LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

シェルビーGT350R(7)

2009年03月03日 10時14分37秒 | モデルカー製作記
サスペンションの改造はこんな案配です。

前後とも、サスペンションの主要部分は一体モールドで、パコッとシャシーに取り付けるだけ。この次期のアメプラの常で、ブレーキはスッパリ省略されてます。車軸の先端とホイールの軸穴の奥がスナップ式になってて、パチンとハマる方式。
もうホイールの方を改造しちゃったので、パチンとはいかなくなってますが、もとよりタイヤを回転させる事は全く考えてないので、スナップは無くなっても構わないのだ。

シャフトを切り落とした後に、ただ丸棒を接着するだけだと、強度的に心配。5月に静岡まで運んで、現地でタイヤがモゲてたりしたら凹むぜぇ。つーことで円盤から棒が突き出たカタチのパーツを旋盤で作って、ガッチリと接着してやりました。写真の黒い部分がそれです。
接着する時に、車軸の位置が元のモールドよりも上にズレるように取り付けてやれば、その分シャコタンになるわけです。リアはアクスルと車軸の高さがズレちゃいますが、組み上がっちゃえばほとんど気になりません。エエイ下から見るなぁ!
素材は黒ABSで、円盤の直径は11ミリ、シャフトは2.5ミリ。ABSとスチロールの接着は、普通のプラモデル用接着剤じゃダメかな、と思っていたんですが、タミヤの流し込み接着剤だとABSも溶けるので、ちゃんとくっつきました。

円盤部分はブレーキの取り付けベースも兼ねています。これ自体をブレーキに出来れば簡単で良かったんですがね。ホイールの軸穴ボスの長さの分、奥に引っ込んじゃうので、それらしく見えないんですわ。
そこで、ブレーキは別に作りました。写真の手前側に移ってる小さなリング状のパーツがそれ。素材はやはり黒ABSです。フロントはディスクなので、裏側に段を付けて薄く見えるようにしてあります。リアはドラムなので、ただのリングですが、表側の外周にはカット面を付けてあります。

ディスクはアルミで作るという手もありますが、1カ所だけアルミでキラキラだと、ちょっと大袈裟と言うか、浮いて見える気がする。アメプラには何となく似合わない気がします。
あとはフロントのキャリパーを作れば、アシ周りの役者が揃います。天気の良い日を狙って、塗装に進みたいですね。





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2 コメント

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創意工夫! (こぶら酒)
2009-03-03 17:41:38
プロでいらっしゃる北澤さんには、
エラク失礼なタイトルだったかも…
(ごめんなさい)

しかしながら、
私の様な割とディープ(米旧車関連)ではありますが、趣味のレベルを越えない領域での者からすれば
「うぅ~ん、ナルホド~!」って感じなんです。
旋盤欲しいです。(旋盤・センバン・せんばん)
劇的に、パーツ製作や改造の幅が広がりますね。

舶来メッキ調塗料の件、ドンピシャそれでした。
さすが、と言うか当然ながらご存知ですよねぇ。
私、購入するかどうかお店で相当迷いました。
結果、最終兵器としての購入に残しておきます。

次回の更新も更に楽しみにしております。



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なんのなんの(笑) (kitazawa)
2009-03-04 21:13:44
毎回、どのキットも作るたびに、何かしら創意工夫をしないとまとまらない所があって、それがまた楽しいんですよね。
全くキットのままで問題なくスカッと組み上がるキットは、そりゃ楽ですけど、それだけじゃなんだか物足りない気がして。
1/43キットや外国製プラモデルは、その辺に手がかかるのが、むしろちょうど良いような気がするんですよ。
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