10月も今日で終わり。
色鮮やかな紅葉はすっかり終わり茶褐色の山々になりました。
この季節になると思い出すことがあります。
次男が不登校後、1回目の別室登校をしていた小学校5年生のちょうど今頃の季節。
次男は、茶褐色の山々を見て「紅葉が綺麗だね」と言いました。
私は不勉強な母でしたから「え?綺麗じゃないよ!」と即答しました。
その後次男は「綺麗じゃないって言ったーーー」と打ちひしがれたように落ち込んでしまいました。
なぜそれだけでそんなに落ち込むのか全く分かりませんでした。
その頃、3カ月に1度くらい音更の児童精神科の医師の診察を受けていました。
そのエピソードを話すと
「お母さんは紅葉の色について否定したのでしょうが、
この子にとっては自分の全てを否定されたように感じたのでしょう。」
おお~だからあんなに打ちひしがれたのか!では私は何て言えばよかったのですか?
「まずは『そう思うんだね』と受け止めましょう。
そのあとに『お母さんは赤や黄色の鮮やかな葉っぱの時が綺麗だと思っていたよ。』と言うのはどうでしょう。」
目からウロコがバラバラと落ちて行った瞬間でした。
今なら、茶褐色のこの色を綺麗だというそのわびさびのわかる感覚が素晴らしいとか、
こんな色も味があっていいよね~とか言えるのになあ。
その医師にはその後も、お話しする中で私の狭~い考え方を
押し付けることなく広げていただいたように思います。
私にはぴったりの医師だったのですね。
そして『医師と相談しながら不登校している』という事が
なかなか理解してもらえない方に説明する時、私にとっての大きな防波堤になってくれました。
道立病院だったので診察代は安くて、知らない人ばかりの町へ行くことは
親子の気分転換にもなりました。
その頃よくコブクロの『どんな空でも』を聴きながら車を走らせていました。
次男が眠ってしまったのを確認して訳もなく流れる涙を拭い、片道約150キロを爆走しました。
ほぼ5年間、3~4カ月おきに通いましたがよく無事だったと思います。
ただ。
私は爆走しているつもりでしたが、どんどん他の車に追い抜かされていましたけど
色鮮やかな紅葉はすっかり終わり茶褐色の山々になりました。
この季節になると思い出すことがあります。
次男が不登校後、1回目の別室登校をしていた小学校5年生のちょうど今頃の季節。
次男は、茶褐色の山々を見て「紅葉が綺麗だね」と言いました。
私は不勉強な母でしたから「え?綺麗じゃないよ!」と即答しました。
その後次男は「綺麗じゃないって言ったーーー」と打ちひしがれたように落ち込んでしまいました。
なぜそれだけでそんなに落ち込むのか全く分かりませんでした。
その頃、3カ月に1度くらい音更の児童精神科の医師の診察を受けていました。
そのエピソードを話すと
「お母さんは紅葉の色について否定したのでしょうが、
この子にとっては自分の全てを否定されたように感じたのでしょう。」
おお~だからあんなに打ちひしがれたのか!では私は何て言えばよかったのですか?
「まずは『そう思うんだね』と受け止めましょう。
そのあとに『お母さんは赤や黄色の鮮やかな葉っぱの時が綺麗だと思っていたよ。』と言うのはどうでしょう。」
目からウロコがバラバラと落ちて行った瞬間でした。
今なら、茶褐色のこの色を綺麗だというそのわびさびのわかる感覚が素晴らしいとか、
こんな色も味があっていいよね~とか言えるのになあ。
その医師にはその後も、お話しする中で私の狭~い考え方を
押し付けることなく広げていただいたように思います。
私にはぴったりの医師だったのですね。
そして『医師と相談しながら不登校している』という事が
なかなか理解してもらえない方に説明する時、私にとっての大きな防波堤になってくれました。
道立病院だったので診察代は安くて、知らない人ばかりの町へ行くことは
親子の気分転換にもなりました。
その頃よくコブクロの『どんな空でも』を聴きながら車を走らせていました。
次男が眠ってしまったのを確認して訳もなく流れる涙を拭い、片道約150キロを爆走しました。
ほぼ5年間、3~4カ月おきに通いましたがよく無事だったと思います。
ただ。
私は爆走しているつもりでしたが、どんどん他の車に追い抜かされていましたけど