です。

・若い芽は香りが良く食用にもされますが、花が咲くくらいまで
 大きくなってしまったら食用にもならず、”大きいばかりで役に立たない”
 とのことで「ウドの大木」のことわざがあります。

・強剛なのでイノシシが食うのに適しているところからきている名前。
 餌の少ない冬に、猪がこの根を掘り返しに来るみたい。
 ウドの名の由来は、茎が成育すると中空になるので
 宇登呂(うとろ)と呼び、それからウドになったのだとか
 いわれております。
・新芽が食べられるタラノキの仲間で、タラノキと違い土から
 生えていることからツチタラ(都知多良)という古名があります。
・「独活」の語源
 風があっても揺れず、風がなくてもひとりでに揺れる とは
 シシウドのことらしいです。
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花言葉は少なく、まだまだ調べる必要があると感じております。



エンジェルストランペット

2012年07月19日 21時44分14秒 | 花の神話と伝説
〈別名〉エンジェルトランペット・ブルグマンシア・ダチュラ

〈花言葉〉愛敬・偽りの魅力・変装・愛嬌

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ダチチョウセンアサガオ属(-ぞく、学名:Brugmansia)
ナス科の属のひとつで、低木または高木。
学名のカタカナ表記で、ブルグマンシア属と呼ぶこともあります。

かつては近縁のチョウセンアサガオ属に含まれておりました。
そのため園芸名ではチョウセンアサガオ属(Datura)の学名から
ダチュラの名が使われる場合もあります。
特徴
春から秋にかけて、下向きに垂れ下がった花をつけます。
つぼみには卵形、球形、紡錘形などがあり、
花はつぼみから飛び出すような形で咲きます。
花弁の先端は、5つに分かれ反り返って咲きます。
原産地はアメリカの熱帯地方ですが、
暑さが苦手で高地にしか生息しておりません。
そのため熱帯気候の日本では、夏季の生育が緩慢になり、
管理を怠ると最悪枯れてしまう場合もあります。
しかしキダチチョウセンアサガオ属は低温に強く、
丈夫で育てやすい植物です。
春温かくなってから旺盛に生育してゆき、
開花時期には大型の株にたくさんの花をつけるのがとても魅力的です。

チョウセンアサガオ属との違い
かつてはキダチチョウセンアサガオ属(Brugmansia、ブルグマンシア)が
チョウセンアサガオ属(Datura、ダチュラ)から
独立しておりませんでしたが、現在は別属として扱われております。

その名残りからか両属よく混同されております。
ダチュラと呼ばれていても、実際はブルグマンシアということが
珍しくありません。

両属の違い
キダチチョウセンアサガオ属 高木または低木で、下向きの花をつけます。
チョウセンアサガオ属 一年草または多年草で、上向きの花をつけます。

毒性
キダチチョウセンアサガオ属の植物は広義のチョウセンアサガオの
仲間であり
同様に有毒植物です。
含まれている成分はスコポラミン(ヒヨスチン)、ヒヨスチアミンなど。
薬草に使われることもありますが、一般には毒草として扱われますので、
取り扱いには十分注意が必要です。

エンゼルトランペットはラッパのような花が下向きに下がって
花を咲かせます。
熱帯の植物で寒さに弱いですが、暖地では地植えにすると落葉して
越冬します。
咲き始めは花が白いですが、次第にオレンジ色になります。
同じ仲間で属が異なる、ダチュラ(チョウセンアサガオ)という
種類があり、こちらはダチュラ属の一年草で、
花が下向きに咲くのが特徴です。
どちらも強い毒があるので、取り扱いには注意してください。

ウィキペディアより

朝鮮朝顔

2012年07月19日 21時12分09秒 | 花の神話と伝説
〈別名〉曼陀羅華(まんだらげ)・キチガイナスビ・ダチュラ
木立(きだち)朝鮮朝顔・エンジェルストランペット


〈花言葉〉「愛嬌」「偽りの魅力」「変装」「夢の中」「あなたを酔わせる」
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チョウセンアサガオ(朝鮮朝顔、学名:Datura metel)は、ナス科の植物。
園芸用にはダチュラの名で広く流通しているほか、マンダラゲ(曼陀羅華)
キチガイナスビの異名もあります。
原産地は南アジア。
日本へは、江戸時代 (1684年) に薬用植物としてもたらされ、
現在は本州以南で帰化・野生化したものが見られます。
日本に渡来したのはシロバナヨウシュチョウセンアサガオよりも
前になっておりますが国内の個体数は少ない傾向にあります。
形態
一年草。
草丈は1mほどで茎はよく枝分かれします。
葉は大型の卵型で、長さ10~20センチメートル、幅7~15センチメートル。
夏から秋にかけて長さ10~15センチメートルほどの漏斗状の白い花が
咲きます。
がくは筒状で、長さ4~5センチメートル、先が5つに分かれ
果実は球形で直径3~5センチメートルになります。
短いとげが多数付いており、中に多くの種子が入っております。
熟すと割れて種子を飛ばします。

薬用植物
ベラドンナやハシリドコロなどと同様にアトロピンを含んでおり、
過去には鎮痙薬として使用されました。
世界初の全身麻酔手術に成功した江戸時代の医学者である華岡青洲は、
本種を主成分としていた精製した麻酔薬を使用しておりました。
このことから日本麻酔科学会のシンボルマークに本種の花が
採用されております。

薬用植物ですが毒性も著しく強く、「キチガイナスビ」といった
別名を持ちます。
近年ではオウム真理教が「ダツラの技法」と称して信者を洗脳、
自白させるための薬物原料に本種を用いたため、
園芸名の「ダチュラ」にもマイナスイメージになっております。
近年ではエンジェルズ・トランペットの名で園芸店で
販売されている場合が多い。
名の由来
江戸時代に薬用として渡来して、チョウセンとし、
花がアサガオに似ているので、チョウセンアサガオになったと
いわれております。
また、漢名の、曼陀羅華(まんだらげ)とは梵語(ぼんご)で、
仏様が説法するとき、天から降りてきて人の心に喜びを感じることが
できる花という意味で、中国で呼ばれました。
名称について
和名のチョウセンは特定の地域を表すものではなく、
単に海外から入ってきたものの意味とされます。
また、アサガオの名を冠してはいるがヒルガオ科ではありません。
単に花がアサガオに似ていることによる命名です。

注意点として、園芸関係では
キダチチョウセンアサガオ属(ブルグマンシア属、いわゆる
「エンジェルズ・トランペット」の類)の植物をひっくるめて、
区別せずに「ダチュラ」「チョウセンアサガオ」などと
呼ぶ場合もありますが、キダチチョウセンアサガオ属は
木本化する多年草のグループであり、明確に種類の異なるものです。
ダチュラ
花は美しいが、取り扱いには注意が必要。

全草(根・茎・葉・花などすべての部位)に、幻覚性のアルカロイドを
含む有毒植物で、 麻酔薬や喘息薬として知られております。

江戸時代の外科医、華岡青洲は、
ダチュラ(上向きに花を咲かせる、草本性の「朝鮮朝顔」)を主成分とする
内服全身麻酔薬「通仙散」を完成させ、
1804年に日本最初の全身麻酔による乳癌摘出手術に成功しました。
伝説
北アメリカ先住民・ズーニー族
昔、男の子と女の子が遊びに出かけた時に、
神々が会議している所を見つけた。
二人は好奇心から、その回りをうろついて様子を観察。
家に帰って、母親に会議のことを細かく報告した。
神々は怒り、二人をダチュラに変えてしまった。
それ以来、人々はダチュラを食べると、
自分達が見たことについてしゃべり続けてしまうようになったという。

※ ※   ※
属が異なるエンゼルトランペットという種類もあり、
こちらは多年草になり下向きに花が咲きます。
ともに毒があるので、手に樹液が付かないようにするなど注意が必要です。

開花期の葉を乾燥したものを、ダッラ葉「曼陀羅華(まんだらげ)」
種子を乾燥したものを、ダッラ子「曼陀羅子(まんだらし)」といいます。
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ウィキペディアより