(雨が全く降らず、畑の野菜などもすっかり枯れ始めた。)
今日(13日)も晴天で、うだるような暑さが続いている。
昼の間は、とても外に出る気がしない。ひたすら水(ビール?)を飲んで、じっと耐えている。
エルニーニョの影響とかで、今年の1月頃からほとんど雨が降らないという。畑の野菜も枯れ始め、木々の葉もうなだれて、まるで元気がない。
深刻なのは、ソルソゴンの村。水源は山の小さな泉だけで、村まで長いパイプをひいているのだが、普段でも、人々は、コンテナを並べて長い時間待たなければならない。
それが、この日照りで、泉の水も少なくなり、多くの人々は、隣村へ水を買いに行ったり、タンク車から水を買わなければならなくなった。
たとえば、オポックの家では、1日に20以上のコンテナの水が必要だという。彼は、トライシクルの運転手なので自分で隣村に行って水を買えるが、タンク車から買う場合は、1コンテナで5ペソもする。
ソルソゴンでは、水不足に加えて、デング熱も発生して死者も出ている。水がないのに、蚊が増えているというのは皮肉なことだ。
サマールの人々の暮らしは、ますます深刻になっている。
(ソルソゴンに町からやってくる給水車。コンテナいっぱいで5ペソ(約10円)。以前、サマール協会でも、こんな給水事業ができないかと検討したことがある。)