LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

ジャガーXKSS(15)

2010年02月03日 10時23分08秒 | モデルカー製作記
ついに色がつきました。いやーここまで長い道のりだった。これからも多分長いと思いますけどね(笑)。

赤にはしない、と予告していましたが、ご覧の通りダークグリーンになりました。英国のスポーツカーでグリーンってのは、まあ何と言いますか、いわゆるひとつの、ベタな選択ですわね。ある意味恥ずかしいと言うか、ね。
以前はそういう所にハマるのがイヤで、似合っていてちょっと思いつかない色、というのに拘っていたもんですが、あるとき自分の部屋のショーケースを見ていて、気がついたわけです。
…変な色のクルマしか無いなー。
ということで、最近はもっぱらベタ路線まっしぐら。

XKSSのボディカラーには、緑の他にも赤、白、銀、メタ青などがあるようですが、どれが本来の純正色なのかは判りません。ほとんどの個体がレストアされているようですし。
グリーンにも2種類あるようで、スティーブ・マックイーンが所有していた個体は鮮やかな原色っぽいグリーンですが、黒っぽいグリーンの個体の方が多いようです。

マックイーン車のグリーンもイイなぁと思ったんですが、熟慮の末、より一般的な黒っぽい方でいく事にしました。かなり黒っぽくて、写真の写りによっては真っ黒に見えたりもするような色みです。それに青みもかなりあるみたいです。



今回の調色は、Mr.カラーGX6モウリーグリーンをベースに、まず157スーパーブラックを少しずつ入れて黒みをつけました。モウリーグリーン自体、若干青みがあるんですが、それだけではどうも足りないようなので、GX5スージーブルーを隠し味的に加えてみました。比率はテキトーなので、数値化は出来ません。
GXの2色は隠蔽力を上げるために白成分が入ってるので、そこに黒が混ざるとグレーっぽい濁ったトーンになります。これがちょうどイイ感じで、鮮やか過ぎず旧いクルマにピッタリの色味になりました。



フロントカウル、アッパーボディ、アンダーボディの3パーツ、色の違いが出ないように注意して吹きましたが、隠蔽力が強くて色ムラが出にくい色なので、そのあたりはわりと楽でした。ホコリもあんまり気にしなくてもいい色だし、楽チンです。

ただ、この色、デジカメだとどうもホンモノの色味が写りにくいみたい。ホワイトバランスに気をつけないと、ただのグリーン、あるいはただのブルーに見えちゃう。露出によってはパステルっぽく見えたりもします。塗るより撮る方が難しい…
もっとも、ネットの向こうのモニターでこっちで調整した通りに見えているとは限らない。
まあ色に関しては実物を展示会で見ていただくしかないですねぇ。静岡で見て下さい。多分間に合いますから。

写真は、グリーンを2度吹きした上からクリアーを1回吹いたところ。フロントに小さなロゴエンブレムのデカールがありますから、それを貼ったらクリアーコートに進みます。とりあえず順調!


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2 コメント

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おお! (ミゾロギ)
2010-02-03 14:32:56
グリーンですね。わたしのDと並べましょう。Dのグリーンもかなり黒に近いのですが、模型でそれをやると写真に撮ったら黒になっちゃいますからね。
グリーンいい感じです。楽しみですねえ。

こちら、フォード64サンダーボルトが仕上がりました。マジでいいキットでしたよ。
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さっそく見てきました (kitazawa)
2010-02-03 21:37:10
サンダーボルト、ヤバいです。カッコ良すぎます。物欲スイッチ入っちゃいそうです。
サンダーボルトって、コーティナ・ロータスのデカい奴って感じがしません? イヤ逆か。アメリカのフォードの方が元ネタでしたね(笑)。

グリーンの色調には非常に満足してるんですが、写真はどーもねー。自分のモニターで見ても、実物通りの色味にならないんですよ。
静岡では例によって2ショット撮影ですね。楽しみです。頑張って作ろうっと。
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