
ACエースが完成したので、次のキットにもう取りかかっているんですが、その前に買い物報告をひとつ。
エッシーのメルセデス・ベンツ500SLCです。
R107系SLCは、同系SLをベースにホイールベースを約25センチ延長して2ドア・ハードトップに仕立てたもの。Sクラスのクーペだと思っている人が多いようですが、実はメカ周りはW114ミディアム(Eクラスのご先祖)から流用してます。スポーツカーというよりは軟派ゴージャス路線ですが、それががビバヒルあたりのヒヒジジイどもに大受けで、空前の大ヒットを飛ばしました。
私が子供の頃、テレビでよく放送していた「刑事コロンボ」とか「バイオニック・ジェミー」とか「チャーリーズ・エンジェル」なんかのアメドラには、もうワンサカ出てきました。70'sアメリカン・ハイソ文化を象徴するクルマといっても過言じゃないでしょう。ドイツ車だけど、イメージとしちゃ完全にアメリカ、それも西海岸方面なんですね。
当時、日本じゃメルセデスの新型車と路上でバッタリなんて滅多に無くてね。実物をナマで拝んだのは晴海の外車ショーが初めてでした。デカくて豪華で押出し炸裂なそのルックスときたら、国産車とは較べるべくもないアナザーワールド。人間に例えるならハリウッドスターのダイナマイト・パツキンチャンネエ的な。ブルック・シールズとかファラ・フォーセットとかの類いですよ。将来こんなのにノッてみたいなんて畏れ多くて考えられないワケで。
ガキの頃の刷り込みってのは結構キョーレツで、今もってメルセデスのクーペといやぁ即座にこれが思い浮かびます。ガルウィングよりもタテ目よりもSLCなんだな、ワタシ的には。
しかしSLC、なぜかキットには恵まれないんですね。1/24だとオオタキ(現マイクロエース)とエッシーの2つだけ。オオタキはモーターライズ時代モノとしちゃそれなりに良キットですが、今の目で見りゃぁモーター玩具の範疇ですから、スケールモデルとしてはエッシーに軍配が上がります。
まあしかし、これも完勝ってワケじゃない。土俵際で辛くもうっちゃり、みたいな感じなんですよね。
↑エッシーらしいユルユルなボディ。一応SLCには見えるけど、よく見るとSLCをパクったブラジルあたりのインチキカーみたいな風情もある。
↓外装パーツ。バンパーもメッキはかかってません。まあ今はイイ塗料があるから良いけどね。グリルなんか、かなりビミョーだなぁ。横バーの間が抜けてるのは誠意を感じますがね。

↓シャシー。なんかこう、いろいろ足りないモノがある気がします。大雑把と言うか、アバウトと言うか。

↓エンジン・サスペンション再現のフルディティ-ルなんですが、何かこうモデラーの心を高揚させるようなものが無い。まあ一応全部揃ってますけどね、みたいな。同時期のモノグラムとかイタレリと比べると、ハッキリと解像度が低い感じです。

↓クリアパーツ。窓ガラスはちょっと歪みもありますが、一応使えそう。前後ライトはサクマのドロップスみたいですよ。

↓タイヤのテカテカした質感は、完成後にいつの間にかホイールを食べちゃう「恐怖の浸食ゴム」である可能性が高いぞ。モールドもゴツくて4駆の軽トラ用みたいなシロモノ。タミヤのSEC用が使えるかな。

↓このキットはグンゼ版なんで、ハコには日本語表記があり、説明書も日本語です。しかし成型品はメイド・イン・イタリー。
車名が500SLCになってますが、モールドは明らかに初期型450SLCです。もともと450としてリリースされて、途中で実車に合わせて500にしちゃったのか。しかしそのための必要なアゴのスポイラーが付いてないんだな。まあ別に450でも一向に構いませんけどねワタシャ。

とまあ辛口なコメントに終止しちゃいましたが、それでもずーっと欲しかったキットなんですよ。そう珍しいブツじゃないんですが、なんかこれまで縁が無くてねぇ。少年時代のアイドルだったパツキンチャンネエ、じゃなかったSLCを、1500円というリーズナブルなお値段で我がモノに出来たのは、嬉しい限りですヨ。
今年の後半から来年の前半まで、S.E.M.の製作テーマが「メルセデス・ベンツ」なので、1/43の次作のあと、まずはこのキットをキッチリ仕上げてやろうと思います。
しかしなんですな…こういうのって、イイ歳になってから初恋の相手によく似た女の子を捜し出してイケナイ事をいろいろ教え込んで愛人にするヒヒジジイの気持ちが良く判るってもんだ(笑)。
エッシーのメルセデス・ベンツ500SLCです。
R107系SLCは、同系SLをベースにホイールベースを約25センチ延長して2ドア・ハードトップに仕立てたもの。Sクラスのクーペだと思っている人が多いようですが、実はメカ周りはW114ミディアム(Eクラスのご先祖)から流用してます。スポーツカーというよりは軟派ゴージャス路線ですが、それががビバヒルあたりのヒヒジジイどもに大受けで、空前の大ヒットを飛ばしました。
私が子供の頃、テレビでよく放送していた「刑事コロンボ」とか「バイオニック・ジェミー」とか「チャーリーズ・エンジェル」なんかのアメドラには、もうワンサカ出てきました。70'sアメリカン・ハイソ文化を象徴するクルマといっても過言じゃないでしょう。ドイツ車だけど、イメージとしちゃ完全にアメリカ、それも西海岸方面なんですね。
当時、日本じゃメルセデスの新型車と路上でバッタリなんて滅多に無くてね。実物をナマで拝んだのは晴海の外車ショーが初めてでした。デカくて豪華で押出し炸裂なそのルックスときたら、国産車とは較べるべくもないアナザーワールド。人間に例えるならハリウッドスターのダイナマイト・パツキンチャンネエ的な。ブルック・シールズとかファラ・フォーセットとかの類いですよ。将来こんなのにノッてみたいなんて畏れ多くて考えられないワケで。
ガキの頃の刷り込みってのは結構キョーレツで、今もってメルセデスのクーペといやぁ即座にこれが思い浮かびます。ガルウィングよりもタテ目よりもSLCなんだな、ワタシ的には。
しかしSLC、なぜかキットには恵まれないんですね。1/24だとオオタキ(現マイクロエース)とエッシーの2つだけ。オオタキはモーターライズ時代モノとしちゃそれなりに良キットですが、今の目で見りゃぁモーター玩具の範疇ですから、スケールモデルとしてはエッシーに軍配が上がります。
まあしかし、これも完勝ってワケじゃない。土俵際で辛くもうっちゃり、みたいな感じなんですよね。
↑エッシーらしいユルユルなボディ。一応SLCには見えるけど、よく見るとSLCをパクったブラジルあたりのインチキカーみたいな風情もある。
↓外装パーツ。バンパーもメッキはかかってません。まあ今はイイ塗料があるから良いけどね。グリルなんか、かなりビミョーだなぁ。横バーの間が抜けてるのは誠意を感じますがね。

↓シャシー。なんかこう、いろいろ足りないモノがある気がします。大雑把と言うか、アバウトと言うか。

↓エンジン・サスペンション再現のフルディティ-ルなんですが、何かこうモデラーの心を高揚させるようなものが無い。まあ一応全部揃ってますけどね、みたいな。同時期のモノグラムとかイタレリと比べると、ハッキリと解像度が低い感じです。

↓クリアパーツ。窓ガラスはちょっと歪みもありますが、一応使えそう。前後ライトはサクマのドロップスみたいですよ。

↓タイヤのテカテカした質感は、完成後にいつの間にかホイールを食べちゃう「恐怖の浸食ゴム」である可能性が高いぞ。モールドもゴツくて4駆の軽トラ用みたいなシロモノ。タミヤのSEC用が使えるかな。

↓このキットはグンゼ版なんで、ハコには日本語表記があり、説明書も日本語です。しかし成型品はメイド・イン・イタリー。
車名が500SLCになってますが、モールドは明らかに初期型450SLCです。もともと450としてリリースされて、途中で実車に合わせて500にしちゃったのか。しかしそのための必要なアゴのスポイラーが付いてないんだな。まあ別に450でも一向に構いませんけどねワタシャ。

とまあ辛口なコメントに終止しちゃいましたが、それでもずーっと欲しかったキットなんですよ。そう珍しいブツじゃないんですが、なんかこれまで縁が無くてねぇ。少年時代のアイドルだったパツキンチャンネエ、じゃなかったSLCを、1500円というリーズナブルなお値段で我がモノに出来たのは、嬉しい限りですヨ。
今年の後半から来年の前半まで、S.E.M.の製作テーマが「メルセデス・ベンツ」なので、1/43の次作のあと、まずはこのキットをキッチリ仕上げてやろうと思います。
しかしなんですな…こういうのって、イイ歳になってから初恋の相手によく似た女の子を捜し出してイケナイ事をいろいろ教え込んで愛人にするヒヒジジイの気持ちが良く判るってもんだ(笑)。
このシリーズは当たり外れが大きく、エスコートなんかは本当にいいキットでした。
ボディがねじれていたり、モ-ルドがあさっての方向向いていたりは普通ですが、何かエッシーは憎めないですね。
ついでに600万ドルの男とか、あの辺りのシリーズ、大好きでした。ダラス辺りにもでてきそう。昔中学生のころ、外国テレビ研究会と言うサークルをやっていましたよ。