SIDEWALK TALK

知行合一

Ono_shinya縁があって、小野晋也さんというひとを招いての講演会に携わった。
地元の青年経済人(若手経営者)を集めての講演会を企画した。
100名程度の動員目標を立てたんだけど、
結果的に140名ほどの参加者があり、成功裏に終わることができた。


それはいい。
義理できてくれた参加者には非礼なことなんだけど、
僕は、小野氏の人物像に対して疑心暗鬼な部分があったし、
今も、わずかながら、その気分を払拭できていない。
山師的なマインドを感じてしまうんだよな。


とは言え、この講演会の提唱者の S 氏や M 氏はピュアハートの持ち主で、
自身の栄誉や名声など微塵も求めてない。
だから、僕はこの事業にコミットした。


きのう1度お会いしただけだけど、
小野晋也さん(とその友人)は陽明学の徒なんだろう。
僕は二次会の寿司屋で、思い切ってその感想をぶつけてみた。
すると脇から、小野さんの東大時代の同級生、M さんが1冊の本を僕に差しだした。

  「伝習録」 by 王陽明

目から鱗が落ちた。
学生時代、陽明学に仄かな憧憬があって関連書籍を探したんだけど、
ついぞ巡り逢わなかった。
今回 M さんが「伝習録」の訳本を、偶然、持ち歩いておられた。
それを、その場で(その寿司屋で)、僕にプレゼントしてくれた。


素人解釈ながら、陽明学思想はプラグマティズムなんだろう。
商売にしろ、社会開発にしろ、ボーイスカウトのような青少年事業にしろ、
「知行合一」のマインドをもって立ち居振る舞いをしていきたいと改めて感じた一日だった。

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