ランボルギーニ・レヴェントン（アカデミー1/43）

珍しいキットを入手しました。日本には輸入されていないアカデミーの1/43プラモデルです。
レヴェントンのプラモデルはスケール問わず、これが初めてですね。

アカデミーのカーモデルというと、学研の金型を使った1/16のクラシックカーとか、オリジナル金型の1/24ヒュンダイ車あたりがよく知られていますが、いつの間にか1/43の新シリーズがスタートしていたんですね。
このレヴェントンの他に、ガヤルド・スーパーレジェーラとフォードGT（新しい方）が出ています。メーカーのウェブサイトにはシェルビーGT500スーパースネークも出ていますが、これはまだリリースされてないようです。
韓国での価格はなんと600円相当！。あちらではかなりの人気だそうです。

先月だったかな、ヤフー・オークションで初めて見かけたんですが、かなり強気な開始価格だったので、入札はしませんでした。こういう時は友達が頼り。S.E.M.のyhlee6さんが仕事で日本と韓国を行き来しているので、あちらの模型店で買ってきてくれるようにお願いしたのです。
すると、yhlee6さんからKA-MODELSのYangさんに話が伝わり、なんとYangさんがあちらの模型店で３種類全部を買い集めて、仕事で来日した時に手荷物で持ってきて、yhlee6さんに届けてくれたそうなのです。それを昨日のS.E.M.のミーティングでＬさんから受け取った、というワケ。おかげで送料無しで入手出来ちゃいました。ご両人、ホントにありがとうございました。

キットの出来については、正直あまり過大な期待はしてなかったんですが、実物を見てビックリしましたマジで。従来のアカデミーのカーモデルのイメージとは全く異なる、現代的なキットですよ、コレは。
プロポーションも良さそうだし、スジ彫りはタガネで彫ったみたいにクッキリしてる。細部の質感表現は最近のフジミばりに繊細で、カーボン地が露出している部分には、虫眼鏡で見たくなるような網目のモールドが入っています。彫刻がシャープすぎて少々うるさいくらいです。

パーツ数はタイヤやシャフトまで入れると約50個と、1/43プラモとしては多めです。開口部のメッシュなどはほぼ全て別パーツで、ボディの塗り分けが最小限で済むようになっています。
レヴェントンとガヤルドはブレーキ・ディスクがなんとエッチング！　フォードはエッチングがつかない代わりに、ホイールなどのパーツがきれいなクローム・メッキになっています。タイヤが似たようなサイズなのに使い回しじゃなく、３車種とも専用品なのも驚きです。

組立ては全てスナップ式ですが、合わせについては実際に作ってみないと判りません。もしこれで合わせ精度もバチピタなら、バンダイの1/43シリーズに匹敵すると言えるかも。しかもこっちはボディ無塗装、クリアパーツ別体のプラモらしい構成です。
唯一惜しいのはデカールで、印刷はあまりキレイじゃないし、エンブレムの細かい文字は潰れ気味。ここまで成型がハイクオリティなら、デカールもカルトあたりにして欲しいところですが、それだと1000円超えちゃうでしょうね。贅沢は言えないか。

このシリーズ、金型はアカデミーのオリジナルではなく、XQ-TOYSという中国のトイラジ・メーカーですが、その会社のウェブサイトにはこのシリーズの事は全く触れられていません。アカデミー限定のOEMなんでしょう。ちなみに、ちゃんと実車メーカーの版権を取得しているようで、箱にはホログラム・シールが貼ってあります。
今のところ、日本には全く輸入されていないようですし、海外の通販ショップなどにも入っていないみたいです。1/43のプラモデルってのはちょっとジャンル的には微妙ですかねえ。どこかのお店が輸入してくれるといいんですが。

レヴェントンの全パーツの写真と、他の２種類も含めたパッケージとボディの写真を、googleのウェブアルバムにアップしましたので、興味のある方は以下のページをご覧ください。
といってもウチでは販売はしていませんし、輸入代行とかもしませんので、あしからず。
韓国に旅行する時にでも、探してみてはいかがでしょうか。

http://picasaweb.google.co.jp/littlewheel1961/143kits#