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奈良の病院詐欺:生活保護費を管理 不当な天引きの有無捜査

2009年06月22日 | 行政書士他の士業職
 生活保護費を管理する典型的な“生保ビジネス”ですね。
 生活保護制度を抜本的に改革することと、無職になっても社会保険に加入を続けられる制度が必要ですね。
http://mainichi.jp/select/science/news/20090622dde041040033000c.html


 奈良の病院詐欺:生活保護費を管理 不当な天引きの有無捜査

 奈良県大和郡山市の医療法人雄山会「山本病院」が、生活保護受給者に対し、手術や検査をしたように装って診療報酬を不正請求していたとされる詐欺事件で、同病院が受給者の保護費を一括管理していたことが、県や関係者への取材で分かった。生活保護受給者は、医療費以外に日用品費などが公費で支払われる。県警は、同病院が受給者の了解を得ていたかや不当な天引きをしていなかったかなど慎重に調べる。

 県によると、同病院は生活保護法に基づく指定医療機関。21日に実施した立ち入り検査では、入院患者は79人で、このうち約6割が生活保護受給者だった。受給者には、医療費の他に日用品費など月額約2万3000円が支給される。

 県によると、病院は受給者の約半数の保護費を管理。テレビなどのリース代をそこから差し引いていたという。以前勤務していた元職員は「患者が事務室で『金を下ろしてくれ』と言っていた。市への生活保護の申請手続きなども病院がやっていた。こんなことまでするのかとびっくりした」と話す。本人の同意があれば、保護費の管理は違法ではない。

 これまでの県の調査では、不当な天引きなどは確認されていないが、関係者によると、保護費の管理を病院側に任せきってチェックしていなかったり、気づかない受給者もいるとみられる。【上野宏人、高瀬浩平】


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