LITTLEWHEEL Modeler's Diary

モデルフィニッシャー北澤志朗が、カーモデル作りに明け暮れる日々の暮らしを赤裸々に綴ります。

モーガン・プラス8GTR(プロバンス)

2010年01月19日 13時29分05秒 | キット入手
ここ数日、仕事繁多でジャガーは停滞中。
そんな中、ヤフー・オークションの落札ブツが届きました。

青箱時代のプロバンス・ムラージュの1/34レジン・キット。1996年のBPR選手権出場車です。このキット、前から欲しかったんですよ。
2500円スタートで出ていたんですが、なぜか競り合いも無く平穏に落札。定形外で送ってもらったので送料入れても2700円という実にお得な買い物でした。
キットの状態はすこぶる良いです。ヒートプレスの黄変無し、デカールも大丈夫そう。タイヤも硬くなってません(まあ使わないけど)。

それにしても、モーガンでGTレースに出ようという意気が良いですよね。
一見、ロードカーとかなり違って見えるので、パイプフレームにモーガン風の皮だけ被せてあるのかと思いきや、コクピット周辺のパネル形状をよく見ると、どうやら主要部分はプラス8ロードカーのままみたいです。
って事はこのナリの内側には木骨が入ってるのか。ステキです。ステキすぎます。

フロントのエアダムといい、エンジンフード後端のスポイラーやハードトップの形状といい、かなり本気モードですよね。イギリスには旧車を大改造した「モドスポーツ」というレースがありますが、そういう系統のイジリかただなぁ、コレは。
日本ではハイブロウなエンスーの人がシャナリシャナリと乗るようなイメージが強いモーガンですが、本国ではけっこう武闘派で、レースにもよく出てきます。
モーガン家には「当主は自らレースするべし」みたいな家訓でもあるのか、歴代の社長さんも必ずレースに出場してますし。



↑モーガンのディーラで売ってるノベルティのハンドクリーナー、じゃありませんよ。
グリルのモールドは実に秀逸。丸みが付いてるので、エッチングじゃない方がイイのです。さすがプロバンス、判ってらっしゃる。
ヘッドライトが上向いてるのは空力対策か?(笑) そのせいでエアロ8かと勘違いしそうになりますが、クラシックなプラス8がベースなんですね。



↑コクピットも結構細かくモールドされてます。「プロバンス見てきたような嘘をつき」なんて言葉がありますが、このキットはけっこう実車に忠実なディティールになってるみたい。全部切り離して塗装するヒトも少なくないみたいですが、私はこの一体モールド、わりと好きです。



↑完成するとこういう風になるはず。ウームカッコ良いぞ。わくわく。
なぜかステアリングやブラックボックス類はピンクに塗ってあります。ピンクボックスか。英国的悪趣味って奴ですね。

こういうゲテモノは絶対プラモデルにはなりませんが、最近は1/43レジン・キットやメタル・キットもすっかり下火で、寂しいかぎりです。このジャンルはこのまま先細ってフェードアウトしちゃうんだろうか…?


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2 コメント

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モーガンキタ! (松田 乱暴丑)
2010-01-20 19:01:06
こんばんは、松田 乱暴丑です。

プラス8のBPR選手権車両ですか!
当時、雑誌で見た時に「スゲー!」と立ち読み中に叫んでしまい、こっぱずかしい思いをしたことがあります(笑)
小さい写真が2枚くらい掲載されてましたが、インパクトは充分でした。

英国車特有の雰囲気というか、「洗練された野暮ったさ」なんて言葉があるのかわかりませんがカッコ良いですね(なんて言えばいいかわからない…)是非、実車が欲しいです。
自分もいつか手に入れるぞ!ベントレー!(あれ?モーガンじゃない?)




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スゲー!ですよね (kitazawa)
2010-01-20 20:46:22
色々な意味で(笑)。
英国の小規模メーカーのスポーツカーが魅力的なのは、作っている人たちが基本的に人の意見をあまり聞かないからでしょうね。
自分たちが一度「これがイイ」と決めたものを、ブレる事無く一途に追求していく。だから旗色が鮮明で、それが好きなヒトにはもうタマラナイわけで。
アルミフレームのエアロ8が出た時には「ついにモーガンもモダンになってしまうのか…」と思いましたが、相変わらずフレームの上半分に木骨を使っていると知って安堵しましたっけ。
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