昨年5月の静岡ホビーショーで、輸入業者のブースでひっそりとパッケージ写真だけが展示されていたこのキット。
まだ流通量が少ないのと、スケールが1/32ってことで引きが弱いのか、イマイチ話題になっていませんが、出来の良いキットですよ、コレ。
ずっと待っていた甲斐がありました。
なかなか店頭では見つからず、ネット通販でも売り切れ続出で手に入らず。海外に仕事で行く事の多い模型友だちに、アチラで買ってきてくれるように頼んでおいたんですが、意外にも身近なところであっさりゲットできました。
藤沢駅周辺に唯一残った個人経営の模型店である「赤羽玩具模型店」に行ってみたら、1個だけあったのです。一緒にリリースされたアストンマーティンの方は残っていなくて残念でしたが、まあそっちは引き続き友達に頼んでおくことに。
↑パッケージは鉄道模型メーカー・ホーンビーの傘下になってからの「新生エアフィックス」の共通フォーマット。スーパーリアルなイラストが非常にカッコ良い。赤い枠も新鮮でよく目立って、なかなかよろしいですな。
かつてのノスタルジックな油彩調とは全く違う雰囲気ですが、箱本体が二重折箱な事もあって、手にとると高い品質感があります。箱の出来が悪いせいでボディ潰れの返品が多かった、ハンブロール時代の製品を思い出すに、今昔の感ヒトシオだ。
↓ボディは素晴らしいモールドです。かっちょイイっ!
1/32っていうと、ついついモノやAMTのスナップとか、LS/マイクロエースを思い浮かべちゃいますが、コレは全く別世界。スゴくカッチリしてます。スジ彫りはとても細くて繊細だし。比較的肉厚があってガッチリしているのは、完成品スロットカーの金型を流用しているからなのかな。でも、ミニカーをキット化したみたいなイヤらしさは、ほとんど感じられません。
材質はABSではなく普通のスチロールのようです。ハンブロール時代は非常に柔らかくてコシの無いプラでしたが、このキットはプラ質も良さそうです。
↓ボディ以外のパーツは全てグレーのプラで成型されています。こちらもパキッと硬めのプラ。
シャシーはアシ周りの取り付けが独特で、車高の調整がし易そう。この構造、どこかで見たなーと思ったら、ホーンビーの1/32キットとよく似てる。ただ、あっちは車軸がシャシーと一体でしたが、こっちは車軸部分が別パーツ。
ワイパーもここに入っていますが、ものすごく細くて、これならエッチングの出番はなさそうです。
↓タイヤ/ホイール&ロールケージ。タイヤはゴムではなくホイールと一体ですが、スポークの間はキレイに抜けてます。タイヤの裏面の「蓋」もある。センターロックナットのモールドがシャープでイイ感じです。細くモールドされたロールケージには型ズレほとんど無し。
↓コクピット関係。まあさほど細密じゃないけど、補機類の配線もモールドされてます。突出しピン痕がやたら大きいのがちょっと気になる。
バケットシートにモールドされたハーネスのど真ん中にもピン痕(笑)こういうのって中国生産のキットにはよくありますね。金型設計者はとても真面目に仕事しているけど、クルマというものをよく判ってない感じ。
ディスクブレーキのモールドは良いですね。ウィングもエッジがスキッと尖ってます。
↓クリアーパーツ。整形もとてもキレイですが、ちゃんと別の袋に入っていて、キズ対策もバッチリです。
ヘッドライト・カバーは若干厚みが気になります。
↓デカール。カルトグラフ風の良さげなもの。白いところが多くて写真だと判然としませんが、印刷はきれいで精密、小さい文字もシャキッと出てるようです。
↓塗装&デカール説明書。なんとカラー印刷! 組み立て説明書とは別になっています。
パーツの状態で眺めても質感の高いモールドで、旧来の「輸入プラ」の先入観を抱いていると、箱を開けた時にちょっとビックリしちゃうほどです。これは国産キットしか作った事が無い人でも、おそらく全く問題無いんじゃないかと。
値段も安いし(1607円!)1/24の小難しいキットをカリカリ作ってヘトヘトになった後なんかに、気軽に作るとイイかも。リハビリっぽく心を癒してくれそうですヨ。
というわけで、アストンマーティンの方も早く手に入れたくてウズウズしてます。
メーカーのサイトには、今年のリリース予定として、現行型ミニ・クーパーSが出ています。これも非常に楽しみだなぁ。
1/35ミリタリーの方でも、今年は東欧系メーカーを中心に民間車両のキットが色々来る予定だし、ミニスケール・カーモデルがアツくなりそうですよ。
まだ流通量が少ないのと、スケールが1/32ってことで引きが弱いのか、イマイチ話題になっていませんが、出来の良いキットですよ、コレ。
ずっと待っていた甲斐がありました。
なかなか店頭では見つからず、ネット通販でも売り切れ続出で手に入らず。海外に仕事で行く事の多い模型友だちに、アチラで買ってきてくれるように頼んでおいたんですが、意外にも身近なところであっさりゲットできました。
藤沢駅周辺に唯一残った個人経営の模型店である「赤羽玩具模型店」に行ってみたら、1個だけあったのです。一緒にリリースされたアストンマーティンの方は残っていなくて残念でしたが、まあそっちは引き続き友達に頼んでおくことに。
↑パッケージは鉄道模型メーカー・ホーンビーの傘下になってからの「新生エアフィックス」の共通フォーマット。スーパーリアルなイラストが非常にカッコ良い。赤い枠も新鮮でよく目立って、なかなかよろしいですな。
かつてのノスタルジックな油彩調とは全く違う雰囲気ですが、箱本体が二重折箱な事もあって、手にとると高い品質感があります。箱の出来が悪いせいでボディ潰れの返品が多かった、ハンブロール時代の製品を思い出すに、今昔の感ヒトシオだ。
↓ボディは素晴らしいモールドです。かっちょイイっ!
1/32っていうと、ついついモノやAMTのスナップとか、LS/マイクロエースを思い浮かべちゃいますが、コレは全く別世界。スゴくカッチリしてます。スジ彫りはとても細くて繊細だし。比較的肉厚があってガッチリしているのは、完成品スロットカーの金型を流用しているからなのかな。でも、ミニカーをキット化したみたいなイヤらしさは、ほとんど感じられません。
材質はABSではなく普通のスチロールのようです。ハンブロール時代は非常に柔らかくてコシの無いプラでしたが、このキットはプラ質も良さそうです。
↓ボディ以外のパーツは全てグレーのプラで成型されています。こちらもパキッと硬めのプラ。
シャシーはアシ周りの取り付けが独特で、車高の調整がし易そう。この構造、どこかで見たなーと思ったら、ホーンビーの1/32キットとよく似てる。ただ、あっちは車軸がシャシーと一体でしたが、こっちは車軸部分が別パーツ。
ワイパーもここに入っていますが、ものすごく細くて、これならエッチングの出番はなさそうです。
↓タイヤ/ホイール&ロールケージ。タイヤはゴムではなくホイールと一体ですが、スポークの間はキレイに抜けてます。タイヤの裏面の「蓋」もある。センターロックナットのモールドがシャープでイイ感じです。細くモールドされたロールケージには型ズレほとんど無し。
↓コクピット関係。まあさほど細密じゃないけど、補機類の配線もモールドされてます。突出しピン痕がやたら大きいのがちょっと気になる。
バケットシートにモールドされたハーネスのど真ん中にもピン痕(笑)こういうのって中国生産のキットにはよくありますね。金型設計者はとても真面目に仕事しているけど、クルマというものをよく判ってない感じ。
ディスクブレーキのモールドは良いですね。ウィングもエッジがスキッと尖ってます。
↓クリアーパーツ。整形もとてもキレイですが、ちゃんと別の袋に入っていて、キズ対策もバッチリです。
ヘッドライト・カバーは若干厚みが気になります。
↓デカール。カルトグラフ風の良さげなもの。白いところが多くて写真だと判然としませんが、印刷はきれいで精密、小さい文字もシャキッと出てるようです。
↓塗装&デカール説明書。なんとカラー印刷! 組み立て説明書とは別になっています。
パーツの状態で眺めても質感の高いモールドで、旧来の「輸入プラ」の先入観を抱いていると、箱を開けた時にちょっとビックリしちゃうほどです。これは国産キットしか作った事が無い人でも、おそらく全く問題無いんじゃないかと。
値段も安いし(1607円!)1/24の小難しいキットをカリカリ作ってヘトヘトになった後なんかに、気軽に作るとイイかも。リハビリっぽく心を癒してくれそうですヨ。
というわけで、アストンマーティンの方も早く手に入れたくてウズウズしてます。
メーカーのサイトには、今年のリリース予定として、現行型ミニ・クーパーSが出ています。これも非常に楽しみだなぁ。
1/35ミリタリーの方でも、今年は東欧系メーカーを中心に民間車両のキットが色々来る予定だし、ミニスケール・カーモデルがアツくなりそうですよ。
こちらは古いタミヤのスロットボディのロータス40を仕上げました。
古いキットも少し手を入れると見違えますね。