清地秀美のひとり言

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グリーンピア三木の今後

2014-11-07 17:44:38 | ニュース



  グリーンピア三木は厚生省が年金の被保険者、受給者のための保養施設として、1980年から1988年にかけ全国で13か所設置した施設のひとつとして1980年(昭和55年)に設置されました。

  しかし、計画性がなく年金資金を投入し、元来不安定な年金システムに更なる打撃を与え、グリーンピア自体も経営不振になったことで、2001年12月の特殊法人等整理合理化計画において2005年までの廃止が決定され、年金積立金管理運用独立行政法人法でも2005年末までの全国13か所すべてのグリーンピアの廃止が決まりました。

  そのながれで、グリーンピア三木は2005年(平成17年)12月20日に兵庫県に9億1,855万円で譲渡されました。

  運営については、譲渡前の平成17年11月1日から株式会社エムアンドエムサービスに運営委託されていて、譲渡後も兵庫県が同社と10年間の運営委託契約をしています。

  そこで、契約の期限が来年(2015年)12月で満了するため、兵庫県はそれ以降の運営を希望する事業者から「グリーンピア三木企画提案競技」方式で提案を募集(公募期間4月28日~8月8日)しました。

  この提案競技には2社ほどが応募されているようで、現在兵庫県で審査がされていて11月中には事業予定者が決定するのではと思います。

  なお、この企画提案の審査は買い取り価格が一番高い等で決まるのではなく、提案内容を総合的に採点して決定され、売買契約の場合は県議会の議決を経なければなりません。

  そして、現契約期限が来年の12月20日までで、残された時間が少ないなかで、地元自治体の三木市や隣接の細川地区の意見をどのように取り上げていただけるのか心配な面があります。

  いずれにしても、募集概要にある「当該施設がこれまで地域において果たしてきた役割を踏まえつつ、高齢社会を見据えた、地域振興の観点を含む集客や健康増進等の中核施設として、将来に亘って人々が集う賑わう施設となるよう、運営を希望する事業者からの提案を広く募集する。」という原則が貫かれることを切に望みます。



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