サマール日記(ブログ版)

チョイさんのフィリピン・サマール島での滞在記録

「サマール子豚基金」の提案。ご意見をお聞かせください。

2007年09月03日 | Weblog

(「私のお父さん、お母さんになってください」と子豚たちが待っている。)

 実は、この夏の暑さで、私のバイオガス事業の豚小屋では、豚たちがバタバタと死んでしまいました。特にソルソゴンでは、10数頭の豚が死に、残ったのはわずか2頭という惨状です。
 異常な暑さで弱っているところに、何か、伝染病が流行った可能性があります。ソルソゴンでは、他の、養豚事業をしているところでも、豚が相次いで死んだようです。フィリピンでは、今、豚コレラが流行っているという話も聞きます。

 私のバイオガストイレ事業は、単なる一時的な援助に終るのではなく、施設の自立が可能になるように、養豚からの収入に頼っています。また、公衆トイレだけではバイオガスの原料には不足なので、豚の糞が必要です。豚がいなくなると、いずれバイオガスの発生は止まってしまいます。

 しばらく消毒のために豚小屋を空ける必要がありますが、管理組合のお母さんたちは、なんとか来年1月から養豚を再開したいと考えています。
 しかし、管理組合は、大量の豚の死亡で手持ち資金がなくなり、子豚の購入資金(1頭約5000円)がありません。
 管理組合のお母さんたちは、どこかでお金を借りて子豚を購入しようと言っていますが、かなりのリスクをかかえてしまいます。

 こうした現状に、日本の皆さんが、子豚のオーナーになる「サマール子豚基金」事業を考えました。まだ、構想段階ですので、皆さんのご意見、また、「私も子豚のオーナーになるよ」と言ってくださる方は、ぜひ、コメント欄にご記入ください。もう少し検討して、9月中には基金をスタートしたいと考えています。

・事業地は、ソルソゴン。
・子豚の購入資金と4ケ月分の飼料代、予防注射や薬代などをあわせて1.3万円(1口)払ったものが、子豚のオーナーとなる。
 
(あるいは、少し切り上げて、1口・1.5万円)
・子豚には、オーナーの名札をつけ、オーナーが決めた名前をつける。
・それぞれの子豚の飼育責任者を管理組合のお母さんの中から決める。
 希望されるオーナーについては、オーナーの写真、メッセージを飼育責任者のお母さんに渡し、各オーナーには、その子豚の写真、飼育責任者のお母さんの写真、メッセージを送る。
・4ケ月経過すると、育った子豚を売りにだす時期となる。その子豚を売りに出すか、あるいは残して子豚を生ませる母親豚にするかを決定する。
・4ケ月で売った場合、子豚の売却価格は約1.5万円ほどだが、オーナーに基金を返却せず、次の子豚の購入資金や、施設の運営資金等に充てる。
・母親豚となった場合は、さらに8ケ月ほど経過すると妊娠可能となる。1頭の母親豚は、3~4回にわたって、1回、10頭ほどの子豚を出産する。

・子豚の飼育は、管理組合のお母さんたちが責任を持つが、途中で死亡してもオーナーは異議をとなえない。
・来年1月には、15頭ほどの子豚の購入を予定しているので、基金は15口をもって締め切る。

 とりあえず、上記のような構想ですが、どうでしょうか? ご意見をお寄せください。
 子豚のオーナーになってくださる方はおられますか? 
 サマールに夢を買いましょう! たった15口、早いもの勝ちですよ!