銀の匙かげん

後味よい 究極ハッピーエンドをめざす
これまで観た好みの映画のことなど 
ぼちぼちと 備忘メモとして

楽園の瑕

2009-05-17 | 映画


★★★★★

金庸の小説をもとに王家衛(ウォン・カーウァイ)が作った武侠映画。
原作は有名らしいのですが、読んだことありません。原作に忠実かどうかも?

1994年製作
監督・脚本・・・王家衛(ウォン・カーウァイ)
撮影・・・・・・・クリストファー・ドイル
美術・・・・張叔平(ウィリアム・チャン

時代劇だけど、登場人物がそれぞれ魅力的で活き活きしています。(映画の中も外も)然もその活力源が、恋愛そのものなのです・・・時代は関係ない。なので、感情移入しやすく、観るたびにその相手(私のお気に入り)が変わってしまうのです。
何度観ても発見・謎解きがあり、ウォン・カーウァイ映画の中でも大好きな作品です。一番かも。
ウォン・カーウァイといいアン・リーといい、役者選びのうまい監督は、作品もその人も 俳優以上に魅力的です。

個性光る登場人物
歐陽峰<西毒>・・・・張國榮(レスリー・チャン)
黄薬師<東邪>・・・・梁家輝(レオン・カーフェイ)
盲剣士・・・・・・・・・・梁朝偉(トニー・レオン)
洪七 <北夷>・・・・・張學友(ジャッキー・チョン)
燕/媛・・・・・・林青霞(ブリジッド・リン)
桃花・・・・・・・・劉嘉玲(カリーナ・ラウ)
歐陽峰の兄嫁・・・・・・・張曼玉(マギー・チャン)
村の娘・・・・・楊采[女尼](チャーリー・ヤン)

梁家輝(レオン・カーフェイ)
憎めないプレーボーイ役。この人たたずまいが美しい。黒沢映画の三船敏郎の様なあっけらかんとした明るい大きさがいい。なぜ王家衛作品はこれ一本なのか。トニーレオンを喰ってしまうからかな?もっと出演してほしかったなあ。
ハリウッドや欧州進出も自然だったのに、欲張りじゃないみたいですね。「ラ・マン」での梁家輝、カリーナ・ラウが撫でる馬のように美しかったのです。

リメーク版のDVDの発売が待ち遠しい。
映像と音楽、一見難解なストーリーが持ち味の王家衛作品。
レスリーの姿、声、ヨーヨ・マの音楽、どんなふうに味付けされてるのか楽しみです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。