精神的な苦しみは思いを変える

残る四つの苦しみは、心、精神の問題12/15
瀬戸内寂聴さんの青空説法は人気があり沢山の方が集まっています。それを見て悩み多き日本人かな、と感じてしまいます。問題は思い込みの強さから来るものがほとんどではないだろうかと感じます。思い込みは麻薬です。他の人から見ればそうではないことでも、本人は絶対だと思っていますから冷静に分析できないのです。現代医療は進んでいる、癌は治る病気となった。と思っている人もいます。医者は病気を治せる人だと思っています。薬は病気を治すものだと98％の人が思っています。宗教は人を救うものだとも思っています。この思い込みが人間を相当苦しめていると思います。

間違っていても、楽しい方向に思い込むことは苦しみにはなりません。他人は能天気などと言うかも知れませんが、この馬鹿さ加減が苦しみから逃れるコツでしょう。
そう言う馬鹿な私もなかなかバカになれずに苦しむ人間です。

馬鹿になるのはなかなか難しいもので、バカな人ほど利口がる傾向にあります。子供にでも分かるような話をしますと、鬼の首でもとったように批判する人が、小さな自治会などには沢山いて、人の話を終わりまで聞く能力が有りません。農協か地方公務員などの役付き人間になどによく見られます。こうゆう場に遭遇した時は、逃げるが勝ち、相手にしないことです。相手にすれば自分までレベルが落ちてしまうからです。「怨憎会苦」の苦しみがこれで、この苦しみから逃れるにはレベルを合わせないことです。